傷んだ髪には洗浄力の優しいアミノ酸系洗剤のマイルドシャンプーとダメージ修復効果のあるツヤサラトリートメントを使用したほうが良いです。
美容室でヘアカラーリングやパーマ、縮毛矯正等を施術した直後には髪の傷みを軽減するために髪質改善メニューなどのサロントリートメントをして、その後のホームケアでもオーガニック無添加等のマイルドシャンプーを使用し毎回トリートメントもつけたほうがいいです。
加齢や毛染めの繰り返し等で抜け毛、薄毛や髪が細く柔らかく猫っ毛になってきたなどの頭皮(毛根)の悩みの方は刺激の強い合成洗剤は避けて、頭皮に優しい天然成分でできたマイルドシャンプーを使いましょう!
現在多くのおすすめシャンプーサイトなどで主流の人気シャンプーはオーガニック・無添加・天然・植物性・アミノ酸系・ベタイン系などの髪や頭皮の刺激の少ない洗浄力の優しいマイルドシャンプーです。
そしてトリートメントはおすすめサイトやランキングサイトでも手触り、指通り、櫛通りが良く艶々に仕上がるツヤサラトリートメントが良いトリートメント、コンディショナーだと言われています。
マイルドシャンプーとツヤサラトリートメントが髪や頭皮にいい!
この常識は正しいのでしょうか???
40年近く現場で美容師をしていた筆者はこの【頭皮や髪に優しいマイルドシャンプー】と【ツヤサラの綺麗な髪になるトリートメント】がよりヘアダメージを増やしたり抜け毛や猫っ毛の大きな原因ではないのか?と考えました。今回はそこらへんを一般の方にもわかりやすく解説していきます。
シャンプーの内容成分のイメージと思い込み
現在のシャンプー解析サイトや人気おすすめサイト、ランキングサイト等はシャンプーやトリートメントがどんな配合成分で作られていてるのか?その成分の刺激度合いや安全性などを詳しく解説してシャントリ(シャンプー&トリートメントの略)の良し悪しを判断していますし、シャンプーを販売してるメーカーさんも一般の方にはちとわかりにくい専門用語などで配合成分を説明してたりします。
例えばね、現在人気の高い『オーガニック』や『無添加』と聞いてみなさんはどういうイメージを持ちますか?
多くの方達は 髪や頭皮に優しくて安全性が高く【とても良さそう】と思いませんか?
でもね…
オーガニックとは日本語でいうと「有機」です。農薬や化学肥料に頼らず太陽・水・土地・生物など自然の力を生かして生産された農林水産物や加工法のことで、シャンプーなどの場合はオーガニック製法でつくられた原材料を使用したものになります。
たしかに食べ物なら安全性が高そうな感じもしますが、実際は通常認可された範疇なら農薬や化学肥料を使ったからって健康被害が起こるようレベルではないのが現実だし、それを食べ物でもないシャンプー等の化粧品の原材料レベルでオーガニックだからといってそんなに気にすることでしょうか?
そして『無添加』は食べ物の場合は食品添加物等が一切使用されていないことですが、シャンプーなどの化粧品の場合は、2001年まではアレルギーなどを起こす可能性が高い102種類の成分(旧指定成分)が入っていない化粧品が『無添加』とされていました。が…それ以降はそれぞれのメーカーが独自に指定した成分が入っていないという意味で『無添加』と表示されていますので、無添加といっても添加物が入っていないという意味ではありません。
これら以外にも、特にシャンプーやボディソープなどは植物性・天然アミノ酸配合・合成界面活性剤不使用・無香料・ノンパラベンなどなど、いかにも優しくて良さそうなイメージの成分を使ってる商品が多くあります。
インターネットでも配合成分からシャンプーを解析、分析するサイトやおすすめシャンプーサイト、ランキングサイトでも
毛髪や頭皮に優しい、洗浄力のマイルドなシャンプーが良い!
といわれています。
ツヤサラ美髪が持続するのが良いヘアトリートメント
昔はトリートメントが髪の内部に栄養を与え、リンスが表面コーティングをして指通りや櫛通りを良くすると言われていましたが、現在のトリートメントはリンスのコーティング効果も備えていて… よりツヤサラになるように以前よりかなり強力な表面コート作用があるようになりました。
しかも美容室で行う髪質改善メニューなどの修復トリートメント系ではそのツヤサラで指通りのよう状態が長持ちするように持続性の高いとても強力なコーティングを行うのが主流になっています。
トリートメントのおすすめサイトやランキングサイトでは
強い表面コーティングでツヤサラ美髪が長持ちするのが良いトリートメントだと考えられています。
簡単に理解できるシャンプーやトリートメントのお話
このように現在のおすすめシャンプー&トリートメントサイトや解析サイトやランキングサイトでは『髪や頭皮に優しいマイルドシャンプー』と『表面コートでツヤサラが持続するトリートメント』が良いものとされています。
ただ… おすすめサイト・解析サイト・ランキングサイトなどは専門用語や難しい成分解説ばかりでわかりにくいので女性の方ならイメージしやすいスキンケア製品や化粧品に例えてお話していきましょう。
まずは、現在主流のヘアケア製品やサロンメニューを例えると…
◎マイルドシャンプー・・・洗浄力の弱いとてもマイルドなクレンジング、洗顔剤。
◎ツヤサラトリートメント・・・表面コーティングで綺麗に見せるファンデーション。
◎髪質改善メニュー等の皮膜系サロントリートメント・・・クレンジングや洗顔剤で洗っても、数日〜数週間取れないぐらい強力な表面コート力のあるファンデーション、コンシーラー、おしろい等。
◎ヘアカラー、パーマ、縮毛矯正などの薬剤・・・すごく肌に悪い薬品!しかも残留しやすい成分も多くある。また最近は施術後にヘアダメージを感じさせないように感触向上成分として表面コーティングを配合してツヤサラ仕上げになる薬剤も多いです。
おすすめシャンプーサイトや解析サイト、ランキングサイトなどで人気のマイルドシャンプーとツヤサラトリートメントで毎日ヘアケアしてる方をスキンケアでたとえたら…
お化粧してお出かけ〜夜帰宅して洗浄力の弱い優しいクレンジングで洗って(ファンデーションが落ちきれてません)その後すぐにファンデーションを再度塗ってから就寝してるようなもんです(汗)
こんなスキンケアで24時間ファンデーション塗りっぱなしだとしたら…
誰がどう考えたって お肌傷んじゃいますよね!?
