10年ぐらい前に スピエラW還元技法とかで
有名になった 場末のパーマ屋なんだけど
10年経過して 最近 長年愛用してきた
スピエラの販売を終了しました(汗)
ってことで お問い合わせが・・・
・・・・・・・・・・
お疲れ様です、スピエラが
廃盤になったとお聞きしましたが
代用品はありますか?
スピエラも最近はあまり
使用することは少なかったのですが
ヘイダメージ毛のパーマの時には
重宝してたもんで(笑)
・・・・・・・・・・
ホイホイ!
スピエラの代用品は
こいつ
↓
DO−S GMT
グリセリンモノチオグリコレート濃度 約66.6%
10倍に薄めて 約6%
20倍なら 約3% になります。
用事調整タイプですので
混合後は1日で使いきってください。
スピエラみたいに臭くないですし
濃度調整もシンプルで使いやすいです。
そしたら タイミングよく
こんな質問も頂きました。
・・・・・・・・・・
お世話になっております。
Do-s GMT の使用方法を教えてください。
宜しくお願いいたします。
・・・・・・・・・・
ほいほい!
酸性〜弱酸性で還元できる スピエラやGMTなんだけど ここ数年でこれらの使用方法は随分と変わってきたんだよね・・・
ちょうどいいから
昨日の記事を読んでみて
↓
弱酸性でもパーマがかける事が出来る
スピエラや GMTのパーマ剤
今までは
ハイトーンのカラーや縮毛矯正とか
パーマやカラーの繰り返し等で
ハイダメージ毛になっちゃった方とかに
なんとかパーマかけてあげよう!
って時に使われていたんだけどね
でも ここ数年はね・・・
スピエラやGMTじゃないと
パーマが出来ないような状態の髪に
頑張ってパーマかけたとしても
そのパーマは1ヶ月も持たなかったり
自分で ブローやスタイリングしても
大変だったりして・・・
それって
本当に お客さんが喜ぶような
パーマなのだろうか???
そう たぶん スピエラやGMTなどの
弱酸性の還元剤でないとかけれないような髪質に
頑張ってパーマをかけたとしても
お客さんからすると 手入れが大変だったり
半月も経たないうちに取れたりして
お客さんからするとパーマかけて良かったなぁ〜!
とは思えないんじゃないかって事♪
だから 最近
スピエラは 廃盤になったし
GMTでパーマをかけることは
ほぼ 無くなったんだよね!
んじゃ 現在 GMTは
どのように使用してるのかというと・・・
まず パーマの場合だと
中性〜微アルカリのパーマ剤だと
かかりが弱い場合に
少し 還元力を高めてあげるため!
たとえば DO-SのカールL7
◎DO-S カールL7(ソフトタイプ)
システアミン4%、チオ2% 、pH7.3、アルカリ度0.3ml
これでは 少しかかりが弱いけど 軟毛や細毛の方とかで あまりアルカリは高くしないほうが良いかな?っていう場合に GMTをプラスして還元力を強くしようと思ったりするよね〜!
こういう時に 例えば
カールL7:カールL8:GMT ⇨ 10:10:1
これで GMT濃度が 約3%ほどプラスされて
システアミン3.8%、チオ1.9%、GMT3%
pHが約 7.4 で アルカリ度が 0.7mL 程度。
これで カールL7より少し強くて
でもアルカリはそんなに高くない
パーマの1液が出来るでしょ♪
※ちなみに カールL7:GMT⇨20:1で
ph 6.5 アルカリ度 0 ml って感じだね。
※DO-S GMTの濃度は 66.6%なんで
10倍に薄めて約6%、20倍に薄めて約3%で
GMTには酸度が少しあるので
濃度が高くなると少し酸性になるから
ここらの間で ミックスしていけば
いいんじゃないかと思うよ。
イメージ的にお話すると 従来のように アルカリが使用できないようなダメージ毛に なんとかパーマするために GMTでかけるって事じゃなく・・・
中性〜微アルカリでパーマする時に 少し還元力を増やすために GMTを使おう!って感じだね♪
そして もう一つの使用方法は
縮毛矯正やデジタルパーマで
ビビり毛なんかになった方の
修正技術に使う方法だね。
この記事をちょいと読んでみて
↓
そう 最近では
全体にビビリ毛修正などは
ほとんどする事はないけど
前髪だったり 毛先のみだったり
ポイント的なビビリ毛修正に
GMTを使用する。
使用方法は SC-7:GMTで
10:1 〜 20:1の間ぐらいが目安だね。
10:1で GMT濃度は 6%程度 pH6.8程度
20:1で GMT濃度は 3%程度 pH7.2程度
ここらを目安に使用してくれたら良いと思うよ♪
ま 最近の GMTはこんな感じだね!
コメント
いつも勉強させて頂いておりまして、こちらのストレート、パーマ剤を使用させて頂いております!!
そこでSC-8を使用したMの薬剤がとても使いやすく多様させて頂いてるのですが、チオ濃度を7〜8程度に落としたいのですが配合を変えると可能でしょうか?
可能な場合は、どれくらいの割合にするとチオ濃度7〜8に設定できるか教えて頂けるとと思います!