縮毛矯正剤での還元力の比較は?パーマや矯正剤のチオ換算ってなんなの?

ストレート(縮毛矯正)

パーマやストレートパーマ・縮毛矯正等の1剤の還元力は、還元剤の種類と濃度とpHでだいたいどの位なのかわかるようになってます。

ただ1剤の還元剤の種類は多くあるので法律では昔っから代表的なチオグリコール酸という還元剤に換算して濃度を計算するようになっています。

これを【チオ換算】とか【TG換算】というのですが、例えばDO-Sの代表的なパーマ1剤であるDO-SカールL8で説明するとね

DO−SカールL8はチオグリコール酸2%、システアミン4%で作られているんだけど、まず当たり前だけどチオグリコール酸はチオ換算してもそのまま2%です(笑)

んでシステアミンをチオ換算するにはその分子量を見ます…

チオの分子量は92で、システアミンの分子量は77ですのでシステアミンのほうが分子量的には少し小さいんですね。ってことは同じ分子量で考えようとすると、92÷77で約1.195 ってことになります。
ってことで… L8のシステアミンをチオ換算すると4% × 1.195 になりますので4.78%になるんだよね。

するとDO-SカールL8をチオ換算濃度で表すと 2% + 4.78%=6.78%

DO-SカールL8はチオ換算(TG換算)で還元剤濃度が 6.78%の1剤 ということになるんだよね。

これで化粧品登録のパーマ剤としての上限7%以下の濃度になるんだよね。

 

んじゃ 今日の美容師さんからの質問ね

・・・・・・・・・・

いつも勉強させてもらっています。
矯正剤について質問させていただきます。

某メーカーのク○ライン250という矯正剤は
PH8.9 /アルカリ度3.5 /チオ換算値10.7%(チオグリコール酸/Lシステイン)
と公表されています。

dosの矯正剤で
チオグリコール酸が10.7%になるように作った薬剤と比べるとどちらが伸びが良いと思いますか?またどのような違いが出ると推測されますか?

PH、アルカリ度を同じと仮定して

チオグリコール酸/Lシステインでのチオ換算10.7%

チオグリコール酸10.7%

の違いという事になると思いますが・・

ご回答よろしくお願いします。

・・・・・・・・・・

はいはい!

まずね、、、DO-Sの薬剤とか某メーカーさんのク○ラインの比較じゃなくってね、

あくまでpH8.9程度で、アルカリ度や その他の配合成分 も同じと仮定して

チオグリコール酸/Lシステインでのチオ換算10.7%

チオグリコール酸10.7%

の違い…

だとしたらね、

たぶん?チオグリコール酸10.7%のほうが還元力は強いと思います。

※多分だけど、ク○ライン250という矯正剤はジチオが入っていないみたいなので(表示なし)医薬部外品のチオは7%までの基準値があるのでチオ濃度が約6.9%程度でシステイン濃度約5%ぐらいの数値ではないのか?と思われます。

 

この薬剤の チオ換算値10.7%(チオグリコール酸/Lシステイン) って数値なんだけど、チオ換算が同じなら還元力も同じ???って感じで、このチオ換算って数値でよく美容師さんが勘違いしてる場合があるんだよね〜

パーマ、矯正剤のチオ換算(TG換算)って勘違いしてない?

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パーマや 縮毛矯正剤で チオグリコール酸換算とか チオ換算、TG換算とか って聞いたことない? これ 1剤の還元剤濃度のことで 化粧品登録のハイブリット還元剤とかで チオ換算 ○% とか表示してるでしょ・・・ 実は ...

 

システインならチオ換算するときの計算は、システイン濃度% × 0.761なんだけど、、、これは還元剤の分子量のことでね、チオグリコール酸の分子量は92でシステインの分子量は121だからシステインのほうが分子量が大きいんだよね。
これを同じぐらいの量にするために、システイン濃度% × 0.761でチオと同じぐらいの質量が入ってるという計算式なんだよね。

例えば、システイン5%をチオ換算すると5×0.761 で、約3.8%ってことになるんだね。

 

んで、この場合のシステイン5%とチオグリコール酸3.8%の還元力を比較した場合…

pkaの違いやそもそも持ってる還元力の違いから考えてpH8.9程度の薬剤なら、たぶんチオグリコール酸3.8%のほうが還元力は強いハズだよね。

ま〜髪質やダメージ具合で薬剤浸透とかも変わるので多分って話だけどね。

チオ換算というのは還元力の話ではなく、還元剤の質量の事だからね。

ただ、、、これは単純に還元剤濃度だけで考えた場合のお話なんだよね。

>某メーカーのク○ライン250という矯正剤はPH8.9 /アルカリ度3.5 /チオ換算値10.7%(チオグリコール酸/Lシステイン)と公表されています。

dosの矯正剤でチオグリコール酸が10.7%になるように作った薬剤と比べるとどちらが伸びが良いと思いますか?またどのような違いが出ると推測されますか?

これは わかりません(汗)

某メーカーのク○ライン250っていう薬剤をネットで調べてみると、熱ケア成分としてトリメチルグリシンや保湿成分としてセラミドやダメージ補修成分として加水分解ケラチンなど結構感触向上成分等が多く配合されてるみたいだよね。

DO-Sの矯正剤にはこういう感触向上成分やケラチンなどはほぼ入っていないし、あとアルカリ剤や乳化剤なども違うハズだしね。

こういう感触向上剤などの添加成分や乳化剤・アルカリ剤などが違えば浸透具合や還元反応なども変化してしまうので、還元剤の種類や濃度やpHだけで還元力の比較するのはとても難しいんだよね。

そもそもいろんな添加成分の入った薬剤とシンプルイズベストの無駄を省いたDO-S薬剤の還元力を比較するのは困難です。

 

ただし個人的な感想として、どんな違いがあるのか?って事なら…

ヘアダメージ的に考えたらどれだけS-S結合を切断しそのうち何%を再結合させたか?って問題なので、感触向上剤などいろんな成分が入ってるものよりシンプル設計の薬剤のほうが美容師さんも計算しやすく、髪質やダメージによる還元具合のエラーも起きにくいので少しは失敗しにくいんじゃないのかな?ってことですね。

 

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ビビり毛等ダメージ毛激増中!失敗しやすいストレートパーマ・縮毛矯正

 

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コメント

  1. atticman より:

    ご返答ありがとうございました。
    薬剤は奥が深くて難しいですね。
    なるべく簡単に失敗しにくい施術ができるように勉強していきたいと思います。
    ありがとうございました。

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