表面コート(皮膜)でツルピカ美髪になれるサロントリートメントや髪質改善メニューをされてる方は?
サロントリートメントの売りはツルピカにする表面皮膜が、いくらシャンプーで洗っても数日〜数週間ぐらい取れないんですよね…
もしも、いくら洗顔しても数週間は絶対に取れないファンデーションがあったら使ってみたいですか?
もし本当にそんなファンデーションがあったら、かなり肌に悪そうだと思いますよね!?
そしてもっとも危険なのが、ヘアカラーやパーマ、縮毛矯正の直後にサロントリートメントしたり、その後のホームケアでマイルドシャンプーとツヤサラトリートメントしちゃう事です。
特に継続的に白髪染めをしてる方などは頭皮にも悪影響があり抜け毛が増えたり髪が細く柔らかく猫っ毛になってきちゃったりするケースもあります。
これらを例えると… 肌にとっても悪くて残留もしやすい薬品をお肌に塗って、その上から洗っても取れないコンシーラーつけて… その後も毎晩洗浄力の弱い洗顔剤で洗い、しかも風呂上がりにファンデーション塗りたくって寝るようなもんです!
肌に悪い薬物塗ってファンデーションで蓋をしちゃうと余計に残留して肌を損傷させてしまいます。
いくら厚化粧してても、お肌はボロボロ状態なハズですよね?
これがもしも神経のある肌なら気持ち悪くって仕方ない筈ですが、毛髪じゃ感覚ないのでわかりませんもんね(汗)
ヘアダメージや脱毛、細毛、軟毛等の頭皮トラブルに要注意なもの
このように現在主流とされてるアミノ酸系マイルドシャンプーやツヤピカトリートメントとか、ダメージ修復すると言われてるサロントリートメントやヘアダメージを感じさせない皮膜成分入りの毛染めやパーマ剤などは、髪や頭皮に良かれと思って使っていても逆効果な場合もあるのです。
◎スカルプケアやヘアケアで注意するもの
- オーガニック、無添加、アミノ酸系などの頭皮や髪に優しいシャンプー
- ダメージ毛でもツヤサラの綺麗な髪に見せる表面皮膜系のトリートメント
- ツヤサラの美髪効果の持続するサロントリートメントや髪質改善メニュー
- ダメージを感じさせない感触向上成分配合の毛染めやパーマなどの薬剤
そうです、、、結局、毛髪に強い表面皮膜・表面コーティングをする事がヘアダメージに繋がるんですね。
ちょいと専門的なお話をすると、髪に強い表面コートをすると水分調整が上手くいかなくなり、髪の命と言われる【結合水】が減少してしまいどんどんヘアダメージは増加してしまいます。
毛髪の大切な水分とは?結合水・自由水・吸着水とヘアダメージの関係
【髪質改善】DO-Sすっぴん髪・素髪ヘアケアでヘアダメージ修復
たとえば、ちょっとした傷で昔ながらのバンドエイドを貼ってると傷口がふやけてなかなか治らなかったりしますよね…
また、、、古いタイプのマニキュアを爪に塗ったままにしておくと、表面コートの影響で爪が傷んでしまったりもしますよね。
これらが表面コーティングで水分調整が上手く出来なくなってダメージしていく事なんです。
髪の毛を艶々にして指通り、櫛通りや手触りを良くしようとしてあまりに強力で持続性のある表面コーティングを行って、しかも洗浄力の弱すぎるマイルドシャンプーで取りきれないヘアケアを行うと髪の命と言われる『結合水』が減少し逆にヘアダメージが増加してしまう場合もあるのです。
ですから、普段のホームヘアケアでは
◎あまり刺激が強すぎるのもダメですが内容成分だけにとらわれず、表面コート成分やスタイリング剤などはちゃんと落とせるシャンプーを使用する。
◎化粧品でいうとファンデーションではなく乳液や美容液のような感じの、強い表面コーティングをしないヘアトリートメントを使用する。
そうです、無闇にマイルドシャンプーとツヤサラトリートメントが良いと思い込まないようにしましょう。
ヘアダメージの原因である皮膜をちゃんと洗えるシャンプーとスキンケアでいうと乳液や美容液のような染み込むトリートメントとは???
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コメント
いつも楽しく拝見しております。
質問なのですが、最近カラーを毛先に塗布した時にたまに、
熱を持ち出し、泡が立つような感じになる時があります。
発色や仕上がりも思ってた色と違う感じがしますし、普通はこうならないので怖いです。
何が原因として考えられますか?
他の方に相談したときは、エコキュートを使ってる人に多いよと言ってましたが、、
いつもシャワーしてる水でこういう事が起きるのでしょうか?
原因と対策が知りたくメールさせて頂きました。
よろしくお願いします!
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