理美容室メニューの中でも
1、2を争う ヘアダメージの多いモノ
それは 縮毛矯正(ストレートパーマ)
実は こいつは比較的新しいメニューで
現在 主流の縮毛矯正が始められたのは
20年ちょい前になるかな〜
場末のぢ〜ぢが駆け出しの美容師だった頃は
パネルにくっつけるような ストレートパーマだった。
昭和の終わりぐらいだったよね。。。
そこから ブロー式の縮毛矯正なるもんが登場!
ミスターハビット ってのが流行したんだ。
んで そいつが進化して 現在の主流である
アイロン式の 縮毛矯正が始まった!
↓
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↓
んじゃ 今日の読者の美容師さんからの質問ね
・・・・・・・・・・
こんにちは
縮毛矯正についてなんですがお願いします。
今の店で他のスタッフがすごくいいと言って
やっているやり方についてです、
一剤塗布後流してビショビショの状態からツインブラシで
ワンパネルずつ挟んで 伸ばしながらドライヤーを
至近距離で当てて乾かしていくというやり方です。
アイロンはほぼ使わず、人により癖の強い箇所だけ
場合によって使ってるみたいです。
使用する薬剤は高アルカリチオとノンアルカリ高濃度の
システアミンを混ぜて使っています。
アイロンを使わない理由は挟んで毛髪を潰してきしめん?
みたいになるから良くない等です。
僕が疑問なのは
・還元した状態の髪の毛をツインブラシで
強く挟んで引っ張ることによるダメージは大きくないのか?
・濡れた状態でドライヤーを至近距離で当てる熱ダメージと
通常の乾いた状態にアイロンを入れる場合
アイロンによる熱ダメージを避けるために極力アイロンを
使わないようにやっているみたいなのですが
結局濡れた状態でドライヤーを至近距離で当てると
物理的パワーが大きいんではないか?
仕上がりはいいみたいですが
自分のお客さんにはやっていないので手触り等はわかりません。
見た目は普通に伸びています。
その人曰く自然な仕上がりになるのと時間が少し早くなります。
正直普通のやり方でも自然な縮毛矯正はできます。
わかりづらいかもしれませんがよろしくお願いします。
・・・・・・・・・・
ホイホイ!
縮毛矯正で 1剤で還元後に ストレートアイロンじゃなく
ツインブラシとかで ブローして癖を伸ばす方法だね♪
懐かしいね〜〜〜!
すげ〜 古いブログ記事(2012/07/24)だけど 読んでみて
↓
それはね 平成5〜6年の頃だったかな・・・
そう 今から25年ほど前に それまでの 癖がロクに
伸びないような パネルに貼っちゃうストレートパーマから
現在の縮毛矯正のハシリ? として当時あった
Mrハビット(ミスターハビット)
っていうメニューのやり方だね♪
平成5〜6年当時で 3〜5万円もする高額メニューでね
それまでのストレートパーマと違い ツヤツヤサラサラで
癖もばっちり! 一斉を風靡した画期的メニューだった・・・
場末のぢ〜ぢも当時すぐに取り入れ 施術してたよ〜
Mrハビットが出来た当初は 半円形のブラシでブローしてたけど
途中から ツインブラシが登場したんだよね〜
その後 4〜5年ぐらいしてかな???(うる覚え)
現在のストレートアイロンを使用する縮毛矯正が登場したんだね。
ま 現在の縮毛矯正のメインが アイロン式なら
このブロー式は 縮毛矯正の元祖と言ってもいいかもしれないね。
アイロン式の縮毛矯正が 一般的に広がって
多くのメーカーが採用して 今ではこちらがメジャーで
ブロー式はマイナーな存在になったんだけど それはなぜか?
平成の最初のころは ずばり ひどいヘアダメージ!
