ヘアシャンプーやトリートメントの内容成分や界面活性剤を解析、分析して鑑定したり格付け、ランキングなどを行ったりするシャンプーの解析サイトや美容師が選んだシャンプーランキングサイトなどが沢山あります。
このシャンプーは五つ星でオーガニック、無添加の天然成分で出来ていて洗浄力もマイルドで髪や頭皮にとても優しい安全性の高いシャンプーである!
こちらのシャンプーを成分解析すると石油系の合成界面活性剤を使用しているので身体にも危険なので駄目シャンプー!
ある程度薬品や成分に関して知識のある人が書いてるから専門用語が羅列されてあるし、素人が読むと妙に納得しがち… でも、シャンプーやトリートメントを内容成分の分析や解析のみで、評価・採点やランキングで順位を決めてるけど… これって信憑性があるのでしょうか?
実は、成分の良し悪しや優しいかどうか?でシャンプーを選んでしまうと、逆に髪や頭皮のトラブルを招く恐れがあります。
今回は、現役の現場視点から、解析サイトの落とし穴と、本当に正しいシャンプーの選び方を解説します。
シャンプー解析サイトが「100%正しい」とは言えない理由
多くの解析サイトは、パッケージの裏にある「全成分表示」を見て、成分単体の特徴を解説しています。
しかし、ここには大きな盲点が2つあります。
① 「成分の配合量」は誰にもわからない
シャンプーの成分表は、配合量が多い順に記載されていますが、具体的な「%」までは公開されていません。
たとえ「洗浄力が強い」とされる成分が入っていても、それがごく少量で、他のマイルドな成分と絶妙なバランスで配合されていれば、それは「低刺激かつ、しっかり洗える良質なシャンプー」になります。
成分名だけで判断するのは、料理の塩の量を知らずに「塩が入っているから塩辛い料理だ」と決めつけるようなものです。
② 「マイルド=正義」という誤解
解析サイトで高評価なのは、決まって「アミノ酸系」や「ベタイン系」の洗浄力が弱いシャンプーです。しかし、洗浄力が優しすぎることがデメリットになるケースも多いのです。
実は危険?「優しいシャンプー」が髪を傷めるケース
「髪や頭皮に優しい=洗浄力が弱い」シャンプーを使っている人ほど、実は深刻なダメージを抱えていることがあります。
白髪染めやカラー後の「薬剤残留」問題
白髪染めやヘアカラーの薬剤には、アルカリ剤などの化学薬品が含まれます。これらを洗浄力の弱いシャンプーで洗うと、毛穴や髪の内部に薬品が残留してしまいます。
残留した薬品が1ヶ月近くも毛根を攻撃し続けることで、抜け毛が増えたり、髪が細くなったり(猫っ毛)、くせ毛が強くなったりする原因になるのです。
汚れが落ちないことによる悪循環
スタイリング剤やシリコン、日々の皮脂汚れが適切に落ちていないと、酸化した脂が頭皮の新陳代謝を妨げます。
「しっかり落とすべきものを落とす」これがシャンプー本来の最も重要な役割です。
「石油系=悪」は古い?合成界面活性剤の真実
「ラウレス硫酸ナトリウム」などの石油系成分(高級アルコール系)は、解析サイトで「毒性が強い」と叩かれがちです。しかし、現代の処方においてその考え方は極端です。
・適材適所の配合: 刺激の少ない成分をベースにしつつ、洗浄力を補うために石油系成分を少量ブレンドすることで、「頭皮に優しく、かつ汚れはしっかり落とす」という高い機能性を実現している製品も多く存在します。
・石油由来の安全性: 実は、石油由来の成分(グリセリンなど)の方が、天然由来よりも不純物が少なく、安定していて医療現場で重宝されるケースも多々あります。
「天然だから安全」「石油だから危険」という二元論は、
科学的根拠に基づいたものではありません。
科学的根拠なし!「経皮毒」の嘘に騙されないで
一部のサイトでは「シャンプーの毒素が頭皮から浸透し、子宮や肝臓に蓄積する(経皮毒)」と説明されていますが、これは医学的に完全に否定されたデタラメな説です。
日本の厚生労働省による「化粧品基準」は世界的に見ても非常に厳しく、国内で流通しているシャンプーで健康を害するような毒性が認められることはありません。
「体内に侵入する」といった恐怖心を煽るサイトは、信憑性が低いと判断して間違いありません。
本当に良いシャンプーを見極めるための3つのポイント
では、何を基準に選べば良いのでしょうか?
