シャンプー解析、分析サイトを参考にしてはいけない理由

DO-S的なシャンプー解析

ヘアシャンプーやトリートメントの内容成分や界面活性剤を解析、分析して鑑定したり格付け、ランキングなどを行ったりするシャンプーの解析サイトやシャンプーやトリートメントのランキングサイトが沢山あります。

このシャンプーは五つ星でオーガニック、無添加の天然成分で出来ていて洗浄力もマイルドで髪や頭皮にとても優しい安全性の高いシャンプーである!

こちらのシャンプーを成分解析すると石油系の刺激の強い界面活性剤を使用しているのでとても危険なので駄目シャンプー!

ある程度、薬品や成分に関して知識のある人が書いてるから専門用語が羅列されてあるし、素人が読むと妙に納得しがち… でも、シャンプーやトリートメントを内容成分の分析や解析のみで、評価・採点やランキングで順位を決めてるけど… これって信憑性があるのでしょうか?

 

現在のシャンプー解析サイトやランキングサイトで言われてるのは、

◎このシャンプーは石油系の合成洗剤を使用してるから危険な駄目シャンプーである。

◎こちらはマイルドな成分で作られているアミノ酸系シャンプーだから髪や頭皮に安心・安全!

そう、優しい洗浄力の成分で出来たマイルドシャンプーがベスト!?

これって本当なのでしょうか?

 

シャンプー解析、ランキングサイトがあまり参考にならない理由

シャンプーやトリートメントの解析や分析ってどうやってするの?これは実はかなり簡単な方法なのです…

シャンプーやトリートメントのボトルの裏に書いてある内容成分をググればよいのです。

そこらへんの美容師さんレベルでも配合されている界面活性剤の特徴や保湿剤や補修成分などの添加物を見て、その成分同士の組み合わせ方や全体の成分構成等である程度そのシャンプーやトリートメントの狙いやどんな特徴のあるモノかは想像できるようになるのは間違いはないだろう。

ボトルの裏の内容成分表をみれば、だいたいの特徴ぐらいは解るハズ… ただ決定的に解らないものがあるんだよね!

そのシャンプーの内容成分自体は簡単にわかるんだが成分表を見ただけでは絶対に解らないのが、どのくらいの分量を配合しているか!?

そ〜、そのシャンプーに、その成分が、どれだけの量が入っているのか?

内容成分の正確な配合量や配合比がわからないのです!

 

たとえば、シャンプー解析サイトやランキングサイトで身体や頭皮に悪い駄目シャンプーとかに使われている洗浄力の強いと言われる高級アルコール系の合成界面活性剤(洗剤成分)をとする。
そしてお肌や髪にも優しい天然オーガニック、無添加、植物性で作られた洗浄力の弱いアミノ酸系界面活性剤をとする。

この二つの洗浄力を比較すると、こんな感じです↓

DSC00059

シャンプー解析や分析サイトなどだとの界面活性剤を使用しているシャンプーは刺激も強く髪や頭皮に悪いので使用してはいけないシャンプーになり、の界面活性剤を使用しているシャンプーは洗浄力はマイルドで髪や頭皮にとても優しい良いシャンプーという事になってるのですが…

でもね… 例えばこのの界面活性剤を使用してシャンプーを作ったとして、洗浄力の高いの界面活性剤の使用量が少なくて、の界面活性剤を沢山使ってる場合もあるわけで…

すると配合量はこのようになるハズ↓

DSC00061

そうこの例のAのように洗浄力の強い成分を少量使うのと、のような洗浄力の弱い成分を大量に使うのはどちらがマイルドとか比較になりませんよね♩配合された成分の正確な配合量や配合比率が分からなければ、本当の特性なんてわかりません(汗)

内容成分で判断するシャンプーやトリートメントの解析サイト、ランキングサイト等では製品のおおまかな特徴ぐらいはわかっても、正確な特性まではわかりません

 

