従来のケラチンは羊毛や羽毛をきつい溶剤でドロドロに溶かした死んだケラチンでした。
ところが最近開発された活性ケラチンや生ケラチンは特殊製法でボロボロに壊れたケラチンではなく髪のケラチンに非常に類似した生きたケラチンになっています。
ただね、そんな生きた活性ケラチンをいくら髪につけても…
ただ髪に浸透したり付着しても、髪の毛のケラチンと結合する訳ではないのでヘアダメージが修復されたり髪が再生されたりする訳ではないんですね。
今日の読者さんからの質問ね
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いつもお世話になっております。
Do-SトリートメントSP についてお聞きしてもよろしいでしょうか?
こちらのトリートメントやAIミストなどを継続して使用していますが確かに髪が良くなっていってると思います。それも、従来のDo-Sトリートメントのように、いい意味で”その場キレイに見えるように誤魔化す”といった仕上がりではなく、傷んでコシが無くなってしまった髪にシャンプー後も継続してハリや弾力が出ているように思います。
そこで質問なのですが、この”結合するタンパク質”というのはその新たに結合した組織に、パーマをかけることができるものなのでしょうか?
もう一つ、ダメージによってキューティクルが傷み過ぎたものはキレイに見せることは難しいのでしょうか?
またお時間のある時に教えていただけますでしょうか。よろしくお願いいたします。
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すいません、質問の補足をさせていただきます。
”パーマをかけることのできる”というのは、ダメージによってタンパク質が減り重力に逆らって持ち上がることが難しくなった状態からトリートメントSPなどを使い続けることによって、パーマが持ち上がる、再現性が高まるという意味になります。
ただ、もしそのための期間が長ければ髪が伸びて、長さによって重くなるので再現性は同じ条件でかけることにはならないことは前提です。
もう一つの、”キューティクルをキレイに見せる”というのは、Do-Sトリートメントで誤魔化すこととは違うのですがキューティクルがボロボロになった状態では、どんなにタンパク質を増やしても
そのままで以前のような見た目にすることは難しいのでしょうか?
逆に言うと、そこから先は”誤魔化す”ことしか見た目を良く見せることはできないのでしょうか?
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ふむふむ。。。
補足の前の質問なら、うちのケラチンの場合は髪のケラチンとS-S結合してるので、パーマ1剤の還元剤で切断されたら通常通りパーマがかかる原理だよね。
でも補足文の意味なら、うちのケラチンはキューティクル近辺でダメージしてS-S結合が切断されてるシスチンに水分が熱放出する時にたまたま遭遇したら結合されるだけなので、パーマが持ち上がるとか再現性が高まるというほどのことは不可能だと思うよ。例えばロッドに巻いた状態でものすごく沢山のケラチンが結合できたら可能かもしれないけど、それも現実的には考えられないしね。
逆に細毛、軟毛、猫っ毛さんなど髪質によってはケラチンが結合することで重たくなりパーマがダレることもあるかも知れない。
そういう意味なら、15年前にDO-Sシャンプー&DO-Sトリートメントが発売された時に理美容師さんの間で話題になった『DO-Sシャンプーでパーマ復活!』のほうが現実的だよね。
一般的な皮膜や油分の多い表面コーティングの多いヘアケアを継続してると髪が重くなってパーマのカールやウェーブが重力に負けダレてしまうけど、DO-Sシャンプー&DO-Sトリートメントで皮膜や油分を落としすっぴん髪にして軽い髪にすると(皮膜、油分の重みを取り除くと)…
あら〜不思議、、、無くなってたパーマが復活しちゃったじゃないですか(笑)ってやつね。
パーマの再現性を高めるには何かを足すより引き算のヘアケアで行うほうが結果は出やすいよね。
>もう一つの、”キューティクルをキレイに見せる”というのは、Do-Sトリートメントで誤魔化すこととは違うのですがキューティクルがボロボロになった状態では、どんなにタンパク質を増やしてもそのままで以前のような見た目にすることは難しいのでしょうか?
うちの新ケラチンでキューティクルがボロボロになった状態を以前にような見た目ぐらいまでタンパク質を増加させるのは実際にはかなり難しいと思うよ。
ちょいとこの記事を読んでみて↓
活性ケラチン・生ケラチンが髪のケラチンと結合しへアダメージ修復できますか?

まず最近増えてる活性ケラチンとか生ケラチンなどがいくらボロボロに溶けていない、ある程度髪のケラチンに類似してるとしても… 髪のケラチンと結合する仕組みが無いんだよね。
そう簡単に言えば、髪と同じようなケラチンだとしても髪に着いただけで結合しなければ修復とは言えないんだよね。
でも新井先生が特許を取ったDO-Sのケラチンは濡れてる時について、ドライヤーの熱で乾燥する時に髪のケラチンとS-S結合することが出来る!
そう… 『ただ髪に浸透や付着する』じゃなく『髪のケラチンとS-S結合する』っていうのがうちのケラチンの凄いとこなんだよね。
ただね…
うちのケラチンは髪の表面のキューティクルあたりで傷んでS-S結合が切れてるシスチンに水分がドライヤーの熱で放出する時にタイミングよく偶然遭遇したら結合されるだけなので、1回にそんなに沢山のケラチンが結合する訳ではありません。
残念ながらパーマや縮毛矯正などのようみ薬剤の化学反応みたいな訳にはいかないのです(汗)
だから実際には、どんなに頑張ってもボロボロのキューティクルがダメージ以前のような状態になることはないと思うよ。
>逆に言うと、そこから先は”誤魔化す”ことしか見た目を良く見せることはできないのでしょうか?
そうそう、だから最もヘアダメージを誤魔化すことが可能なDO-Sトリートメントに配合してSPを作ってるんだよね。
【すっぴん髪・素髪ヘアケア】キアラーレDO-Sヘアケア商品の使用方法
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