1. 自分のライフスタイルに合わせる: カラーをしている、ワックス等のスタイリング剤を使う、外仕事で汗をかく…という方は、ある程度しっかりとした洗浄力が必要です。
2. 「何が入っていないか」より「どう洗えるか」: 無添加やオーガニックという言葉に惑わされず、洗い上がりの頭皮のスッキリ感や、髪の質感(ベタついていないか)を重視しましょう。
3. 信頼できるプロのアドバイス: あなたの髪の状態と、使用している薬剤を最もよく知っている担当美容師に相談するのが一番の近道です。
まとめ
シャンプー解析サイトやランキングは、あくまで一つの目安に過ぎません。
「汚れを適切に落とすこと」と「薬剤を残さないこと」この本質を理解している製品こそが、あなたの髪の未来を守ります。
「優しい」という言葉の裏にあるリスクを知り、情報に振り回されないヘアケアを選んでいきましょう。
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【美容師の本音】成分解析サイトの「高評価シャンプー」をプロがおすすめしない3つの理由
髪や頭皮にいいヘアシャンプー・トリートメントとは?ヘアダメージの真実を美容師が解説
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コメント
最近、韓国では一般のお客様が自宅で「酸熱ストレート」や「ケラチンストレート」などの製品を使ってセルフ施術を行うことを勧める動画やマーケティングが増えています。
このような流れについて、先生のお考えをお聞かせいただけますか?
[…] シャンプー解析、分析を参考にしてはいけない理由 […]
[…] シャンプー解析、分析を参考にしてはいけない理由より引用 […]
こんばんは。30代前半のちいです。いつも楽しくブログを読ませていただいてます。
今日はここ数年の疑問があって来ました。私は市販のシャンプー&コンディショナーを使うとどういう法則か判らないですが、流しても流しても髪の毛がベタベタになり取れなくなるときがあります。
流したりないのではなくて、十分に流した後も、ワックスを塗りつけたみたいに乾かしてもベタベタします。
シャンプーを変えると2、3日で解決すると最近判ったのですが、解決方法がわからなかったときは美容院にいって美容師さんに言ってもなかなかこのベタベタ感を理解してもらえず、体調が悪いとそうなる事もあると言われました。そして美容院で洗髪してもベタベタは取れず(涙)
ネットで調べたら、シャンプーでベタベタ事件を書いてる方は多少いるのですが、じーじのお客さんでもこういう方はいましたか?
私の周りには同じケースになった方は居なくて、話すとびっくりされます。
髪質も関係あるのでしょうか?
私は鎖骨ちょっと下までのセミロングで、髪の毛は細く、柔らかめ、量は多めです。カラーはしていて、2日に一度はコテで巻きますが、髪の毛が丈夫でないのは自覚しているので、ケアはしっかりしていてダメージは普通程度だと思います。
お返事をお待ちしています。
参考になりました。成分表示は含有量順に記載されているためそこまでまったく違う解析結果にはならないと思っていますが、鵜呑みにするのはよくないなと改めて感じました。他の記事も興味深いので拝読させていただきます♪
[…] シャンプー解析、分析を参考にしてはいけない理由 […]
すごくモヤモヤしていたことがスッキリ解消しました。
解析で低評価でも、やっぱり自分の使い心地と効果があるものを使います。
ありがとうございました!
初めまして!!凄くタメになりました。
私は解析サイトに依存をしていて、このシャンプーは星が少ないからダメシャンプーだ!!やラウレス硫酸だから危ないと決め付けてばかりいました。
有益な情報を本当にありがとうございました!!
こんにちは、初めまして。
おっしゃる通りだと思います。
洗浄力と成分含有量の矛盾は笑ってしまうほどに馬鹿げてますよね。盲点…ですらないほどに、そんな事、考えれば分かることなんでしょうけど、それを信じ込んで(解析という名の広告に影響されて)しまう人が多いこと。
ネットショッピングのレビューを見てても多いですよね。
一旦商品を「疑う・調べる」という価値ある行動を起こせても、そこで思考停止して、盲信的に情報を鵜呑みにしているユーザーがとても多いことに、不安を感じます。(笑)
更に、例えば、石油系で洗浄力が強すぎて悪いと評価されたシャンプーも、皮脂分泌が多い人には有益だったりもしたりします。
ダメなシャンプー、いいシャンプーと☆評価をつけて、断定しているサイトほど、情報が操作されていて、偏向的な傾向がありますよね。
それに付け加えて、自分の推したい銘柄の組成については、都合が悪い成分の解説をスルーしている所もあったりします。(えっ、コレ完璧シャンプーとか謳ってるけど、この防腐剤いいの?みたいな。笑)
このような解析サイトの、有益性を強いていえば、やはりひとつひとつの化合物についての説明が、(無知、情報弱者に)少し参考になることかと思います。
しかし、やはり、トータルで解析サイトの価値というものを考えた時、判断の基準の違いや、判断材料をカバーしきれていないことから、それを信用するにはとても足らないものだなと感じます。
有益な視点、情報を、ありがとうございます。
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[…] S美容師さんが、今日のブログでシャンプー解説を分かりやすく書いてくれていたのでシェアしました! 是非、読んでみてください。 シャンプー解析、分析を参考にしてはいけない理由 […]