昭和の遺産 間違いだらけの酸リンス

パーマ

パーマは アルカリ性の1剤を

使用してる場合が とても多いので

2剤の前には 必ず 酸リンス をして

アルカリの中和をしましょう。

 

ほら・・・

いつもの ディーラー担当さんも
そう言ってますよね〜!

 

 

髪の毛は 弱酸性がベスト!

だから アルカリ性の1剤を使ったら

酸リンスで 中和しなくてはいけない!

 

そうしないと 髪がすごく傷んでしまう。

 

多くの 理美容師さんは
昭和の頃から そう教えられてきました

 

 

でも それって 本当に正しいの???

 

 

 

場末のぢ〜ぢの孫 キィちゃん
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んじゃ まずは パーマにおける
酸リンスの歴史っていうか・・・

酸リンスが登場した 昭和の頃を振り返ってみよう

 

 

昭和40年前後ぐらいから 徐々に
今のコールドパーマが普及してきた。

コールドパーマが始まった頃は
1剤の後は 中間水洗するのが普通だった。

 

パーマ液の 取扱説明書などでも

1剤のあとは シャンプー台で

中間水洗してください

って書いてあったんだよね。

 

 

 

んで 場末のぢ〜ぢが美容師始めた頃(昭和50年代)

 

酸リンス というものが登場する!

 

ま 最初の頃は 薬局で売ってる
クエン酸を水に溶かしたものを
使ったりしたとこもあったけど

各メーカーさんも
酸リンス、アシッド、バッファー
な〜んて 名前で売り出したんだ。

 

中和って言い出したのも この頃だね〜

 

 

1液のアルカリを 酸リンスで

中和しなくてはいけない!

 

 

メーカーさんも 盛んにそう教えるもんで

理美容師さんも 信じ込んでしまったんだね。

 

 

そりゃ 髪の毛は弱酸性の状態がベストだから
パーマ液のように pH9以上のアルカリ性の薬をつけちゃ

髪の毛は 必要以上に傷んでしまうので
クエン酸水などの酸性水で中和した方が いいに決まってる!

 

 

 

ただ 問題は

 

パーマ施術中の どのタイミングで

酸リンスの 塗布をするのか?

 

 

ここを 昭和の美容師や
メーカーさんは 間違ってしまったのだ!

 

 

最初の頃は 2剤後に 塗布するとの
文献もあったりしたけど・・・

 

いつのまにか テストカール直後の

2剤を塗布する前が ベストだと言われるようになった。

 

 

そして 前記した 中間水洗をしない方向に・・・

 

2剤の前に 酸リンスで中和すれば

中間水洗はしなくてもいい!

 

なぜか そう言われるようになったのだ。

 

 

当時は 酸化 と 酸性 の
違いがわかる美容師も少なかったので

メーカーや ディーラーの担当者さんに

酸リンスで中和すれば 還元はしなくなるので
中間水洗をしなくてもいい!

これを 盲目的に信じ込んでたフシがある。

 

 

現在のパーマ理論では この2剤前の
酸リンスの塗布は タブーとされている。

 

この 2剤前の酸リンス によって

2剤でのSS再結合の 邪魔 になり

 

パーマ施術直後の ダレや

1週間程度で ゆるくなっちゃうっていう

原因のひとつといわれてるんだよね。

 

 

なんで なっちゃうのか?

詳しくは このページで書いている

間違いだらけの 2液前の酸リンス

間違いだらけの 2液前の酸リンス
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こいつが もし酸リンスなんぞで 酸性になると

イオン化がなくなってしまう

 

こいつは

切れたり くっついたりの

運動をしていない状態

 

なので

酸化剤が来ても
再結合がしにくくなってしまうんだ!

 

SS結合が再結合しない!

ってことは 切れっぱなしって事

 

 

これで 酸リンスを2剤の前にすると

ダレた感じに パーマが かかったり

パーマの持ちの悪化に繋がるって事だ・・・

 

だから

 

 

2剤の前に 酸リンスをするのは

絶対に良くない!

 

酸リンスをするなら

2剤処理した後にしたほうが良いのだ。

 

 

 

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