シャンプー解析、おすすめランキングサイトで良いとされてるモノ

シャンプーやトリートメントの内容成分を解析・分析するサイトやおすすめ、ランキングサイトでは、頭皮に危険性があるとか安全性が高いとか、経皮毒がどうとかから始まって… 石油由来の合成界面活性剤は悪で、植物性、オーガニック、天然アミノ酸系やベタイン系の界面活性剤が良いとか…髪や頭皮にマイルド(優しい)な成分で出来てるほど良い製品でランキングでも上位になってます。

本当にシャンプー解析、分析やランキングサイトさん達が言うように、石油系の合成界面活性剤で出来たシャンプーはとても悪い製品で、オーガニック、無添加、植物性のアミノ酸系やベタイン系の洗剤使用の洗浄力の弱い頭皮や毛髪に優しい高級マイルドシャンプーが安心・安全で素晴らしい製品なのでしょうか?

トリートメント分析やランキング、おすすめサイトなどでは手触り、指通りが良くしかもその効果が出来るだけ長持ちするような持続性の高い表面皮膜のツヤサラ系の修復トリートメントが良いとされてるけど??

シャンプー、トリートメントの解析サイトやランキング、おすすめサイト等では

  • 頭皮や髪に優しいマイルドシャンプー
  • ツヤサラの綺麗な髪に見えるトリートメント

ほど良いとされていますが、それが正解なのでしょうか?

 

シャントリをスキンケアに例えてわかりやすく説明すると

現在主流のシャンプー&トリートメントは、アミノ酸系等の洗剤を使いどんどんと洗浄力の弱いマイルドタイプのシャンプーになっており、トリートメントは手触り指通りや艶々にするために強力な表面コーティングをするツヤサラタイプになってます。

そうランキングサイトなどの評価を読むと、髪や頭皮に優しいマイルドシャンプーとダメージ毛でも綺麗になるツヤサラトリートメント!とすごく良さそうなイメージを持ちますが…

こいつを皆さんにわかりやすくメイク、スキンケアで例えると、ランキング上位のマイルドシャンプーは洗浄力の弱いクレンジング剤、洗顔剤って感じで、トリートメントは本来ならスキンケア製品で例えると乳液や美容液のハズなんだけど、オススメされてるツヤサラトリートメントはファンデーションやコンシーラーのような感じなんですね。

ちなみに美容院で行う髪質改善メニューやサロントリートメント等は数週間取れない超強力なファンデーションやおしろいって感じですね。

  • マイルドシャンプー = 洗浄力のとても弱い洗顔剤やクレンジング剤。
  • ツヤサラトリートメント = しっかりと表面コートするファンデーション
  • サロントリートメント = 一定期間洗っても取れないようなファンデーション

こいつを普段のメイクやスキンケア的に例えたら…

朝しっかりファンデーションでメイクしてお出かけし帰宅

マイルドで洗浄力の弱いクレンジングや洗顔剤で顔を洗い

まだまだファンデーションが残ったままでお風呂から上がり

すぐにまた強いファンデーションを塗りたくってから就寝する。

 

ちゃんと洗えない洗顔とファンデーション塗りまくりの状態で

とっても気持ち悪いし、お肌にも超悪そうですよね!

 

また、髪質改善メニューや酸熱や水素などのサロントリートメントなんかもしてると『どんだけ洗顔しても2〜3週間は絶対に取れない強力ファンデーション』をした上に優しい洗顔剤で洗って上からまたファンデーションしてるってことです、、、これって髪の毛だから感覚が無いけど、神経のある皮膚だとしたらとんでもなく気持ち悪い状態ですよね。

やはりメイクをしたら、クレンジングや洗顔剤でファンデーションをちゃんと落とし、化粧水や乳液・美容液などでお肌を整えてすっぴん状態にしてから寝たいですよね。

 

これ髪の毛でも同じようなもんで、、、

夜帰ったら、ちゃんと洗えるシャンプーでスタイリング剤や汗、汚れをきっちりと落とし、ファンデーションではなく乳液や美容液のような栄養成分が染み込むようなトリートメントを使用したほうが髪にも頭皮にも良いハズなのです。