当時は まだジチオ入りの薬剤を認定されていなかった時代なので
チオ濃度7%が上限なんで 還元なんか スチーマー加温とか・・・
しかも 1時間近くしちゃうぐらいの 過還元 過軟化状態な上に
ハビット専用のコポリマーとかで 強力なコーティング。。。
ブローで少しでも下手すると 超ハイダメージ毛に・・・
かなり熟練した 上級美容師が施術しないと
ハイダメージになる危険度の高いメニューだったんだ。
それでも この時代はまだ ヘアカラーしてる人が少なかったんだけど
その後に訪れたヘアカラーブームで ブロー式は淘汰されてしまった。
そして その頃から ダメージ的に少しでも安全性の高く
ブロー式ほど高い技術を要求されない アイロン式が主流になったんだ。
>・還元した状態の髪の毛をツインブラシで
強く挟んで引っ張ることによるダメージは大きくないのか?
さすがに 平成初期の頃と違い 還元剤は進化してて
スチーマーで1時間近くも還元しなくてもよくなったけど
ブロー式は アイロン式と比較すると
同じ程度に癖を伸ばそうとすると
すこし 強く還元、軟化させないといけないんだね。
しっかりと 還元、軟化されてる髪の毛を ウエットな状態で
ツインブラシで 強く挟んで引っ張ると かなりダメージするよね!
昔 Mr.ハビットでも このブラシの工程での
強いテンションによる トラブルは実に多く起きていたんだよね。
ただ これは 美容師さんの技量によるとこが多いので
君のサロンの人は上手く行ってるんだと思うよ。
そりゃ アイロンだって
>アイロンを使わない理由は挟んで毛髪を潰してきしめん?
みたいに する人なんか 今時 ほぼいないでしょ?(笑)
だから ダメージさせるのは間違いないけど
その度合いは 施術する美容師のスキル次第ってことだね。
>・濡れた状態でドライヤーを至近距離で当てる熱ダメージと
通常の乾いた状態にアイロンを入れる場合
アイロンによる熱ダメージを避けるために極力アイロンを
使わないようにやっているみたいなのですが
結局濡れた状態でドライヤーを至近距離で当てると
物理的パワーが大きいんではないか?
こりゃ 水抜きアイロンと同じだよね。。。
まず 濡れた状態でドライヤーで加温すると
中間水洗で還元剤は流れないので 還元は加温で急激に進行するし
濡れてることで 温度は低くても物理的パワーは高くなる。
たとえば
普通に乾いた状態で アイロンするとしたら
水分含有量が12% で 温度が160度のパワー
ウェットで ドライヤーとブラシなら
水分含有量が 22%で 温度は100度
あと これに 還元の進行が加わるパワーだね!
水抜きアイロンは 水分があって高温だから NGだけど・・・
水分が少なくて 高温をあてるか?
水分を残して 少し低温をあてるか?
はっきりいって ヘアダメージも 癖の伸び方も
どっちも どっち!!!
ドライヤーの場合は風量ですぐに水分は飛ぶので
髪への加温時間は少なくなるので アイロンのほうが
物理的パワーは高いと考えられる。
ブロー式のほうが 少し物理的パワーは低く
その分 還元、軟化の薬剤的パワーを強くするイメージだね。
だからアイロン式と同じような 還元、軟化の感じだと
少し伸びが悪くなる場合が多いんだね・・・
ここらで 自然な伸び方だと感じるんだよね(笑)
ただ どちらも 施術する美容師の技量によって
結果は大きく変わるんだよね・・・
安全性が高いと言われてる アイロン式だって
水抜きアイロン技法とか 一部の勘違い美容師連中のおかげで
最近は ブロー式より よっぽど危険な場合もあるしね。
結局は 施術する美容師次第!!!
☆薬剤による 還元、軟化の度合い
☆髪の毛の水分量
☆ドラーヤーやアイロンによる 加温温度
この3つを コントロールすれば 問題ないからね♪
その人の癖や髪質と しっかりとキャッチボールして
還元、軟化の具合と 加温の温度を ちゃんとバランスさせて
テンションや 乾燥具合も きちんとコントロール出来てれば・・・
ツインブラシで ブローしようが
ストレートアイロンで プレスしようが
特に問題はないと思うよ♪
ま アイロンで きしめんにはしないようにね(笑)
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