パーマや縮毛矯正の還元剤の種類

どS美容師に質問

パーマや縮毛矯正(ストレートパーマ)で

1液と言われる 薬剤。。。

これは 還元剤と言われる
髪の毛のSS結合を切る成分と
一般的には アルカリ剤で作られている。

 

 

パーマや縮毛矯正で毛髪の形状変化する理屈は

この 還元剤 でSS結合を切り

酸化剤と呼ばれる 2液で 再度 結合させる

 

詳しくは

美容師のための基礎講座 酸化と酸性

 

 

・・・・・・・

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今日のさらしもの 友達の理美容師ブログ記事

マイナスのヘアケアやってるとビフォーの状態が良いのです♪

髪は大切に。勘違いは大概に。

・・・・・・・

 

 

んじゃ 今日の読者さんからの質問ね

・・・・・・・・・・

初めまして。ブログを拝見させていただいて
目からウロコで勉強になります。

お恥ずかしい話、美容師の基礎知識を
読ませていただいて気付いたのですが、
私はパーマ液の薬をチオ、チオシス、シスの
3種類しか知りません。

2液も臭素酸か過酸化水素の2種類しか知りません。
先生のお話の中で出てくるブロム酸や
ジチオからして???です。
1液なの?2液なの?

 

頭の中はパニックで、
一体パーマ液には何種類の薬があるのか、
呼び方の問題なのかそこからついていけてない状態です。

 

ほんとに基礎の基礎に戻ってやり直したいと思います。

1人で経営しているため、もう誰も教えてくれません。
そこからかい!と言わず教えて頂けたらありがたいです。
よろしくお願いします。

・・・・・・・・・・

 

ほいほい

 

そこからかい!(爆)

 

ごめん ごめん

マジで 素朴な質問で
ありがたいと思ってるよ♩

 

結構 このブログを読んでる人で
同じような人は多いはずだ!

これこそ 基礎の始まりにふさわしい質問だよ♩

 

 

んじゃ 今日は パーマ剤のウンチクから始めよう

 

 

パーマは 1液 つけて
時間おいて 2液つけりゃ終了〜

んで 昔は君の言うように

チオか シスチオか
シスぐらいしかなかったからね!

 

 

んじゃ 今回は代表的な1液の成分である

 

還元剤について 解説していこう

 

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チオグリコール酸アンモニウム

 

チオグリコール酸塩類 で
チオ とか チオグリコール酸アンモニウム
とか メルカプト酢酸なんぞと呼ばれる

ま 美容師的位は チオ で通じると思うよ。

昔から 一般的によく使われる還元剤で
作用が安定してて 使いやすいモノとされている。

 

実は 現在パーマで使用されてるのは
ほぼ チオグリコール酸アンモニウム

これは チオグリコール酸をアンモニア水で
中和し 塩にしたもので チオグリコール酸自体は
危険性や操作のしにくさで ほとんど使用されない。

 

だから 一般的には
チオとか チオグリコール酸っていうのは
チオグリコール酸アンモニウムの事だと思っておけばOK!

ま パーマの定番といえば チオだと思って間違いはないね。

 

 

システイン

 

これは 普通は シス と呼ばれる還元剤

システインは髪に含まれてるアミノ酸の一種で
還元力は非常に弱い。

そのため アルカリを高くする傾向にあり
逆に このアルカリの危険性があるって感じ

ちなみに シスチオってのは
このシステインとチオグリコール酸を
ミックスしたってことだね。

 

 

システアミン

 

化粧品パーマやカーリング料
化粧品ストレートなんかで
よく使用される還元剤

化粧品登録のパーマ液としての
代表選手みたいなもんだね。

 

チオと比較すると
比較的低いpHでもかかりやすく

髪の毛の表面に近いところを
還元すると言われているので
プリントした力強いカールが
出やすいという特性があり
パーマ向きの還元剤とも言える

詳しくは

美容室のパーマに最適な還元剤とは?

 

デメリットは 独特の匂い
髪質によっては残留しやすく
これが苦手という人も多い

ちなみに場末のぢ〜ぢも
縮毛矯正の時に使用して
アイロン時の匂いが
どうしても許せないので
現在は パーマにしか使っていない(笑)

 

 

サルファイト

 

別名では 亜硫酸塩とも呼ばれる

昔から 化粧品登録であるけど
非常に還元力が弱く 優しいというイメージがあるが
一般的に 高いアルカリで使用するため
そこでの ヘアダメージが心配だよね。

 

最近は 亜硫酸水素ナトリウムという
比較的 低いアルカリでも還元する成分もあるが
還元力自体は 大したことはないのが現状だよね。

 

 

チオグリセリン

 

まず 皮膚感作性が強く
かぶれやすいのでパーマでは使えない!

スピエラのように疏水部を還元しやすい
と言われてるので柔らかい質感になりやすいけど

スピエラと違いアルカリが強くないと
還元力が弱いので使いどころがあんまりない還元剤。

 

 

ラクトンチオール

 

ブチロラクトンチオールとか
商品名であるスピエラとも呼ばれる

酸性でも還元するので
酸性パーマでよく使われる還元剤だ。

ただ 酸性でかかりが良いって言っても
シス程度だし、、、

 

最大の欠点は 非常に臭い!(笑)

 

 

GMT

 

グリセリルモノチオグリコレートとか
チオグリコール酸グリセリルなんぞと呼ばれる場合もあり

こいつも スピエラのように酸性でも還元力はある感じだ。

ただ スピエラのように 臭くないのがいいところ!

 

どうしても アルカリじゃ無理なときに重宝するね。

ただ 還元力自体はやはり大したもんじゃないので
ヘアスタイルを選ぶ場合が多く 使いどころは少ないけどね。

 

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その他にも還元剤はあるけど
超マイナーなんで覚える必要なし♩

 

ま 最近は色々な還元剤が
ミックスされてる場合が多いが現状だから

昔みたいに チオ シスチオ
なんて言わないだけだよ。

 

例えば 化粧品登録の1液でも

システアミンがベースでも
チオが2%までは許可されてるから
チオが少し入ってる場合が多いからね。

 

だから 最近は

 

還元剤の種類だけで

還元剤を判断する材料にはなりにくい・・・

 

 

ま 基本的に覚えておくのは
現在のパーマに必要な還元力から考えると

 

やはり

チオグリコール酸とシステアミン

この2つが 実用的な感じなのだ!

 

その他は やはり 還元力で劣る。

 

 

あと酸性パーマで使用する
スピエラやGMTは あくまで
特殊な領域から抜け出せない感じだ。

 

ま 還元剤の種類とか
呼び方なんかの基礎知識だから
丸覚えしといてね♩

 

次は 2液関係だね・・・

 

 

 

前回の記事で アルカリの事を書き出したけど

理美容師の基礎知識 アルカリは諸悪の根源?

 

これから 還元剤とアルカリの関係性とか
色々 書いていくから 読んで行ってね、、、

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