ヘアカラーリングしてすぐにヘッドスパを施術するとせっかく染めた色味が褪色してしまいますか?
ヘッドスパというのは、頭皮をマッサージして血行を高め老廃物を流したり、頭部のツボを刺激したり固まった筋肉がほぐしたりして頭皮を健やかに保つ美容法の事です。
そして、ヘッドスパには美容院・ヘアサロンで行う炭酸ヘッドスパ、オイルヘッドスパ、クレンジングヘッドスパや育毛・発毛系のスカルプケアヘッドスパなど多種多様のものがあったり…
ドライヘッドスパ(無水ヘッドスパ)というヘッドスパ専門サロンやリラクゼーションサロンで行う水やシャンプーを使用しない指圧マッサージ中心のものがあります。
んじゃ 今日の読者さんからの質問ね
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ぢーぢさん、こんにちは。以前にアッシュ系の色持ちについて質問させていただきました。
他のお店でブリーチ部分の修正をしてもらい、色落ちしてもイヤな色味にはなりにくくなりました!ありがとうございました。
さて別の質問させていただきたいです。カラー後の残留薬剤とカラーの色味との関係です。
先日初めてヘッドスパ専門店でヘッドスパを受けてきました。頭の凝りがとれ本当に気持ちよくて定期的に通いたいと思っています。
スパニストの方いわく、ヘッドスパによりカラー(特にブリーチ系)はどうしても落ちてしまうので、カラー直後は勿体ないとのこと。
施術は、ファインバブルや炭酸泉などで流しつつ、マッサージ。シャンプーで仕上げ。たくさんの水流で流すイメージでした。
私的には、カラー後の残留薬剤も洗い流してもらえる気がして、カラー後1週間で訪問しました。
やはり色は落ちましたがまぁ許容範囲です。
そこで思ったのですが、カラーの色味成分と、残留した薬剤成分って、ある程度連動しているのでしょうか。つまり、残留薬剤を除去すると必然的に色も落ちる。カラーの色味≒残留薬剤?
家ではアルカリオフとdosシャントリ、aiミストを愛用してます。
美容院ではカラーの後、ワンシャンプーで終わるためいつもモヤモヤします。。家でしっかり↑で洗い流してます。
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はいはい!
このブリーチについての質問くれた方だよね
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ブリーチによるハイトーン→アッシュ系カラーの色を保つヘアケア
ブリーチの修正をして、パツキンの嫌な感じはなくなったんだね〜よかったよかった♪
そして、今日はヘッドスパとカラーリングの色落ち(褪色)の質問だね。
まず 君のヘッドスパは
>施術は、ファインバブルや炭酸泉などで流しつつ、マッサージ。シャンプーで仕上げ。たくさんの水流で流すイメージでした。
ってことなのでヘッドスパ専門店といっても、ドライヘッドスパではなく美容室のようにシャンプー台に寝てシャンプーなどもしながら行うもんだね。
そんで、ヘアカラーリングして1週間後にそのヘッドスパをしたんだよね・・・
>やはり色は落ちましたがまぁ許容範囲です。
だよね〜1週間後っていうことなら、まぁまぁ許せる範囲の褪色具合という感じというか…
ま〜君のカラーリングがちゃんと出来てて、1週間DO-Sシャントリなどアフターケアもしっかり行われてればの話だけど… 普通にシャンプーをしたのとそう変わらない感じじゃなかった?
きちんと理論通りに酸化重合で色素が発色してるヘアカラーリングが美容師さんにより施術されてて、残留アルカリとかもちゃんと除去出来てれば、1週間も経過すれば 激しく色落ちすることはないハズなんだよね!
毛染めして1週間も経過してればの話だけどね・・・
場末のぢ〜ぢはT2sysっていう理美容室に設置する炭酸泉のシステムなども販売してるんだけど、、、サロンでヘアカラーやパーマ、縮毛矯正や髪質改善トリートメントなどをした直後(その日)にも、残留薬物や強力な表面皮膜を出来るだけ剥がずために炭酸水を使ってヘッドスパをするのを勧めてるぐらいだよ♪
例えば、ヘアカラーリングした直後や数日後に炭酸泉とかでヘッドスパすると、そりゃそれなりに かなり色落ち・褪色はするよ!
