システアミンとリバースアクション

DO-S的 パーマ解体新書

パーマでの リバースアクション・・・

数年前 ケラチン研究の第一人者
新井幸三先生の一言から始まった
パーマ理論での新しい考え方。。。

 

最初の記事は 2014年までさかのぼる

パーマの概念が変る! 新井先生のスポイド法

 

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そう この理論のおかげで 随分とパーマは変わった

 

還元剤が中間水洗で流れないという衝撃や
パーマでのダメージの考えや
ミックスジスルフィドなるモノの考え方も・・・

 

パーマ理論 ミックスジスルフィドが諸悪の根源!

 

 

リバースアクションって
実は凄い変化をもたらすんだ・・・

 

 

最近の ここらの記事も熟読してね

パーマでの 酸化の邪魔モノとは?

DO-S式 ブロム酸化法 リバースアクション

ブロム酸化 リバースアクション その1

ブロム酸化 リバースアクション その2

ブロム3%で酸化が始まる危険性。。。

 

 

 

 

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んじゃ 今日の読者さんからの質問ね

・・・・・・・・・・

どSさんにはいつも勉強させていただいてます!

 

パーマについて質問なのですが、
経営とサイエンスのどSさん、
佐々木さん、中嶋さんの対談の号で、
酸化強化のお話しについてです。

ジチオ(代替で薄ブロム)で、平衡反応により
SS結合を強化するのに分かりやすいお話しだったのですが、
どSさん方々のモデル検証にて
システアミンを使われていました。

 

新井先生と古根川さんの対談にて、
『システアミンの場合、薄ブロム→濃ブロムでも
仕上がりが良くなかった。』
『システアミンに限り、ミックスジスルフィドは多くが
イオン結合しており、システアミンのミックスを取るには
分子の細かい(この時は例えば濃度の高い界面活性剤)もので
毛髪とのイオン結合を離してあげるといい。』
とおっしゃていました。

新井先生はその処理剤には特に言及されてはおりませんでしたが、
先日カペリッチさんから、システアミンのミックス除去に
出たリヴァートC(新井先生監修の処理剤)が発売され
あーこれの事かと思いました。

 

自分の働いてる店にはこれがない為、
最近はシステアミンのざらつきがイヤなので
使用を控え チオ+スピエラで酸化強化してます。

 

どSさんはシステアミンの場合
どの様に対処してますでしょうか?

どSさんなら既にリヴァート購入してるなり、
ご自身で対処法を開発してそうな…(笑)

長文で失礼しました。

・・・・・・・・・・

ホイホイ!

 

まず 質問に答える前にね・・・

 

>自分の働いてる店にはこれがない為、
最近はシステアミンのざらつきがイヤなので
使用を控え チオ+スピエラで酸化強化してます。

 

システアミンのざらつき???

 

これが 君の思ってる
ミックスジスルフィドの問題なのか?

これを ちょいと 考えた方がいいよ。。。

 

システアミンのミックスジスルフィド自体は
チオグリコール酸のミックスジスルフィドと違い
そこまで水分を含有して 大きくならないらしいし
直接 シスアミのミックスちゃんが 髪の手触りにまで
悪影響を及ぼすような感じがしないけどね・・・

 

多分 ザラつきなどの 手触りの問題なら

アルカリだとか 処理剤だとか・・・?

の 還元剤とは違う原因 の方が多いと思うよ。

 

還元剤のお話だと アルカリで働くチオと
酸性のスピエラのミックスの方が難しいと思う。

 

 

 

んで

リヴァートC だよね〜

あれは

システアミン用の界面活性剤と
薄い還元剤が入ってるものなんだ。

 

リバースアクションさせるのに
界面活性剤はかなり有効で・・・

場末のぢ〜ぢのとこのブロム3にも入ってる

ま 当然 新井先生の教えだけど♩

 

ただ 界面活性剤でも チオグリコール酸用と
システアミン用では 種類 が違うんだよね♩

 

詳しい事は 諸般の事情で書けないとこもあるが

チオグリコール酸とシステアミンは
イオン吸着などの原理が違い
バックリアクションに有効な界面活性剤は
全く違う種類のものなんだよね・・・

 

しかも こいつらは
混ぜると効果が出にくい という部分もあり
現在 場末のぢ〜ぢも 色々と検証中なのである

 

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この記事読んでみて

新薬配合ブロム3 その仕組みとは?

