シス系薬剤のパーマについての
昨日の質問記事
↓
こいつの続きをいくね
質問は
・・・・・・・・・・
お疲れ様です、
DO-Sシャントリは神ですね!
今日はパーマでアドバイスを下さい。
私は○○県に帰郷し半年ほど前から
ドエスさんと同年代の母と美容室をしています。
田舎の美容室なのでおかげさまで
パーマのお客様が沢山いらっしゃいますが
ほとんどが年配のお客様で
ショートで白髪染めとパーマです。
現在、うちのサロンではパーマ液は
昔ながらのチオとシスだけです。
①チオだと強過ぎてシスだと弱いと
思われる髪質のお客様にチオとシスを
半々に混ぜた薬剤でかけるのですが、
これがかなり強くかかりたまに
チリチリの失敗パーマになってしまうんです。
これはどうしてですか?
この失敗をしないようにするには
何か方法がありますか?
②シスのみでかけた場合に
最初の1週間〜10日ぐらいで
ウェーブダウンが激しいのですが
これもなにか対応策はありますか?
③うちのサロンでもDO-Sのパーマ液を
使用していきたいのですが、
エアウェーブもデジタルパーマも無い
うちのようなサロンでは
どのパーマ液から使っていけばいいですか?
お暇な時にどうかアドバイス下さい。
宜しくお願いします。
・・・・・・・・・・
んで 今日は
②シスのみでかけた場合に
最初の1週間〜10日ぐらいで
ウェーブダウンが激しいのですが
これもなにか対応策はありますか?
んだね〜
シスでパーマすると
最初の数日で結構ゆるくなったりする。
あと ブラシでブローとかしても
伸ばしやすいよね・・・
ま これは髪型によっては
ブローしやすいっていう
メリットにもなるんだけどね。
んで この原因なんだけど
2つ考えられる・・・
まず 最初は
これはシスに限らないけど
君のサロンでは 2剤塗布前に
アシッド処理はしてないかい?
もし 2剤の塗布前にアシッド剤や
アルカリ中和効果のある処理剤等を
使用してるなら
今日から辞めるべきだね!!!
理由はここらの記事で勉強してね
↓
酸リンスやバッファー剤を
2剤前に中間処理として塗布する行為は
切断されたSにイオンゴミがついちゃうので
2剤でのS-Sの再結合を悪くする!
2剤の前にアシッド剤をつけちゃうと
SS再結合が少なくなって 髪は傷むし
持ちも悪くなってしまうんだね。
んで もう一つの理由は
システインパーマ剤の特性
システイン系のパーマ剤は、
反応後のシステインが2剤により酸化されると
システインが2分子結合した水に不溶性の
シスチンを生成し、毛髪内部に定着して、
ハリ・コシをだします。
そう シスでパーマをかけると
ダメージ毛でもしっとりとして
ハリ・コシが出るのはこの理由ね。
この生成されたシスチンが
トリートメントのような感じに
ダメージ毛のダメージホールを埋めるので
その時はパーマもしっかりと
かかったように感じるんだよね・・・
ただ この生成されたシスチンが、
その後シャンプーしていくと
徐々に取れていくのでパーマも
ゆるくなるんだね!
あと2剤の反応時にシスチンを作ると
S-S再結合にも多少悪影響を与え
本来のS-S再結合を悪くしちゃう!
処理剤を沢山使ってパーマをかけたら
処理剤が流れ出ると共にウェーブダウン
しちゃうのと同じだね。
処理剤なしで チオでかけたら
髪の毛の本来のS-S結合だけに
パーマをするので
初期のウェーブダウンも少ないし
持ちも良いという理由と同じだね!
シスでかけると2剤の時に
シスチンを生成しちゃうので
S-S再結合の邪魔したり、
それにより見せかけのかかりになり
初期段階でパーマが取れた感じになる。
んで これの対応策なんだけど
アシッド剤を2剤前に塗布してるなら
2剤後に塗布するようにすれば良い!
ただ 二つ目のシスの特性による場合は
こればっかりは シスを使用しないように
するしかないのが現実だよね・・・
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