酸性〜弱酸性の薬剤を使用する
ヘアカラー、パーマ、縮毛矯正は
髪の毛を傷めないの???
今までの記事
↓
酸性〜弱酸性だから傷まない!?
ヘアカラー、パーマ、縮毛矯正等で
髪が傷む原因は アルカリ である!
って
傷みのほとんどはアルカリだと
多くの人が勘違いしてるよね・・・
確かに 髪の毛は
弱酸性の状態がベストだし
髪にアルカリ性の薬をつけて
アルカリ性に傾けるのは
決して良くないことだし
毛染めやパーマの薬品の
アルカリ物質が残留することも
髪に悪いのは間違いない!
でもね・・・これって
ダメージの原因の中では
結構 下位なレベル?(汗)
基本的にアルカリ剤が
関与してる部分もあるんだけど・・・
ヘアカラーでのダメージの大半は
髪色を明るくするための
ブリーチ(脱色)である。
ま〜 これは
素人さんでもわかりやすいよね!?
んで わかりにくいのは
パーマや縮毛矯正の
ダメージなんだよね・・・
これ ストパー、デジパー、
ストデジとかすべて同じなんだけど
まず これらの原理を
パーマで例えるとね・・・
毛髪のタンパク質同士の結合を
パーマの1剤でカットし
↓
ロッドの形状のように 形づける(曲げる)
↓
すると タンパク質の位置が丸みに
応じて ズレるよね・・・
その 形状のまま タンパク質がズレた位置で
パーマ2剤でもう一度 SS結合をくっつける。
↓
ちなみに ストパーや縮毛矯正の場合は
この形状が真逆で 曲がった状態で
結合してるタンパク質を1液で切ってから、
まっすぐ形を変えて再結合させるんだ。
このようにパーマや縮毛矯正の理論は
タンパク質同士の結合(S-S結合)を
1剤の還元剤で切断して・・・
パーマの場合はカール・ウェーブ状に、
縮毛矯正(ストパー)の場合は
ストレートに髪の形状を変えてから
2剤でS-S結合をその形状で再結合させて
毛髪の形状を固定する!
んでね・・・
デジパー、ストパー、ストデジとか
パーマ・縮毛矯正の髪の傷みってのは
2液後の これ ↓
よ〜く 見て欲しいんだけど・・・
1液で髪のタンパク質を切断し
2液で 再結合させるんだけど
切った結合が
全て再結合される訳ではない!
そ〜 たとえば
100個の結合を切断しても
50個ぐらいしか再結合が
できなかったりする・・・
パーマや縮毛矯正の
ダメージの多くは
こうやって
切れっぱなしで放置された
ケラチンタンパク質同士の
結合(S-S結合)なんだ!
※ちょいと専門的なお話になるけど
この切れっぱなしのタンパク質は
酸性〜弱酸性の薬のほうが
沢山残ったりするんだよね〜
だから 酸性のほうが持ちが悪かったり
ダメージが多かったりするんだね。
パーマや矯正の傷みの多くは
切れっぱなしになってる
シスチンの結合なんだね!
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