昨日の記事
↓
こいつの続きをいくね〜
質問は(緑色が今日の質問部分ね)
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毎日お世話になってます。
また質問よろしくお願いしますm(._.)m
またパーマ剤と縮毛矯正の質問です。
2種類のメーカーの違う縮毛矯正のお薬の事です。
A商品
SH(PH9.3 チオ10.7 アルカリ6.5㎖)
M (PH9.0 チオ9% アルカリ4.2㎖)
CA/TG (PH8.3 チオ6.2% アルカリ3.5m)※モノエタノールアミン無
→ ※モノエタノールアミンは最近ドS様のブログで勉強して理解してるつもりです。
B商品
1番強いお薬
PH9.0〜9.5 アルカリ4.8〜5.3 (チオの事は書いてありません)
これは…Bの商品に1番近い(薬の強さが近い)のは、Aの商品のなかではMになるのでしょうか?
それと、例えば…
A商品のSHでいうと…
アルカリが6.5㎖入ってるから還元濃度のチオは10.7%になります。
で、PHが9.3の薬剤です。
と、いう捉え方でいいんでしょうか?
酸化理定数のブログも見させてもらいました。
このAの商品のSHなら…
チオ10.7% ←これを見て酸化理定数はだいたい(正確な数字はわからないと書いてあったので)こんなもんかな〜と思えばいいのでしょうか⁇
数字見るとパニックってしまいます。
私には難しすぎて頭がパンパンです⤵︎。
よろしくお願いします。
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はいはい〜
昨日は 話が逸れちゃって 長くなってごめんね〜(笑)
んじゃ 今日の部分
>それと、例えば…
A商品のSHでいうと…
アルカリが6.5㎖入ってるから還元濃度のチオは10.7%になります。
で、PHが9.3の薬剤です。
と、いう捉え方でいいんでしょうか?
残念ながら それは 全く違うよ…(汗)
A商品SHの薬剤のスペック SH(PH9.3 チオ10.7 アルカリ6.5㎖)
>アルカリが6.5㎖入ってるから還元濃度のチオは10.7%になります。
この考え方だと どんな薬剤でも アルカリ度で チオ濃度が決まってしまうんだよね???
もしかして アルカリ度6.5ml → チオ10.7 → pH9.3 こんな感じに思ってるのかな?
残念ながら この3つの数値には 全く関連性はないんだよね・・・
まずね 君はもしかして アルカリ度6.5㎖ っていうのを勘違いしていないかな???
パーマや縮毛矯正剤の アルカリ度 っていうのは、モノエタノールアミンやアンモニアなどのアルカリ剤が 6.5㎖ 入っていると勘違いしてない?
薬剤のアルカリ度っていうのは
アルカリ性の水溶液を中性(pH7)まで
中和するために必要な塩酸類の量の数値です!
この薬剤でいうとね、一定量のpH9.3のこの縮毛矯正剤を 中性(pH7)にするには 塩酸を 6.5ml 混ぜる 必要があるって事ね。
少し言い方を変えれば… 一定量のpH9.3のこの縮毛矯正剤に 塩酸を6.5㎖混ぜたら 中性(pH7)になるっていう解釈でもいい。
アルカリ度=アルカリ剤の量ではなく、塩酸 の量です。
詳しくは
↓
だから・・・
A商品SHの薬剤のスペック SH(PH9.3 チオ10.7 アルカリ6.5㎖)
この薬剤の捉え方としては…
還元剤がチオ10.7% ジチオ3.7%で pH9.3 の縮毛矯正剤に塩酸を入れて アルカリ度を計測したら 6.5ml でした。
もしくは 薬剤開発をしてる場末のぢ〜ぢのような人間なら、チオ10.7%、ジチオ3.7% で pH9.3 の縮毛矯正剤をアルカリ度が6.5ml になるように設計しました。っていうことになるかも知れません。
この記事↓
に書いてあるんだけど
パーマや縮毛矯正の1剤ってのは このような成分で出来てます。
↓
よく薬剤の pHとアルカリ度が連動してたり、同じように考えている人もいるのですが・・・
アルカリ度 は 配合されてる添加剤などの
その他の成分 の影響で変わります!
