エイジング毛、ヘアマニキュア毛、猫っ毛さんの縮毛矯正が難しい…

んじゃ 今日の読者の美容師さんからの質問ね

・・・・・・・・・・

場末のじ〜じ様、初めまして。

縮毛矯正の施術で色々わからなくて悩んでおります。色々手当たり次第に調べていた所、こちらのブログを見つかることができました。

年末の忙しい時期に大変申し訳ないのですが、この頭の悪い美容師に是非アドバイスをお願いしたいです。

 

最近、お客様の髪質がガラリと変わり、エイジング毛のお客様が多くなってきて色々悪戦苦闘しています。

特に縮毛矯正が上手くいかず、薬剤のスペックを調べてみたものの、何を基準にしていいのかわかりません。

薬剤の知識として、アルカリで膨潤させて、還元剤で結合を切る、という認識でいいでしょうか?

エイジング毛対応の縮毛矯正の薬剤も色々スペックをみてみると、アルカリが低くて還元力の強いもや、その逆のものなど色々あって何がいいのかわかりません。

あと、エイジング毛にマニキュアをしている方の縮毛矯正もかなり悩んでいます。

 

じ〜じ様、アドバイス頂けたらとてもありがたいです。
よろしくお願いいたします。

・・・・・・・・・

はいはい!

エイジング毛ね・・・

エイジング毛ってのはね、数年前にミルボンさんがスプリング8っていう世界有数の電子顕微鏡で研究した結果、髪の内部に空洞化現象があったらしいんだよね。。。

ま わかりやすくいうと 加齢によってダメージホールとよく似た空洞が出来てるってことだね。

 

んで なんでこのエイジング毛は縮毛矯正やパーマが難しくなるかというとね…

縮毛矯正やパーマというのは 髪のケラチンタンパク質を切断して再結合させて形状を変えるんだけど、

空洞化というのはこのケラチンが減少するのと同じようなもん(元々は100あったケラチンが70とかに減ったら難しくなるでしょ?)

 

形状変化させるケラチンが減ってるので、1液でちょっと切りすぎてもすんごく傷んだりビビり毛になったりしやすい。

そう〜何が難しいかというと 昔より還元具合がデリケート なんだよね!

 

わかりやすく例えるとね

同じ薬剤で同じように塗布しても、昔なら20分〜30分間ぐらいの放置時間でもまだ良い結果が出たんだけど・・・

エイジング毛だと 20分〜22分間ぐらいだけが良い結果で、19分だと癖が伸びないし23分以上だとすごくダメージしてしまうんだ(汗)

 

>エイジング毛にマニキュアをしている方の縮毛矯正もかなり悩んでいます。

ヘアマニキュアの場合は白髪隠しなどの濃い場合は表面皮膜みたいにかりやすいので薬剤の浸透の妨害をする場合もある。。。

あと、表面付着なので髪にハリがあるように見えてしまうけど、実際はエイジング毛で中身がカスカスだったりして美容師さんが計算しにくくなってしまうんだよね。

 

ヘアマニキュアは、思ったほど薬剤が浸透しなかったり、触った感じでハリがあると勘違いして、美容師さんが還元の計算ミスしやすいんだよね。

だから理想は縮毛矯正するならヘアマニキュアは辞めてもらう事だね。

 

 

んで アドバイスするとね・・・

まずエイジング毛っていうのは、猫っ毛さんとかブリーチ毛さんみたいに髪のケラチンが少ない難しい人だとしっかり認識するのが重要だね。

 

アルカリの白髪染めでブリーチしてる人やそもそも細くて柔らかい猫っ毛の方は縮毛矯正を辞めるって事を考えても良いぐらいです。

※アルカリの白髪染めは暗い色でもブリーチ(脱色)はしています。

※カラー剤の色素やPPTなどトリートメント成分でダメージホールを埋めてもその成分には縮毛矯正もパーマもかかりません。だからダメージホールにPPTを埋めたり酸熱トリートメントしてグリオキシル酸で架橋したから出来るというのは全くの嘘です。