 

新型ブロム3は ゴミ取り機能がつきました!

 

場末のぢ〜ぢの言い方だと
ゴミ取り機能 ってなるけど

ま 実際は リバースアクションを
しやすいようにするため 余分なモノをひっぺがす
新井先生の教えの 界面活性剤の一種なんだよね。。。

 

んで 現在 ぢ〜ぢのとこで作ってるブロム3は
基本的に チオグリコール酸用なのだ。

 

んで 現在 システアミン用の新しいタイプの
ゴミ取り機能 の開発をしているんだよね。

ま これは おいおいブログで書いていくね♩

 

 

んでね

リヴァートC に関して言えば

システアミンの還元剤と
デジタルパーマやエアウェーブ用ってのがあんだよね。

 

システアミンをリバースアクション
させやすい界面活性剤は問題ないとしても

還元剤が入っている

というのが 肝心なとこなんだ。

 

 

ちょいと前に こんな関連記事を書いてるから
熟読してみてね

デジパーやエアウェーブでミックス減少!

 

リヴァートCは デジタルパーマや
エアウェーブなどの乾燥工程があるパーマで
乾燥後に上手くバックリアクションさせるために
還元剤を入れているんだよね。

 

乾燥すると還元剤の働きが悪くなるからなんだが
還元剤を入れるとともに 界面活性剤で
余分なイオン吸着を外すことで

乾燥させても バックリアクションを
起こさせようとするには実に有効な手段なのである。

 

これは ミックスジスルフィドを減少させ
ヘアダメージを軽減するには 正当な理論なんだが

どS美容師的には 個人的な判断で
このリバースアクション技法は使わない。

 

リバースアクションを使用するのは
コールド系パーマのみなのである

これらのパーマ技法なら 酸化前に
髪の毛は 乾燥していないので
バックリアクションさせるために
無理に還元剤を入れる必要は無い!
そう考えているんだよね。

コールドパーマでの酸化法なら
還元剤は十分に残ってるし
濡れた状態で働いてくれるからね♩

 

 

 

なぜ エアウェーブやデジタルパーマで
バックリアクションをさせないのか?

理由は この記事で書いたように・・・

 

 

ぢ〜ぢ的には

 

デジタルパーマや エアウェーブは

 

濡れてる時と 乾いた時の

ウェーブギャップが少ない!

 

これが 最大のメリットだし・・・

 

これらの パーマ技法を行う

大切な意味 だと思うから。

 

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簡単に乾かしただけで パーマが再現できる!

こいつが デジタルパーマや
エアウェーブをかける主目的だから。

 

 

こりゃね 決して 新井先生や古根川ちゃんたちの
理論を否定している訳では無いんだよ(笑)

 

デジタルなんかの還元方法にもよるしね。

例えば デジタルパーマは過還元という問題にしても
還元剤のパワーを弱めて過還元を防ぐ方法もあるだろ!

ここだって どS美容師的には
還元剤を弱く 濃度を薄くするんじゃなく
施術工程でテストカールをする手法にしてるでしょ。

 

 

バックリアクションのお話にしても
ミッスクジスルフィドが減少することで
ヘアダメージの軽減や持ちの良さなどは
全く持って 正しいと理解している!

 

ミックスジスルフィド問題と

パーマのウェーブ特性の問題は

よ〜く考えないといけないのだ。

 

 

 

その2へ 続く・・・

 

 

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