シャンプー解析サイトやおすすめランキングサイトの内容成分や宣伝文句に惑わされないで、髪や頭皮の汚れ・汗やスタイリング剤・ヘアケア剤の皮膜などをちゃんと洗い流せるシャンプーで洗い、表面コートをしない乳液や美容液のように染み込むトリートメントで【すっぴん髪】【素髪】にしてあげられるようなシャンプー・トリートメントが美髪には効果的かも知れません。

 

マイルドシャンプーの危険性

現在ほぼ全てのシャンプー解析サイトやおすすめランキングサイトで良いとされてるオーガニック無添加等の洗浄力の弱いマイルドシャンプーは現場の美容師的な視点でみると実は意外に危険性の高いものなのです。

例えば、中高年で長年白髪染めを繰り返している方たちの間で、抜け毛が増え薄くなってきたり髪の毛が細く・柔らかく・猫っ毛になりくせ毛も強くなった(涙)などの悩みをよく聞くのですが…
こういう悩みのお客さんほどシャンプー解析サイトなどでおすすめしている天然アミノ酸系やベタイン系の高級マイルドシャンプーなどを使用してるケースが多いのです。

実はこういった頭皮や髪に優しいマイルドシャンプーが最も危ないのです!

ヘアカラーの薬剤にはアルカリ剤などの頭皮や髪にとっても悪い化学薬品が使われていて、とくに白髪染めなんかだと頭皮にべったり塗布して30分間ほど放置したりします。しかもこれらの有害な薬品は毛穴や毛根付近に残留しやすい特性があります。

白髪染めで頭皮に薬剤を塗布して、アミノ酸系マイルドシャンプーで洗ってると1ヶ月近く有害薬品が毛穴に残留していると言われています(汗)
これらの有害薬品たちが長期間残留して、毛根に攻撃を加えるのですから抜け毛が増えたり猫っ毛になったりするのです。

だから特に白髪染めをしてる方はシャンプー解析やランキングサイトでおすすめされてるような洗浄力の弱いマイルドシャンプーは使用しないほうが良い場合があります。
石鹸系や高級アルコール系などの過剰に強い洗浄力を持つシャンプーを使用するのも問題ですが、適度な洗浄力で早く残留薬品を落とせるようなシャンプーを使用したほうがいいです。

また、この薬剤残留問題は髪の毛でも同じです… ヘアカラーリングやパーマ、縮毛矯正や髪質改善メニューなどの有害薬品を使用してる方は洗浄力の弱いマイルドシャンプーで洗っているとこれらの薬剤が残留しやすくヘアダメージしやすいので注意が必要です。

 

強い表面コートのトリートメントがヘアダメージの原因です

おすすめトリートメントサイトやランキングサイトで良いとされている強い表面コーティングでツヤサラにするトリートメントを常用してると、ずっと髪の表面に皮膜をはり水分調整は上手くできなくなり『髪の命』と呼ばれる本来は絶対に抜けない結合水が減少してしまいバサバサのダメージ毛になりやくくなるので注意が必要です。

薬品を扱う美容師的な考えでは、シャンプーやトリートメントの解析サイトやランキングサイトでおすすめされてる洗浄力の弱いマイルドシャンプーと強い表面コートをするツヤサラトリートメントは薬剤残留と結合水の減少という2つの危険性があるのであまりオススメはしていません。

 

汚れや皮膜成分や薬剤残留をちゃんと落とせるシャンプーと

髪をダメージさせる表面コートをしない染み込むトリートメントを使った

すっぴん髪・素髪ヘアケアのほうが安全性は高いと思います。

 

 

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※こちらは2016年1月に書いたものをリライトしたブログ記事です。

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場末のパーマ屋の美容師日記

コメント

  1. […] シャンプー解析、分析を参考にしてはいけない理由より引用 […]

  2. ちい より:

