ノンアイロン弱酸性ストレート
弱酸性縮毛矯正 エアーストレート
アルカリ性の薬剤は使用しない!
ストレートパーマ(縮毛矯正)の工程で
アイロンを使用しない!
『ノンアルカリ』 『ノンアイロン』
縮毛矯正(ストレートパーマ)で
髪の毛がダメージする要素
アルカリ性の薬品による髪の傷み
高温を使用するアイロンによる髪の傷み
この両方を使用しないことにより
毛髪をダメージさせずに 自然なストレートに・・・
ふむふむ オイルで縮毛矯正は簡単に見破られそうだが
こいつはちょいと 理にかなっていそうだよね。。。
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今日も元気に キィちゃんをクリック♩
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今日のオススメ 友達の理美容師ブログ記事
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んじゃ 今日の読者さんからの質問ね
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いつもDO-Sシャントリに
お世話になってます熊本の美容師です。
この記事を読ませて頂き気になった事なのですが、
最近【ノンアイロン弱酸性ストレート】とか
【エ○ーストレート】なるものを色んなブログで見かけるのですが、
率直な感想として3~4種類の処理剤やトリートメントをつけて
髪の毛を筒状にしていくと書いてあるのですが、
擬似的に皮膜を作りブローの熱で水素結合を
戻してるという感じかなと思うのですか、
実際はどんな仕組みなのでしょうか?(..)
弱酸性と言うことで
ほとんど還元はさせないみたいですし、
実際に持ちが悪いと言った記事もありました。
これは処理剤やトリートメントメインでしてるので、
それが時間が経過することで剥がれ落ちての
バックウェーブなのかなと勝手に思い、
なんか怪しさ満点感が取り拭えません….
取り扱う予定は全く無いのですが
評判も良いものみたいなので勉強のため質問させて頂きました
もしよろしければ詳しく教えて頂ければと思いますm(_ _)m
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ほいほい!
ノンアイロン弱酸性ストレート
エアーストレート・・・
単なるメーカーさんの宣伝文句なだけだから
取り扱う予定が全く無いなら
さほど気にする必要性も無いとは思うが・・・(笑)
ま 簡単に説明すると
ノンアルカリも ノンアイロンも
特に目新しい技法でもなんでも無いってことだね。
弱酸性の薬剤なんかも 昔からあるしね
ノンアイロンの縮毛矯正って
昔は こいつの方がメジャーな時代もあったでしょ!?
ストレートアイロン技法が出る前は
みんな エアーストレート(ブロー式)だったでしょ(笑)
ちょいと前に書いた この記事を熟読してね
↓
ストレートパーマ(縮毛矯正)で
クセ毛が ストレートになる理屈は・・・
①ケラチンタンパク質同士の結合を切断
↓
②ケラチンタンパク質の 移動(形状変化)
↓
③その形状のまま 再結合させる
現在のところ これ以外には見当たらないんだよね♩
ノンアイロン弱酸性ストレートの場合は
上の工程でいうと ①と②が違うんだよね・・・
んじゃ ちょいと説明すると
①ケラチンタンパク質同士の結合を切断
ま これは 一般的には
アルカリと還元剤で行うんだが
別に 弱酸性でもできない事はないよね。
アルカリ不使用だと
イオン結合なども関係してくるが
SS結合を切るチカラは弱くはなるが
還元剤が入っていれば 結合のカットはできる
スピエラやGMTを使用するメーカーもあれば
チオグリコール酸だけで行うメーカーもある。
ただ アルカリを使用しないで
弱酸性で行おうとすれば
絶対的な薬剤パワーが劣るので
メーカーによっては 加温や加湿をしたり
尿素など たんぱく変性剤なんかを
併用したりする場合もあるだろう。
薬剤パワーを他のもので補うわけだから
純粋にどのくらいSS結合を切るのか?
ここを考えれていけば・・・
例えば 同じだけSS結合を切ったとすれば
アルカリだろうが 弱酸性だろうが
ダメージに大差は無いってことだね。
んで 一番の問題点は
②ケラチンタンパク質の 移動(形状変化)
一般的には これは
ストレートアイロンで行うんだが・・・
別に 濡れてる状態から
ドライヤーの熱でも出来ない訳では無い
この理由は 2つある
まずは タンパク質の熱変性の温度
現在のところ 毛髪ケラチンの熱変性は
乾いた状態で 130℃〜
濡れてる状態なら 60℃〜
こう言われてるんだよね。。。
んで 一般的なドライヤーの熱風の温度は
90〜100℃ ・・・
ってことは
乾燥した髪の状態で
アイロンで160℃ を当てるのと
濡れてる髪の状態で
ドライヤーで100℃ なら
どちらも タンパク質の熱変性は
起こすということ♩
タンパク質の熱変性のダメージだけで考えると
乾燥した状態の160℃ と
濡れてる時の100℃ では
大した差は 無いかもしれないでしょ!?
そして もう1つは
中間水洗でイオン化された還元剤は流れない
と
髪が乾燥すると 薬剤反応はしない
↑逆に言うと 濡れてる時は反応は継続するってこと・・・
アイロン式ではなく ブロー式の場合
中間水洗しても還元剤は残っていて
そいつが また イオン化する
そこへ 髪の毛からすると
タンパク質の熱変性するぐらいの温度がかかる
ってことは・・・
ものすごく 還元パワーも上がる! よね!?
簡単にイメージすると
パーマの1液をつけて
100℃ 近くで加温してるようなもの・・・
そう
通常のアイロン式なら 乾燥させて
還元反応が 止まった状態で
タンパク質の熱変性を行うが
ブロー式の場合は
濡れた状態での タンパク質の熱変性
と
高温による 還元反応の過激な促進
この2つが同時に行われている理屈なのだ♩
こりゃ やり方によっちゃ
弱酸性の薬剤にしちゃ 意外に
クセが伸びたりする場合もある!
過還元のデジタルパーマに近い理屈だね・・・
乾いた状態でのストレートアイロンより
還元パワーと熱変性パワーが同時に加わるので
癖を伸ばすチカラも 毛髪へのダメージも
どちらも 高い可能性もあるよね。。。
ま 一般的にはだが・・・
弱酸性でノンアイロンで
しっかりと クセを伸ばすには
かなり高度なテクニックと知識が必要だから
多分 多少クセの伸びが悪かったり
持ちが悪かったりするかもしれんけどね。。。
ノンアルカリや ノンアイロンが
ダメージレスってのは イメージだけのもので
原理的には 嘘っぱち なんだよね・・・
薬剤反応や毛髪理論で考えていけば
特別でも 画期的なもんでもないんだ。
しかも 別に 間違った理論でもなんでもない
だから この手のメーカーさんの言い分も
怪しいお水系なんかより ずいぶんマシだ。。。
ただ ノンアルカリ ノンアイロンを
ちょいと 宣伝に使ってるだけだから(笑)
ぬるく笑って済ませてあげよう♩
あと 処理剤を使った 筒状理論なんぞは
くだらなすぎて どうでもいいお話だ(爆)
コメント
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