白髪染めをするとジリジリ・チリチリと頭皮が痛いです。グレイカラーリング・白髪染めでアレルギーがあるんだけど、ヘアマニキュアやヘナで暗い色に染まるのは嫌なんです(涙)アレルギーがあっても少しは明るいブラウンに染めたいのです!
白髪染めでアレルギーがあって一般的な白髪染めの薬は使えないのですが、なんとか明るく染める方法はありますか?
んじゃ今日の読者さんからの質問ね
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こんばんは、私は肌が弱く沢山のシャンプーを試してきましたが痒みが出たり赤くなったりなどでどれもあわなかったのです。7、8年ほど前友達にDO-Sシャンプーとキアラーレトリートメントを教えてもらい使用したところ、すっきりと洗えるのに頭皮のトラブルも改善され抜け毛も減りました!それ以来とても快適に過ごさせてもらっています。
ヘアカラーリングでの質問なのですが、最近白髪が増えてきて気になるのでそろそろ白髪染めを検討しているのです。
今までは少し明るくなる程度に細めのハイライトを入れてもらったり、全体に少し明るく染めたこともありますが頭皮には塗布しないようにしてもらってました(現在は染めてません)
そして肌が弱いこともあり先日美容室で白髪染め剤でパッチテストをしてもらったのですが、翌日には赤くなり痒みも出たので、なんらかのアレルギーがあるみたいです。
担当美容師さんは、アレルギーが出た場合はヘアマニキュアかヘナで染める事になるけど、自毛より明るくは染まらず暗くなり、特に私のようにチラホラ白髪で黒髪の比率が多い場合は全体的にみるとかなり暗めの仕上がりになるとのことです。
元々の自毛がかなり暗いので理想を言えば少し明るめのブラウン程度で白髪染めをしたいのですが、地肌の弱い私でも可能なのでしょうか?もしあるならどういったカラーリングをすればいいでのでしょうか?
お暇な時によろしくお願いします。
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はいはい!そうだね〜 君と同じようにヘアカラー剤にアレルギーがあり地肌につくとかぶれたり痛みが出たりして一般的な少し明るく染まる白髪染めの薬が使えないけど、真っ暗になるのは嫌で少しぐらいは明るくナチュラルな色味で染めたいって方は非常に多くいるんだよね!
まずね、ヘアカラーリングでアレルギー性皮膚炎や刺激性皮膚炎を起こす原因の多くは…
①ジアミン染料などの染料
②アルカリ剤や過酸化水素水(オキシドール)
ま〜ヘアカラーリング剤には他にも沢山の薬品が使われているのでこれ以外の薬品にアレルギーを起こす方もいるけど、①ジアミン染料、②アルカリ&オキシドール、一般的に多くはこの二つなんだね。
ただね、日本人が真っ暗にならずナチュラルな色味でしっかりと白髪染めをするにはこの①ジアミン染料と②アルカリ&オキシドールっていうのが必ず必要な成分なのです…
白髪をしっかりと染めるには①のジアミン染料が必要ですし、黒髪を明るくするには②のアルカリとオキシドールの反応で黒髪のメラニン色素を脱色(ブリーチ)しなければいけません。
①ジアミン染料は白髪をしっかり染めるもの
②アルカリとオキシドールはその反応で黒髪を明るくする
ここまでを理解してもらったら自然色〜明るめの髪色で白髪染めが可能かどうかは、もう一度ジアミン染料の入っていない薬剤でパッチテストをしてください!
以前君がパッチテストしたのは①ジアミン染料と②アルカリ&オキシドールの両方が入った薬剤のはずなので、例えば DO-SグレイカラーGN12 のような①のジアミン染料を配合してない(ノンジアミン)②アルカリとオキシドールで黒髪を明るくするだけのライトナーと呼ばれるカラー剤でパッチテストをしてください。
ライトナーでのパッチテストで問題のなかった場合
ジアミン等の染料を配合してないライトナーでパッチテストして問題ないようなら君はアルカリとオキシドールにはアレルギーがないということで、黒髪をブリーチ(脱色)して明るくすることが可能になります。
まず最初にライトナーやブリーチ剤で黒髪を明るく脱色してから、ヘアマニキュアや天然ヘナ&インディゴなどのジアミン染料を使っていないカラーリング剤で白髪染めをするとそれなりに明るい色味で白髪染めをする事ができると思います。
どのような色味で白髪染めができるのか?やどの程度の明るさで染まるのか?は貴方の白髪の量や髪質によって変わりますので担当美容師さんとよく相談してください。
ヘアカラー剤でもライトナーでもパッチテストで問題ありの場合
染料の入ったカラー剤でも染料のはいってないライトナーやブリーチ剤でもパッチテストでアレルギー反応や塗布しただけで強い痛みを感じるような刺激性皮膚炎の症状がある方は頭皮付近の髪の根元部分から 黒髪を明るくすることは不可能です。
したがってまだチラホラ程度の白髪が少ない方が白髪染めをする場合は、ヘアマニキュアや天然ヘナのオレンジ系の色味で白髪だけにオレンジ系などの色を入れて白髪をぼかす程度のヘアカラーリングになります。
※白髪のとても多い方の場合はヘアマニキュアや天然ヘナで明るめで白髪染めしても全体的に明るく見えるケースもあります。
チラホラ白髪にハナヘナのナチュラル(ヘナ)のみで染めた時の例↓
ただ、ライトナーのパッチテストでかぶれや湿疹などのアレルギー的な反応ではなく、痛みや赤みなどの刺激性皮膚炎の症状がある方の場合は頭皮に薬剤がつかないようなライトニングやウィービング・メッシュ等で黒髪を明るくすることは可能かも知れません。
そのようにして黒髪を明るくした上にヘアマニキュアや天然ヘナ&インディゴ等で白髪染めをする方法もありますので担当の美容師さんに相談してみてください。
アレルギーがあると明るい白髪染めは出来ませんか!?
まとめると…
ヘアカラーリングする前にパッチテストしてアレルギー反応が出た場合は、いくらチラホラ白髪の方でも明るめでちゃんと白髪も染めるのは不可能だと思ってください。
チラホラ白髪の方の場合は、自毛よりは暗く染まるのを覚悟で天然ヘナやヘアマニキュアなどのアレルギーの出ないカラー剤で白髪染めするか、白髪がオレンジ色等になるのを覚悟して暗くならないように白髪ぼかしをする感じになります。
※ヘナやインディゴなどにもアレルギーのある方がありますのでパッチテストしてください。
でも、多少白髪の染まりは悪くてもどうしても明るく染めたい方は…
染料の入っていないライトナーやブリーチ剤でもパッチテストを行い、その結果により黒髪を明るくする事も可能になる場合もあるので美容師さんに相談してみるって方法もあります。
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