 

この部分では 君のサロンとか君自身だけでもちゃんとした基準を設けたほうが良いと思うよ。

たとえば…

◎縮毛矯正した部分の髪にはパーマはかけません。

◎基本的にベースで12レベル以上にブリーチした経験のある髪にはパーマ・縮毛矯正はしません。

◎猫っ毛で白髪染めしてる方や8レベル以上のヘアカラーしてる方にはパーマ・縮毛矯正はしません。

これは実際場末のパーマ屋が現役だった頃のサロンの規定です。

 

いくらダメージ毛やエイジング毛に縮毛矯正が出来ても、果たしてそれでお客さんが自分でちゃんと手入れが出来るのか?扱いやすくなるのか?を考えるようにしたほうがいいからね。

薬剤知識より毛髪診断や限界判断とそれをお客さんに説明するカウンセリング能力のほうが重要です。

 

んで 薬剤のアドバイスにいくとね

 

まず 君は前処理剤は使うタイプ???

1液を使う前の ダメージ用とかの処理剤は基本的に強い1液の作用の邪魔をして弱くしてるだけだからダメージ修復をする訳でもなく ただ 計算しにくくなってるだけだからね・・・ リタッチ塗布やバージン部分に関しては前処理剤は辞めておいたほうがいい!

 

>薬剤の知識として、アルカリで膨潤させて、還元剤で結合を切る、という認識でいいでしょうか?

現在のようにヘアカラー毛が基準になる場合はアルカリで膨潤とかアルカリで薬剤を浸透させるというのはあまり考えなくていい。

 

もっとシンプルに pHが高くアルカリ性になるほど還元剤がよく反応するので強く還元する と考えるベキだね。

 

たとえばね 同じ濃度の同じ還元剤で

pH7なら還元力20、pH8なら還元力50、pH9なら還元力90

なんて感じに考えたらいいんだよね。

 

 

君の悩みのエイジング毛とか猫っ毛さんなどのケラチンの少ない髪質の場合で薬剤を考えていくとね。

 

初心者なら還元剤はチオグリコール酸のみがイチオシ!

現在はジチオ(ジチオジグリコール酸)などの還元抑止剤、システアミンやシス、GMT、チオグリセリン、サルファイトなど沢山の還元剤が縮毛矯正の1剤に使われてたりしますが、エイジング毛などのデリケートな還元をする場合は、還元の計算が複雑になるだけですのでシンプルに昔っから美容師さんみんなが使い慣れてるチオ(チオグリコール酸)のみの還元剤を使ってる1液にしてください。

※ダメージがある場合は、アルカリが低くても安定して還元できるシステアミンやチオグリセリン等を4%未満程度は配合しててもいい場合もありますが、初心者ならチオのみが一番いいですよ。

 

そして一番の問題は pH です・・・

>特に縮毛矯正が上手くいかず、薬剤のスペックを調べてみたものの、何を基準にしていいのかわかりません。

たぶん 君も薬剤スペックを調べてみて感じたと思うけど

縮毛矯正剤の1液はバージン部分やリタッチ塗布に使うものは pH9〜pH9.5 ぐらいが多いでしょ!?

んで還元剤濃度はチオ換算で だいたい6〜7%か?ジチオが入ってる強めの商品なら10〜11%程度かな?

 

正直いってpH9と超えてくるとエイジング毛や猫っ毛さんにはちょいきつすぎて還元の調整が難しいんだよね。

最初に書いたように、このぐらいの薬だと

たとえばだけど… 放置時間が20分〜22分の間だけが成功で、それ以外は失敗になってしまうんだ。

 

たぶん君も経験がある筈なんだけど、、、

あるお客さんに縮毛矯正をしてて1液を放置してテストして「あともう少しかな? あと5分ほど放置しとこう」ってもう一度テストして「あ〜?もう少し置いとこう!あと5分だけ放置ね」んで5分後にテストすると 還元しすぎ!(涙)ってこと・・・

これは「アルカリ暴走」っていってね、ある程度pHが高い1液の場合ある時間を境に急激に還元力を上げてしまうんだね。

 

DO-S式の縮毛矯正剤は安全性向上のため?

