この前からの記事
↓
この続きを・・・
今回アドバイスする君のコメント部分
>話は少し飛びますが、
DOSさんに教えてもらったコールドパーマの
やり方を応用して一液水洗後に
蒸しタオルをして10分放置した後に
2液に入っております。
一液で髪の毛に入った還元剤を
クリープして作用させてるつもりです。
コレをするとお客様の髪の毛の質感が
とても柔らかくなります。
還元剤をしっかり反応させてる事が
柔らかさにもつながるか!?
と仮説していてみてます。
なので還元剤の不活性化でも
質感が上がるのか!?なと?
まず・・・最後の部分からだけど
君の仮説である
還元剤をしっかり反応させると
髪が柔らかく仕上がる!?
と
なので還元剤の不活性化でも
質感が上がるのか?
この二つには
ほぼ 関連性は無さそうだね(汗)
今までの
君のコメントを読んでいると・・・
どうも君は パーマの良し悪しを
手触り、質感で決めてないかい?
今回のコメントでは
>コレをするとお客様の髪の毛の質感が
とても柔らかくなります。
還元剤をしっかり反応させてる事が
柔らかさにもつながるか!?
と仮説していてみてます。
最初の記事の質問でも
>ただ、一液水洗後に使用した方が、
仕上がりのパサツキは少なく、
艶や手触りは全然違ったので、
使いどころを迷う所です。
(ウイッグで色々と試してあります。)
>2液前に処理剤で濡らす事の影響や、
還元剤を不活性化させる事で何故、
パサツキが少なくなるのか?
仕上がりの時に パサツキが少なく
柔らく艶、手触りが良いと
良いパーマ、縮毛矯正と思ってるよね?
これ・・・けっこう きけん・・・
美容師の指は神様じゃ〜ない!
いくらプロの美容師の指先でも
髪の内部に無数にあるS-S結合が
1剤で ちゃんと綺麗に切断され
2剤で きちんと再結合したのか?
な〜んて 触っただけで
わかる訳ないからね!
艶、手触り、パサツキなんて
多くは髪の表面の皮膜にもよるし
髪の内部で反応してる
還元剤や酸化剤の働きの違いが
髪を触っただけでわかるような
神様みたいな美容師はいない。
たとえば
最初の記事でも答えてるけど
君の質問のアシッド剤だと・・・
まったく同じ人が 同じ条件、薬剤で
パーマをしたと仮定してね・・・
同じアシッド剤を2剤の前に塗布するのと
2剤の後に塗布するのを比較するとね
艶、手触り、パサツキなどの質感は
2剤前に塗布したほうが確実に良い!
詳しくはこの記事を読んでほしいけど
↓
2剤の前に アシッド剤をつけると
還元されてる片方のシスチンに
処理剤成分や異物がイオン吸着する
これのせいで SSの再結合が出来なくて
ダメージが増加してしまう理屈なんだけど
そんなのは 触ってもわかんないよね。
でも 同じ条件なら
2剤の前にアシッド剤をしたほうが
髪の質感はすごくよくなる・・・
◎異物がシスチンに吸着したおかげで
トリートメントしたのと同じように
髪密度がアップしてハリが出たように感じる。
◎SSの再結合が妨害されて少ないというのは
触った感じだと髪がしっとり柔らかく感じる。
◎アルカリ中和の出来ないアシッド剤だと
髪は数分でアルカリに戻るので髪の質感は
しなやかで 柔らかく感じる。
◎髪がアルカリ性のほうが一部の
カチオン系ポリマーのイオン吸着が良く
強い皮膜になり艶や手触りが向上する。
などなど・・・
パーマの2剤の前(酸化剤前)に
酸度の低いアシッド剤をしたほうが
髪の質感はかなり良くなる!
そう 全く同じ条件なら
2剤の前にアシッド剤をしたほうが
手触りや質感は かなり良い!!!
でも ダメージもすごく多い(涙)
そもそもね・・・
還元剤っていう 怖〜い薬で
髪の毛のシスチン結合を切断しまくり
酸化剤で7割ぐらいしか再結合させない
絶対に髪をダメージさせてるパーマだよ。
そんなパーマをして艶、手触りなどの
髪の毛の質感が良くなる訳ないよね(涙)
仕上がりの質感で
パーマの良し悪しを
判断しちゃダメだよ!
手触りでわかる8割がたは
表面のコーティング剤だしね・・・
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