PPT ってのは 人毛に近い構造の 羊毛や羽毛を
強いアルカリ溶剤とかで 分解して作ったモノ
髪の毛の8〜9割を占める 主成分である
ケラチンタンパク質の 類似成分!
ケラチンPPT コラーゲンPPT シルクPPTなど
たくさんの種類があるんだが・・・
ただ これら加水分解したPPTたちは
強いアルカリで 固形であるケラチンを
液体になるまで しっかり溶かしてるので
分子構造も シスチン結合も ぐちゃぐちゃの
単なる ケラチンの残骸(死骸)ですから〜
そんなもんを 髪につけても 入れても
何も 効果なんてありません(キッパリ)
ただ 最近では アルカリで溶かしたりしない
CMADK(カルボキシメチルアラニルジスルフィドケラチン)
なんていう アルカリで溶かされていない
ちょんとした構造の ケラチンタンパクも登場したのです!
もしかして CMADKの登場で
夢の 髪の毛のダメージが治る!
これが 実現するのでしょうか???
今までの記事の一覧 復習してみてね♩
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ぢ〜ぢの孫 きぃちゃん
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今回の記事は この記事の続きね
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このきちんした S(システイン)である
CMADKが毛髪にどう作用するのか?
同化・結合
と
吸着・定着しやすい
これの違いは何か?
なぜ CMADKでも 髪の毛の
ダメージが治ることはないのか?
ま ここらを 説明していこうと思うんだが
これを 真面目に書いていくと・・・
多分 ほとんどの人が理解できないと思う。
この前の記事
↓
ここにも書いてるけど 実際の CMADKなんぞ
↓
この RSが 何十個もある物体だからね♩
だから この初級編では あえて
みんなにわかりやすく
大切なとこだけ 解説しとくね
ま ケラチンや システインとか
シスチン結合とか 余分なことを考えずに
ふつうの加水分解PPTを単体で こんな感じ
↓
アルカリで溶かされて ボロボロに破壊された
ケラチンの残骸みたいなもんね(汗)
んで CMADKは
↓
強いアルカリで溶かされてないので
ちゃんとケラチンの形状をしてる(画期的)
そんで ダメージした髪は こんな イメージ
↓
切れっぱなしで 宙ぶらりんな
SS結合(シスチン結合)してない
単体の S(システイン)が存在してるんだ。。。
そこに 加水分解したPPTや CMADKが入ったとする
↓
で??? どちらにしても
何も 起こらないんだよね(笑)
そう 髪の切れっぱなしのSが
ある部分に 近づいたとしても・・・
SS結合とか ケラチンの同化なんぞが
起こる理屈が どこにも無いんだ!
ケラチンの溶かされた 残骸でも
ちゃんとした ケラチン(CMADK)だとしても
それらと 元々髪の毛に存在する
切れたままの 単体の S(システイン)と
結合する理屈が どこにもない。。。
ま せいぜい イオン結合や疎水結合で
吸着したり(これを絡みつくと表現するメーカー多し)
PPT同士を コンプレックス等で
大きくして出にくくしたりするんだ♩
詳しくはこのあたりの記事を参照
↓
ここで 結合のお話のなるんで
ちょいと パーマや縮毛矯正の理屈を思い出して欲しい
パーマにしろ 縮毛矯正にしろ
元々 結合している SSがあるんだよね
↓
そいつを 還元剤で切断する
↓
S(システイン)に水素がくっついて 切り離される感じね
んで 酸化剤で 酸素を与えると
↓
酸素は水素二つを奪って 水(H2O)になる
すると SとSが 結合 するんだね!
そう
この還元・酸化っていう 理屈があるから
SSの再結合が行われるんだよね・・・
残念ながら 加水分解ケラチンでも
CMADKでも
アルカリで溶けて壊れた
加水分解PPTはもとより
最新の 構造的に壊れていない
ケラチンである CMADKでも・・・
髪の中に入っただけでは
SS結合する 理屈が無い!
これが 場末のぢ〜ぢが たまに例える
髪に どんな栄養成分を入れたとしても
髪の毛は 消化も 吸収もしない!
ってのは こういうことね♩
結合や 同化は 絶対に無理なお話で
吸着 付着 絡みつく が 精一杯なんだね。
ただね・・・
ケラチンの溶けた残骸の
加水分解PPTじゃ無理だけど
構造のしっかりした CKADKなら・・・
この S(システイン)に結合してる R
こいつを なんとかすれば
結合する可能性もあるんじゃ無いのか?
あ ここは まだまだ 場末のぢ〜ぢも研究中だ♩
そして ここまで読むと
理美容師さんなら もしかして?
ってのが ないか・・・
そう それなら
パーマや縮毛矯正の工程で
うまいこと PPTを使えば
SS結合するんじゃ無いのか???
今度は こいつを考えて行こうか・・・
続く・・・
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コメント
場末パーマ屋さんの理論がすきでいつも拝見しております。
パーマに置いての質問ですが、クリープもねつ酸化も結局は過還元によるかかりだと感じている事が多いのですが、どう思いますか?
うちでは1液をつけて20分くらい置いてます。
中間にスポイトで水につけて、
つけ巻きなら全体につけて、15分以内になぬべく巻く1液は放置5分以内で一度テストカール
TG換算は5-6でPHは7前後
2
やっぱりいい感じで仕上がり、ます。クリープや応力緩和が同時進行しているのかと思っています。(水の温度は50度以上、60度未満)の中間水洗根元につくないなら40度くらいの水洗)
で放置タイムを少し長めに起きます。でも5分くらいの前後
2液はなるべく還元が始まったと思われるタイムからブロム酸で15分以上おいてます。
これの考え方は間違っているでしょうか?
また
癖や髪質にもよるのですがTG3の還元値の商材はやっぱり気休めなのか迷いながら使ったりしますが、癖が元もといい感じの人に同じように使います。
僕なりにはありな時とお客様からはよく分からないと微妙な反応がありますw
でも先生のクリープパーマ理論があって今の自分の考え方にいたりました。
リタッチパーマ理論など先生のシビヤなご意見が知りたいです。
PPTなどの理論は僕も先生の記事で使わなくなりました。
あと処理のおすすめなどございますか?
どのメーカーもこれがいいですね。の一点張りです。
どの時にどの後処理が適切なのか、曖昧な事に悩んでいます。
質問攻めで申し訳ないですが、自分なりにお客様の未来の髪質も考えて、お洒落を楽しんでもらいたいと思います。