    こんばんは。30代前半のちいです。いつも楽しくブログを読ませていただいてます。
    今日はここ数年の疑問があって来ました。私は市販のシャンプー&コンディショナーを使うとどういう法則か判らないですが、流しても流しても髪の毛がベタベタになり取れなくなるときがあります。
    流したりないのではなくて、十分に流した後も、ワックスを塗りつけたみたいに乾かしてもベタベタします。
    シャンプーを変えると2、3日で解決すると最近判ったのですが、解決方法がわからなかったときは美容院にいって美容師さんに言ってもなかなかこのベタベタ感を理解してもらえず、体調が悪いとそうなる事もあると言われました。そして美容院で洗髪してもベタベタは取れず(涙)
    ネットで調べたら、シャンプーでベタベタ事件を書いてる方は多少いるのですが、じーじのお客さんでもこういう方はいましたか?
    私の周りには同じケースになった方は居なくて、話すとびっくりされます。
    髪質も関係あるのでしょうか?
    私は鎖骨ちょっと下までのセミロングで、髪の毛は細く、柔らかめ、量は多めです。カラーはしていて、2日に一度はコテで巻きますが、髪の毛が丈夫でないのは自覚しているので、ケアはしっかりしていてダメージは普通程度だと思います。
    お返事をお待ちしています。

  3. 【】 より:

    参考になりました。成分表示は含有量順に記載されているためそこまでまったく違う解析結果にはならないと思っていますが、鵜呑みにするのはよくないなと改めて感じました。他の記事も興味深いので拝読させていただきます♪

  4. […] シャンプー解析、分析を参考にしてはいけない理由 […]

  5. チャッピ より:

    すごくモヤモヤしていたことがスッキリ解消しました。

    解析で低評価でも、やっぱり自分の使い心地と効果があるものを使います。

    ありがとうございました!

  6. あや より:

    初めまして!!凄くタメになりました。
    私は解析サイトに依存をしていて、このシャンプーは星が少ないからダメシャンプーだ!!やラウレス硫酸だから危ないと決め付けてばかりいました。
    有益な情報を本当にありがとうございました!!

  7. ゆきたん より:

    こんにちは、初めまして。
    おっしゃる通りだと思います。
    洗浄力と成分含有量の矛盾は笑ってしまうほどに馬鹿げてますよね。盲点…ですらないほどに、そんな事、考えれば分かることなんでしょうけど、それを信じ込んで(解析という名の広告に影響されて)しまう人が多いこと。
    ネットショッピングのレビューを見てても多いですよね。
    一旦商品を「疑う・調べる」という価値ある行動を起こせても、そこで思考停止して、盲信的に情報を鵜呑みにしているユーザーがとても多いことに、不安を感じます。(笑)
    更に、例えば、石油系で洗浄力が強すぎて悪いと評価されたシャンプーも、皮脂分泌が多い人には有益だったりもしたりします。
    ダメなシャンプー、いいシャンプーと☆評価をつけて、断定しているサイトほど、情報が操作されていて、偏向的な傾向がありますよね。
    それに付け加えて、自分の推したい銘柄の組成については、都合が悪い成分の解説をスルーしている所もあったりします。(えっ、コレ完璧シャンプーとか謳ってるけど、この防腐剤いいの?みたいな。笑)
    このような解析サイトの、有益性を強いていえば、やはりひとつひとつの化合物についての説明が、(無知、情報弱者に)少し参考になることかと思います。
    しかし、やはり、トータルで解析サイトの価値というものを考えた時、判断の基準の違いや、判断材料をカバーしきれていないことから、それを信用するにはとても足らないものだなと感じます。
    有益な視点、情報を、ありがとうございます。

  8. […] シャンプー解析、分析を参考にしてはいけない理由  […]

  9. […] S美容師さんが、今日のブログでシャンプー解説を分かりやすく書いてくれていたのでシェアしました! 是非、読んでみてください。 シャンプー解析、分析を参考にしてはいけない理由 […]

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