シャンプーに含まれるオイル成分はどのような役割があるの?
トリートメントやコディショナーなら分かるのですが、シャンプーにも油分(オイル成分)やシリコンなど表面被膜成分が含まれている製品が多いです。
この表面被膜成分で髪の表面をコーティングしすぎると、水分調整が上手くいかなくなり髪の命と言われる【結合水】を減少させミイラ化減少を起こすことによりバサバサに乾燥し、ヘアダメージさせてしまいます↓

んじゃ今日はメッセージで頂いた質問を紹介しときます
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いつもお世話になっております。今年に入り、貴社のシャンプーを愛用しています。
知人から頂いた他社のシャンプーについてお聞きしたく、差し支えのない範囲で教えていただけないでしょうか。
そのシャンプーは保湿成分は含まれているけれど、被膜しないそうです。
成分表にオレンジ 油、ユーカリ油の記載があり、せっかくの好意ですが心配に思っています。
シャンプーに含まれるオイルはどのような役割をするのでしょうか。
教えていただけると嬉しいです。
シャンプーの成分表です。
—水、オクテニルコハク酸デキストリンTEA、コカミドプロピルベタイン、デキストリン、ラウラミドプロピルベタイン、カミツレエキス、クララエキス、カワラヨモギエキス、セイヨウキズタエキス、オレンジ油、ユーカリ油、ポリクオタニウム-10、ラウリルベタイン、セージエキス、アルテアエキス、スギナエキス、フェノキシエタノール、HEDTA-3Na、クエン酸、BG、シャクヤクエキス、セイヨウノコギリソウエキス、ラウレス-5酢酸Na、エタノール、コンフリーエキス、トウキンセンカエキス、マグワ根皮エキス、アルニカエキス、メチルパラベン
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はいはい!
まずシャンプーは髪が濡れてる時に行うので保湿なんて全く必要ありませんね(笑)
一般的にシャンプーに含まれる油分(オイル成分)はシャンプー時の毛髪のもつれやひっかかりを予防したり、シャンプー時のギシギシ感の軽減のために入っています。
シャンプーに使用されてる油分は通常は洗剤成分(界面活性剤)で取れる場合が多いのでヘアダメージの原因になるような強い表面被膜とはあまり関係ないと思います。
ただあまり油分が多いとか強い被膜を貼る油分が使われてると、しっとりとした手触りの良い洗い上がりにはなりますが… 汚れやスタイリング剤等の被膜が綺麗に取れなくなったり、すすいでも被膜が残留するようだとあまり髪にはよくありませんね。
シャンプーで洗浄する理論はこちらの記事を読んで欲しいのですが↓
【シャンプーで髪や頭皮の汚れが落ちる原理】界面活性剤の働きとは?

シャンプーの界面活性剤というのは親油部分と親水部分があって、それぞれが油(汚れ、被膜等)と水を吸着してすすぎ落とすことで汚れが落ちるんだけどね…
シャンプーに油分が沢山含まれていると、ガクっと洗浄力が落ちてしまうんだよね!
ちなみにこれは油分だけでなく、このシャンプーに含まれる植物エキスなどもシャンプーの洗浄力を低下させてしまう場合も多いです。
あと、、、
ちょいとこの記事をよく読んでみてください↓

シャンプー後によ〜くすすいでも、ツルツルで髪の手触りがよかったりする場合は油分や植物エキスが髪の表面に残留していることが多いのですが…
これはいわば『ファンデーション入りの洗顔料』って感じですので髪のためにはあまり良くないですね。
君の場合はこのあたりはいつもDO-Sシャンプーを使用してるなら、すすいだ後の手触り質感で違いがわかると思うのでそこらで判断してもらえばいいと思います。
ま〜シャンプーに含まれる油分は、洗ってる時に絡れたり絡まったりしないために必要なものなんだけど、必要以上に入れ過ぎるとシャンプーの洗浄力を弱めたり、残留してヘアダメージの原因になったりするので注意したほうが良いですね。
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