※この仕組みを利用して薬剤のアルカリ度は 開発者の考えで、アルカリ度を低くしたり、安定感を出すためにあえてアルカリ度を高く設計したりもします。
>酸化理定数のブログも見させてもらいました。
酸化理定数???
ごめん・・・ もしかしてどこかの記事で ぢ〜ぢが間違えてそう書いていたのかな???
たぶんそれは 酸解離定数(pka) の事だと思うよ(ゴメンね)
酸解離定数(pka)の記事
↓
>このAの商品のSHなら…
チオ10.7% ←これを見て酸化理定数はだいたい(正確な数字はわからないと書いてあったので)こんなもんかな〜と思えばいいのでしょうか⁇
これも どこかの記事でぢ〜ぢの記述が間違えてたり、わかりにくく書いていたのかも知れないけど(ゴメンね)
酸解離定数(pka)ってのは だいたいとか 正確な数字はわからないとかじゃなく 還元剤によってちゃんと決まってます(汗)
チオグリコール酸=pH10.4、システアミン=pH8.3、システイン=pH8.4、スピエラ=pH6.9、GMT=pH7.8
この場合の チオ10.7% っていうのは チオグリコール酸という還元剤の 濃度 の事だね。
んで チオグリコール酸の酸解離定数は pH10.4 そうこれは pH の事なんで、全く違うお話だよ。
酸解離定数(pka)ってのは その還元剤で決まったpkaの pHの時に
還元剤の半分がイオン化されて働くっていう事なんだけど・・・
どういう時に使うのかと言うとね、例えばチオとシスアミの特性を考える時に、チオはpH10.4、システアミン=pH8.3という数値から考えて
チオはシスアミより pHが高くないと 働かない還元剤である!
シスアミはチオより pHが低くても 働く還元剤である!
っていう目安になるって事なんだよね。。。
あと この時も勘違いしやすいのでちょっと注意しとくと、pkaが低いのでpHが低くても還元剤が働きやすい っていうと強くかかるというイメージを持つ人が多いけどこれは違うよ。
◎還元剤が働きやすい = 還元力が強い って訳ではないからね!
例えば
チオグリコール酸=pH10.4、システアミン=pH8.3、システイン=pH8.4
この酸解離定数(pka)を見ると、チオだけがアルカリが高く(強く)ないと働かないよね。
んじゃこれらを同じ濃度で、pH8.5ぐらいのパーマ液を作ったとすると、pkaの高いチオだけがあまり働かないよね!?
でもね、この3種類の還元剤の中で システインは そもそもの還元力がすご〜く弱いんだよね。。。
同じ濃度でpH8.5ぐらい薬剤でも、シスはチオより かなり ゆる〜い(弱い)還元力なんだよね♪
これ GMTやスピエラでも同じ事が言えてるんだけど…
酸解離定数(pka)が低いからって、かならずしも pHが低くてもしっかりかかるとは言えないんだよね。
ごめん・・・またまた話が逸れたけど・・・君の質問にお答えすると
還元剤の濃度と
酸解離定数は 違うものだし
チオグリコール酸の
酸解離定数(pka)は
pH10.4 で決まってるからね!
コメント
いつもブログを見て勉強しております!
他所では!やらトリートメントやりましょう!栄養入れましょう!この成分は髪を修復します!なんて色々言っているのでもううんざりです!
だって現場で綺麗になるのはその場限り!次来た時はあれ!なんかパサついてない?ってというのが現場の美容師が思っている事
すいませんついつい!熱くなってしまいました!
〜本題に入らせていただきます!〜
今こちらの低アルカリ縮毛矯正を使わさせてもらっています!
美容師さんが失敗しにくいように開発されたという事が伝わってきます!
他社のものは使えないです
そこで低アルカリ縮毛矯正の質問です
例えば
sc7と8.5を1:1で混ぜた場合
スペックはどのようになるのでしょうか?
単純に8.5単品でいくよりsc7を足すとアルカリ度、phは下がるという事はわかりますがどれくらい下がるか全くわかりません
もし計算方法があるのなら知りたいと思います
エイジング毛など敏感な髪に対してどれくらいのアルカリ、phなら対応できるか?
をある程度自分の中で基準化できればと思います
よろしくお願いします!