んじゃ 今日の読者の美容師さんからの質問ね
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すみません。質問があるのですが、、、
gmt濃度80パーとか出ているのですが、
やはり、高いやつの方がいいのでしょうか?
デメリット、メリットあれば教えてください
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はいはい!
パーマか縮毛矯正かはわかんないけど
GMT濃度が 80パーセントかい???
>やはり、高いやつの方がいいのでしょうか?
これはどういうことだろう???
まさか 80%濃度のGMTを
そのまま使用したりはしないよね?
パーマにしろ 縮毛矯正にしろ
GMTの濃度は 4〜10%ぐらいが普通で
濃くてもせいぜい15%濃度ぐらいだよね???
ってことは GMT80%でも
何かの溶剤で薄めて使うハズだよね???
特に 酸性領域で使うGMTやスピエラは
髪の内部まで 深〜く浸透しちゃうので
あまり高濃度だと髪の損傷が激しくなり
ビビり毛になる危険性が高くなるし
2剤の酸化も より不完全で髪ボロボロ・・・
還元剤濃度なんて 濃度が高いほど
同じ髪質、同じ条件下で使用すれば
髪を傷めやすいのが普通だからね!
そもそも GMTやスピエラは使用する時に
溶剤で薄めて濃度調整して使用するので
その時に何%の濃度に薄めるのか?
で還元剤濃度は決まってくるよね。
だから その商品自体が60%だとか
80%だとかは 関係ないんだよね!
パーマの1剤は 売ってる時の濃度なんて
どうでもよくて・・・
問題は 使う時の濃度 だからね♪
ま 製造するメーカーによっても違うけど
厳密にいうと 80%とかの高濃度のほうが
髪の毛には かな〜り悪い場合も結構多いよ・・・
パーマ、縮毛矯正の1剤の良し悪しは
還元剤の濃度 じゃなく
添加してる溶剤 によるとこが多い!
ヘアダメージが少なくしっかりかかる
良いパーマ、縮毛矯正の1剤の条件は?
①余計な 感触向上剤、コーティング成分や
各種PPTなどや トリートメント成分などの
還元の妨害をするような溶剤 を含まない。
②還元の妨害をするような水道水に含まれてる
イオン系の物質の働きを止めるキレート剤や
薬剤の浸透を良くするような活性剤を配合してる。
③GMT、スピエラなどの他の溶剤と混ぜるタイプは
その溶剤のイオンに合ってよく混ざるような活性剤や
乳化剤を適度に使用している。
この③で 君のいう GMT80%濃度だと
ほぼ原液に近くて ちゃんと活性剤や
乳化剤を使用してるのか疑問が残ったりするよね・・・
あと パーマ剤の良し悪しの話だと
たとえば 同じ条件の髪に同じ条件(放置タイム等)
のパーマ、縮毛矯正をするとしてね。。。
上で書いてるような
還元の妨害をするような成分がなく
キレート剤や浸透をよくする成分の
使われるパーマの薬剤だと
同じ条件でパーマをすると
還元剤濃度は4%でも ちゃんと
希望通りのかかり上がりになったとする。
でも ツヤサラ仕上げになる感触向上剤や
PPTやシリコンが てんこ盛りの薬剤で
浸透もあまりよくない1剤だと
同じ条件同じ放置タイムだと 還元剤濃度を
8%じゃないとかからなかったりするよね・・・
この場合は 確実に 4%の薬剤のほうが
ダメージが少なく良い薬剤になるって事だね。
同じ条件の髪に 同じ条件のパーマをかけて
同じ放置タイム、温度とかで行うなら
還元剤濃度は薄いほど良いんだよね。
だから こういう意味では
>やはり、高いやつの方がいいのでしょうか?
これは 真逆かもね。。。
パーマ、縮毛矯正の1剤は
還元の妨害をする成分が入ってなくて
浸透を良くする成分が入っていて
還元剤濃度を薄くしてかかるか
アルカリ(pH)を低くしてもかかるか
放置時間を短くしてかかるかなど
還元反応の良い薬剤 が良いんだ!
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