でもね、このヘアカラー直後の褪色は悪いことではないし、本来は早く落としたほうが良い褪色だったりもするんだよね。
なぜかというのを説明するとね…
ヘアカラーリングというのは、ブリーチと色素の発色というのをおこなってる
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君の場合はブリーチして上から色味をいれるダブルカラーだから、ブリーチと発色を別々におこなってるんだね。
そして、色をつける発色というのはヘアカラー1剤の色素と、2剤の過酸化水素水が化学反応でおこなってるんだけど、ヘアカラーリングして染めた直後はこんな感じに髪の毛に色素はついています。
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ヘアカラー剤に目はついていないので(笑)髪の内部から表面のキューティクル部分まで髪の毛全体にカラー剤の色素がくっついています。
しかし、本来の毛染めの半永久発色原理では色素の発色は【髪の毛の内部】で起こるものなのです。
だから通常はヘアカラーしてから数日間シャンプーしていくとキューティクル付近に付着してる色は落ちてしまいます。
↓
↑実は これが正常な状態なのです!
最近の方は毎日シャンプーするので、少しづつ褪色していくからみんな気づかなかったりしますが、必ずこの表面の色素は落ちています。
髪の表面のキューティクル付近に付着してる色素は本当に染まってる色素とは言えない『本来いらない色素・染めカス』というものなので、それが取れて内部で発色してる色が本来のカラーリングした色なのです。
ヘアカラーリングした当日(直後)に炭酸水でヘッドスパしたりすると確かに褪色しますが、それはこの表面についてる『本来いらない色素・染めカス』なので気にすることはありません。
こういう表面の残留色素の褪色は、そのヘッドスパ専門店の方がいうように「勿体無く」はないのです。
※キチンと理論通りにヘアカラーリングで完全に発色できてて、アルカリ中和やオキシ除去などの後処理もされてる場合のお話です。
髪の内部で発色してる色素がヘッドスパで落ちるとしたら普段のシャンプーと同じ程度だと思います。
もしも褪色を気にするなら、髪の内部になにかの成分を入れてなんらかの反応をして大きくしたり髪のシスチンに吸着、架橋させるような髪質改善メニューや酸熱トリートメントや天然ヘナでのトリートメントなどのほうが、内部に入った色素を押し出したり色素を破壊したりしますので気をつけたほうがいいです。
髪質改善、酸熱トリートメント、プレックス剤等はどんな仕組みなの?
>そこで思ったのですが、カラーの色味成分と、残留した薬剤成分って、ある程度連動しているのでしょうか。つまり、残留薬剤を除去すると必然的に色も落ちる。カラーの色味≒残留薬剤?
あ〜 それは全くの勘違いだね。。。
そりゃ、普通にシャンプーしていくだけでも少しづつ色素は破壊されていくもんだけど。
残留物質を除去すると色素も壊れたり、流出したりするものではないよ!ってかそれは逆だね。
例えば、ヘアカラー剤の残留でよく言われるアルカリやオキシドールだと、もしも髪に沢山残留していたら色素を破壊したりキューティクルを開いて色素を出しやすくする危険性があるんだよね。。。
だからこういう残留物質は早く除去してあげたほうが色持ちもよくなる理屈なんだよね。
残留薬品を除去する=必然的に色落ちする のではなく
残留薬物を除去する=色落ちを少なくできる!
これが正解だね。
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コメント
早速のご回答ありがとうございます。とってもよくわかりました。
リンク先も読ませていただいてより理解が深まりました。
dosシャンプーと出会う前、髪質改善行ってました。確かにカラー落ちました。当時は何も分からなかったので、髪にいいことしてるのになんでだろうと思ってました!内部補修剤が押し出したり作用したりしてたんですね。ガッテンです。
ヘッドスパ、スパニストさんは色落ちして勿体無いのでカラー前の方がおすすめとおっしゃってましたが、やっぱりカラー後に行くことにします。
ありがとうございました