プリンとパーマにはアルカリが必要♪

どS美容師に質問

昔のパーマはね・・・

パーマかけて 最初の1週間とかで

かなりゆるくなってたんだ・・・

 

たまに パーマかけて 1週間ほどすると

「パーマが取れちゃった〜!」

そう 再来店する お客さんは 今より多かった。

 

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んじゃ 今日の読者さんからの質問ね

・・・・・・・・・・

いつもお世話になっております。
またまた最近モヤモヤすることがありまして、
質問というか相談させていただいてもよろしいでしょうか?

 

今までお答えしていただいた内容から、
専用プレシャンプーの使用、乾燥工程のプレクリープでの”満遍なく還元”
や酸化の強化で、ダメージの少ない状態の髪質の方ならほぼほぼ無理なく
ご希望のカールを出すことはできました。

しかし、既に大なり小なり還元のされた髪
(もしくは一度も還元されたことがなくてもダメージが酷いとき)
にもう一度パーマをかける時に、薬剤のアルカリを弱めてかけると
一度目のパーマに比べて、なんとなくフラフラした
頼りないかかりになってしまいます。

 

サロンワークでは パーマをかけていい頻度も含めて今後の方向性も
お話していますが、せっかくパーマをかけたのに普段結ばれてしまって
ゆるくなってしまって、予定よりも早くもう一度パーマを当てたい、
と言われることがあります。

その時には やはりプレクリープをはじめ、
アルカリを下げる以外は同じ工程での施術です。

例えばバージン毛に1回目でPH9弱~8強なら
2回目はPH7強で十分かかってしまいます。

ただ、ノンカラーのしっかりした髪でも
テストカールで欲しいカールが出ていても、グッと、プリンとした
持ち上がるような力強さや弾力感に欠けます。

 

一回目はお流し中でも水流に負けず持ち上がってくるほどですが、
2回目は低反発マットみたいに煮え切らないカールになってしまいます。

以前デジパーの質問でお答えいただいたように、
プリンとしたカールが欲しければ、ある程度アルカリの
パワーが必要とのことでしたが こういったケースの場合敢えて
中アルカリ低還元(剤)というのは有効なのでしょうか?

 

ちなみに今回の悩みは毛先のみのワンカールではなく
ウェーブスタイルの時に感じることです。

ダメージ的にはどうなのかな?と思いますが、どうせなら
お客さんがちゃんと簡単にセットできるようにしたあげたいです。
ちなみに僕の感覚ですが、こういったケースでは乾燥工程の前に
アルカリ水をつけるだけでは不十分でした。

 

それともこういう場合に備えて、コントロールは難しくなりますが
1回目のパーマからロッドを細目にして低還元にとどめておくべきでしょうか?

それともこういうものと割り切ってもらうべきなのでしょうか?
ちゃんとムース使った方が持ちが良くなると説明もしてますが、
使ってくれない方が多くガッカリです。

 

クタッとしたハイダメージならかけない方がいいですが、
そういうケースではありません。

ちなみに低アルカリ(よりも中性に近い)だと
全てこうなるわけではないのですが、、、紛らわしくてすいません。

 

個人的にはその対処にデジパーの高熱を使うのはダメージ的にも
過還元にもなりそうであまり好きではありませんし、
やっぱりプレクリープの方がお客さんからセットしやすいと評判はいいです。

こういう状態をウィッグで再現しにくく、
なかなか検証できないので困るところです。

・・・・・・・・・・

 

ホイホイ!

 

>ただ、ノンカラーのしっかりした髪でも
テストカールで欲しいカールが出ていても、グッと、プリンとした
持ち上がるような力強さや弾力感に欠けます。

 

一回目はお流し中でも水流に負けず持ち上がってくるほどですが、
2回目は低反発マットみたいに煮え切らないカールになってしまいます。

 

そうだね〜 髪質によるけど

 

人によっては これは

どうしても起こってしまう事 なんだよね・・・

魔術師でも無い 普通の美容師がなんとかする

ってのも 結構難しいお話だ。。。

 

 

 

パーマっていうのは

 

髪のダメージが多いほど 持ちは悪い

薬剤は アルカリが高いほど 持ちが良い

 

これが 基本中の基本なんですね

アルカリが強いほど パーマの持ちが良い!

アルカリが強いほど パーマの持ちが良い!
パーマの持ち せっかくかけたパーマがすぐ取れちゃう・・・ こりゃ 悲しいね パーマの持ちというのには かなりの個人差があるもんなんだ 元々の髪質にかなり左右されちゃうし 髪の毛が傷んでくればくるほど 持ちは悪くなる。 ...

 

じつは 今回の例のように

髪が ダメージすると 持ちが悪化し ダレやすくなる

でも ダメージしてきたら 薬剤のアルカリは弱めたい!

 

このバランスが 非常に難しいとこなんです。

 

髪が傷んで 持ちが悪くなってくる人には

アルカリが強い薬剤は 使いにくくなってくるからね。

 

 

 

>ちなみに今回の悩みは毛先のみのワンカールではなく
ウェーブスタイルの時に感じることです。

ダメージ的にはどうなのかな?と思いますが、どうせなら
お客さんがちゃんと簡単にセットできるようにしたあげたいです。
ちなみに僕の感覚ですが、こういったケースでは乾燥工程の前に
アルカリ水をつけるだけでは不十分でした。

 

それともこういう場合に備えて、コントロールは難しくなりますが
1回目のパーマからロッドを細目にして低還元にとどめておくべきでしょうか?

