パーマやストレートパーマ、縮毛矯正でのヘアダメージの原因の多くは薬剤が強いアルカリ性だからなの?
酸性〜弱酸性の薬剤を使用するパーマ、縮毛矯正は髪の毛を傷めないの?
DO-Sでも15年ぐらい前にスピエラを使用したW還元パーマ技法を開発したり、日本で最初にGMTを販売したりなど、弱酸性パーマや弱酸性縮毛矯正の開発を行ってきました。
弱酸性パーマ、弱酸性縮毛矯正のホントにダメージレスなのでしょうか?
今までの記事
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酸性〜弱酸性だから傷まない!?
ヘアカラー、パーマ、縮毛矯正等で
髪が傷む原因は アルカリ である!
って、傷みのほとんどはアルカリだと多くの人が勘違いしてるよね・・・
確かに髪の毛は弱酸性の状態がベストだし、髪にアルカリ性の薬をつけて
アルカリ性に傾けるのは決して良くないことだし…
毛染めやパーマの薬品のアルカリ物質が残留することも髪に悪いのは間違いない!
でもね・・・これってダメージの原因の中では、結構下位なレベル?(汗)
例えばヘアカラーリングだとね、
ヘアカラーでのダメージの大半は髪色を明るくするためのブリーチ(脱色)である。
これは素人さんでもわかりやすいよね!?
ま〜ブリーチ自体は強いアルカリ剤と過酸化水素水の化学反応で起こすので、アルカリがダメージの原因と言えなくもないんだよね。
パーマや縮毛矯正を理論的に考えていくとね
毛髪のタンパク質同士の結合をパーマの1剤でカットし
↓
ロッドの形状のように 形づける(曲げる)
↓
するとタンパク質の位置が丸みに応じてズレるよね・・・
その形状のままタンパク質がズレた位置でパーマ2剤でもう一度SS結合をくっつける。
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※ちなみにストパーや縮毛矯正の場合はこの形状が真逆で曲がった状態で結合してるタンパク質を1液で切ってから、まっすぐ形を変えて再結合させるんだ。
このようにパーマや縮毛矯正の理論はタンパク質同士の結合(S-S結合)を1剤の還元剤で切断して・・
パーマの場合はカール・ウェーブ状に、縮毛矯正(ストパー)の場合はストレートに髪の形状を変えてから
2剤でS-S結合をその形状で再結合させて毛髪の形状を固定する!
んでね・・・
デジパー、ストパー、ストデジとかパーマ・縮毛矯正の髪の傷みってのは
2液後のこれ↓
よ〜く 見て欲しいんだけど・・・
1液で髪のタンパク質を切断し2液で再結合させるんだけど、切った結合が全て再結合される訳ではない!
そ〜たとえば100個の結合を切断しても50〜60個ぐらいしか再結合できなかったりする・・・
パーマや縮毛矯正のダメージの多くはこうやって
切れっぱなしで放置されたケラチンタンパク質同士の結合(S-S結合)なんだ!
※ちょいと専門的なお話になるけどこの切れっぱなしのタンパク質は酸性〜弱酸性の薬のほうが沢山残ったりするんだよね〜だから酸性のほうが持ちが悪かったりダメージが多かったりするんだね。
パーマや矯正の傷みの原因の多くは切れっぱなしになってるシスチン結合なんだね!
もっと詳しく知りたい方や対処法を勉強したい美容師さんはこちらのコラム記事を読んでみてね↓
【理美容師必見】ヘアダメージが少なく持ちのよい令和のコールドパーマとは?
※こちらは2022年2月27日のブログ記事をリライトしたものです。
コメント
こんにちは
質問なんですが某美容師さんが動画で酸性の酸熱トリートメントのデメリットは髪が硬くなったりなどいろいろ言っていて、アルカリ性の酸熱トリートメント?の方はデメリットはないと言っていたのですが、デメリットないとかある?とか思ってしまったんですがデメリットなどありましたら教えていただきたいです
質問失礼します。
先日から質問させて頂いてる者です。
今回の縮毛矯正が、ちょっとパリパリした質感で、軋みもありす。
一液水洗後、ドライアイロンの前に、美容師さんが、以下のトリートメントを使用したそうなのですが、
ヒアルロン酸によって、縮毛矯正のかかりが悪くなったり、パリパリした質感になることはあるでしょうか?またこの質感は、シャンプーしてればいずれなくなっていくでしょうか?
某会社のヒアルロン酸トリートメント(パーマなどのアフタートリートメントと記載がありました)
【全成分】 水、セタノール、ジメチコン、グリセリン、ステアルトリモニウムクロリド、コメヌカ油、ベヘントリモニウ ムクロリド、乳酸、グルコノラクトン、グルコン酸Ca、セトレス-24、加水分解ケラチン(羊毛)、ヒア ルロン酸Na、イソプロパノール、(メチルビニルエーテル/マレイン酸)コポリマー、メチルパラベン、 プロピルパラベン、香料
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こんにちは。いつも質問させてもらっている者です。
dosシャンプーとトリートメントを買いたいのですが高いのでシャンプーだけにしたいのですがトリートメントはしなくても大丈夫でしょうか?
髪の毛は細くて柔らかくてすごく絡まります。