 

どうすれば良いのかというと・・・ こんな強くて急激に還元する1液を少しマイルドにして計算しやすくすると良いんだ。

だから まず エイジング毛や猫っ毛さんなら pH9以上を辞めて

 

pHは 8.2〜8.7 ぐらいの間かな(個人差あり)

※この個人差には美容師さんの塗布量や薬剤の粘度とか髪質以外の部分もあります。

 

そして このぐらいのpHだと 還元力が弱くなりすぎちゃうので

ジチオは絶対に混ぜないで チオ濃度を8%〜12% ぐらいにする。

 

ま アルカリ度に関していえば 縮毛矯正剤の場合はそもそも高めなのでそんなに気にしなくてもいいので

 

pH8.2〜8.7 で チオ濃度8%〜12%

 

そして 薬剤で もうひとつ注意しないといけないのはね…

最近の縮毛矯正剤の1液には 手触りや艶とかをよくするために高分子ポリマーやシリコンなどの強力な皮膜成分が配合されてるケースがある。

こういう1液は 表面皮膜で薬剤浸透にムラが出来たりして計算しにくくなるし、薬剤残留しやくダメージも増えるので避けたほうがいいからね。

 

あと最後に薬液のスペック以外でもね 1液の塗布時間や塗布量も大切だよ!

エイジング毛や猫っ毛さんなら 塗布するのが遅いと最初に塗ったとこと最後に塗ったとこで全く還元が変わったり

顔周りや頭領部などは塗布量を少なくしないと還元しすぎになっちゃうしね。

あと アイロンの時なんかでも 水分を残しすぎたら一発でビビり毛になったりする危険性もあるからね。

 

ま〜 色々とアドバイスしてきたけど。。。

実際にエイジング毛になるとケラチンが減ってしまうので、縮毛矯正がとても難しくなるのは事実なんだよね。

そこらへんを施術前にお客さんとしっかり話し合って、無理せずに安全な縮毛矯正するようにしてね。

 

 

DO-S式の低アルカリ高還元剤濃度の薬剤

縮毛矯正での失敗を防ぎたい… 自分なりの基準

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  1. もんぷち より:

    こんばんは。
    ヘナと白髪について教えてください。

    カラーパーマ歴等なし、ロングヘアです。
    DO-Sシリーズとトリートメント目的でハナヘナを使用しています。

    まだ白髪はないのですが、お風呂上がりに髪の根元を見るとかなり明るく赤く見えます。
    気づいたのは8月頃だったので、日焼けかな?と思いスルーしていました。最後にヘナをしたのも7月だったので、ヘナの影響かな?とあまり気にしていませんでした。
    しかし、今の時期になっても根元だけ赤いんです。
    赤っぽいのは根元1センチほどです。
    伸びてきた部分は光の加減か、あまり赤みは感じません。(元々の色素や痛みの範囲の赤みはあります)
    生えてきたばかりの毛はメラニンが薄く、伸びるにつれて黒くなる…みたいな話をどこかで聞いた気がするのですが
    これはもしや白髪の前兆?と怯えています。
    家系的に白髪は早いだろうなと思いますが、20代後半で白髪は悲しいです。
    もし白髪の前兆だとすると、頭頂部が一気に白髪になってしまう。。
    それと関係があるのかは分かりませんが、先日久しぶりにヘナを行ったところ、根元が真っ赤!になってしまいました。。。
    洗い流して鏡を見てうわっと声が出てしまうくらいに…
    ヘナがオレンジの色素なのはわかっていますし、赤みが入るのも構わないのですが、カラーやパーマなしでなぜ根元にこんなに色が入ってしまうのでしょうか?
    生えてきたばかりだから色が入りやすいということがありますか?
    それともやっぱり白髪?栄養不足?

    無知で申し訳ないのですが、教えていただけると嬉しいです。

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