それともこういうものと割り切ってもらうべきなのでしょうか?
ちゃんとムース使った方が持ちが良くなると説明もしてますが、
使ってくれない方が多くガッカリです。

 

クタッとしたハイダメージならかけない方がいいですが、
そういうケースではありません。

ちなみに低アルカリ(よりも中性に近い)だと
全てこうなるわけではないのですが、、、紛らわしくてすいません。

 

そうなんだよね〜 全ての人が なるわけでもなく
一概に 細い、柔らかい髪質って訳でもないしね・・・

 

場末のぢ〜ぢ的には 髪密度が関係してると 睨んでる(笑)

髪密度ってのは 髪の内部のタンパク質の密度 の事ね

髪密度が高いってのは タンパク質がよく詰まってる感じで
髪密度が低いのは ポーラスのように空洞化とかあって
タンパク質の密度があまりない感じのことだね。

これは 髪の太さにはあまり関係なくて
太い人でも髪密度の低い人とか
細くても髪密度の高い人はいるってことね。

 

んで 髪密度が低いと
君のいう クタっとしたケースだね。

ダメージが進行して タンパク質が減少し
髪密度が低くなっているので パーマをかけても
かからなかっり ダレたり 持ちが悪かったりするパターンだ。

 

ま ほとんどといっていいほど 多くの場合は

 

この 髪密度が低くなっていって

パーマをかけるたびに ダレたり

持ちや ウェーブの質感も悪化していく。

 

 

そして 稀にあるケースとして

 

さほど ダメージしてる様子もない髪なのに
アルカリの弱い薬を使うと 極端に持ちが
悪くなってしまう人は いたりするけど・・・

あれは 逆に

髪密度が意外に高い人 だったりする。

 

髪密度が高いと アルカリで膨潤しないと
上手くSSの移動が行われない可能性がある。

そう タンパク質が詰まってるので
膨潤させて髪を太くし 移動させやすくするイメージだね。

 

美容師さんなら たぶん経験あると思うけど

たま〜に そんなにヘアダメージもなくて
でも 細くて かかりやすい髪質だと思って
アルカリを抑えてパーマすると かかりにくかったり
意外に すぐにパーマがダレて 取れてしまう人いるでしょ!?

 

あと 逆に 加齢で髪密度が低くなってる人とかで
そんなにダメージも無いハズ と思ってアルカリでパーマしたら
短時間で チリチリになっちゃったりするパターンも・・・

 

 

髪の毛の太い、細いとか

硬い、柔らかいじゃなく

 

髪密度の 高い、低いで

パーマのかかりや 持ちは

左右されちゃう場合もあるし

 

パーマ液のアルカリの影響も

ここに 深く関係してくるんだ!

 

 

ヘナ毛などで 髪密度が高くなった髪にパーマをかけるときに
ある程度アルカリの薬剤でないと 上手くパーマがかからないのも
ここらが原因だったりするんだ。

パーマの時のカウンセリングで 髪質診断するときに
この髪密度も ある程度考慮していくほうがいいと思う。

 

 

髪密度が高い髪質は アルカリ膨潤が必要!

 

 

 

んで こういうパターンの時に
出来るだけ どう対応するかだと・・・

あ あくまでも 出来るだけ のお話だよ・・・

 

ぢ〜ぢが 現役美容師の時に
まれにこういうパターンの人にあたったとしたら

 

まず 君が考える細いロッドとは 逆のパターンになるが

 

プレクリープ後に 太めのロッドで

スライスとかも 若干厚めに ワィンディングして

薬剤を 少しアルカリの高いもので 施術する。

 

そう こういったパターンでは

やはり アルカリの薬剤を使いたいからね。

 

 

そして 髪型にもよるが できることなら

 

2剤の前にも 乾燥工程を入れ
オキシでどっかん酸化する

Wガラス化エアウェーブ で施術する。

 

どS美容師式パーママニュアル Wガラス化エアウェーブ

どS美容師式パーママニュアル Wガラス化エアウェーブ
Wガラス化エアウェーブ 応力緩和作用を利用し 薬剤反応を最小限にしながらも しっかりとしたパーマをかける。 この前から どS美容師式パーママニュアルを書いてきてる ↓ どS美容師式パーママニュアル コールドパーマ どS美容...

 

この2剤前の 完全乾燥と

酸化の早い オキシでのどっかん酸化法は

髪密度が高いだけでなく

髪密度の低くなってる人にも有効で

乾燥させて どっかん酸化で ウェーブ強化

ダレにくくなる効果は 期待できる。

 

 

 

ヘアダメージで 髪密度が低くなって
パーマがダレやすくなり プリンとカールが
出にくくなるってのは なんとかするのは非常に難しく
薬剤だけでなんとかするのは不可能に近いんだね。

しいていうなら Wガラス化エアウェーブとか
デジタルパーマとかの物理的なパワーをプラスするぐらいだね。

 

んで たまにいる
髪密度が意外に高くて ダレやすい場合は
ロッドやワインディングや髪型を工夫して
あえて 少しアルカリの薬剤を使用した上で

Wガラス化エアウェーブやデジパーの
物理的なパワーをプラスするのが 有効な手段だと思う。

 

 

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コメント

  1. 伊藤裕 より:

    お忙しい中の早速のご回答 本当にどうもありがとうございました!
    髪密度が関係しているとは考えてもみませんでしたので驚きでした!流石ですね。
    確かに、今思い返してみると そうとしか思えないようなケースが多々ありました。 

    顕微鏡レベルの内部のことなので、そこを読むのは難しいかと思いますが、過去の履歴や傾向から調整して改善していけたらと思います。
    そういう概念があると意識するだけでも一歩進めた気がします。実用化できるように頑張ります。

    どっかん酸化はすぐにでも使えるし、効果的そうなので早速試してみます。
    どうもありがとうございました!
    ブロムでしっかり酸化させても同等に良いなとは思ってましたが、効果効能が今回有効なのは嬉しい限りです。

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