黒髪を明るく染めるヘアカラーリングやブリーチ、一般的なパーマやストレートパーマ、縮毛矯正にはpH9〜11程度の強めのアルカリ性の薬剤が使用されます。
本来、髪の毛はpH5〜6の弱酸性が良い状態なので、これらのカラー剤やパーマ剤でアルカリ性になることでヘアダメージしてしまいます。しかも、このアルカリ剤は施術後も髪の中に残留してしまうので、よりヘアダメージを増やしていってしまうのです。
カラーやパーマのヘアダメージにはアルカリ中和、除去するのが大切!
んじゃ 今日の読者さんからの質問ね
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はじめまして。
シャンプーとトリートメント愛用している者です。お世話になっております。
先日、DOS取扱店様で縮毛矯正をしまして、自宅でアルカリオフを一定期間使用していしました。
その後、アルカリオフ使用終了して思ったことがあるのですが、
アルカリオフを使用すると、
・シャンプーの泡立ちがよくなり、
・頭皮が柔らかくなっている気がして、
・トリートメント時には髪がトゥルントゥルンになり、
・ドライ後の髪にも艶がでるような気がしました。
どれも驚いたのですが、中でも特にシャンプーの泡立ちが全く違い、普段はロングヘアでシャンプー2回はしないと泡立ちが弱かったのですが、アルカオフを使用すると、一回のシャンプーでスムーズに泡立ち、一回でもこもこになるので心配になる程でした。
こんなにも使い勝手が良いので、私の髪には毎日使用した方が良かったりするのか??もしくは、毎日使用しても大丈夫なものなのか??
アルカリオフについて色々と気になりまして、機会がありましたらご回答頂けましたら幸いです。
どうぞ宜しくお願い致します。
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はいはい! DO-Sアルカリオフだね。
まずね・・・
>先日、DOS取扱店様で縮毛矯正をしまして、自宅でアルカリオフを一定期間使用していしました。
その後、アルカリオフ使用終了して思ったことがあるのですが、
アルカリオフを使用すると、
・シャンプーの泡立ちがよくなり、
・頭皮が柔らかくなっている気がして、
・トリートメント時には髪がトゥルントゥルンになり、
・ドライ後の髪にも艶がでるような気がしました。
これは DO-Sアルカリオフだけ のおかげじゃなく、DOS取扱店で行った縮毛矯正の薬剤や施術方法とか、君の髪質やダメージ具合とかのトータルで変化を感じる事だと思うよ。
DO-Sアルカリオフというのは、場末のパーマ屋がすっぴん髪ヘアケアのDO-SシャンプーとDO-Sトリートメントの次に制作した理美容室さん専用のアルカリ中和剤である『DO-Sアシッド』を一般の方が家庭でのヘアケアで使える用に酸度(アルカリを中和する強さ)を半分ぐらいにマイルドにした商品なんだよね。
従来の理美容院で毛染めやパーマの時に使ってたアシッド剤はね、pH2〜3の強い酸性で、酸度というアルカリ中和する強さもほとんど無い処理剤だったんだよね。
だから実際はアルカリ中和、除去なんて不可能な代物でね、しかも強い酸性なんで髪が収斂して2剤の浸透の邪魔したり、2剤前につけてイオン吸着して2剤の酸化ができにくくなって持ちが悪くなったりヘアダメージを余計に増やしたりしてたんだ。
そこで場末のパーマ屋が考えたのが従来のアシッド剤とは違う、弱酸性で酸度の強いアシッド剤!
- 従来のアシッド剤=pH2~3の強い酸性で酸度は弱い
- DO-Sアシッド=pH5程度の弱酸性で強い酸度
【検証実験】
強いアルカリ性のパーマの1液を水で1.5倍に薄め、pH9にした薬剤を用意します。
一般的なクエン酸で出来た、強い酸性(pH1.8)のアシッド剤
↓
このパーマ液とアシッド剤を1:1の同量で混ぜてみると
↓
混ぜたばかりの時は一瞬酸性にはなるんですが、少し混ぜると… 結果はpH8.63… アルカリ性のまんまです… ほとんどアルカリ中和は出来てないですね(汗)
そこで同じ条件でDO-Sアシッドを混ぜると
↓
pH5.76 なのでちゃんと髪にベストな弱酸性まで強いアルカリを中和することが可能です。
DO-Sアルカリオフの場合なら
↓
DO-Sアシッドほどじゃないけど、pH6.73までは中和されています🎵
そうです、、、このように一般的なクエン酸ベースのアシッド剤ではいくら強い酸性でも酸度が少ないために、パーマやヘアカラー剤のアルカリ中和はほとんど出来ないんですよね。。。
ただね… この画期的と言われたDO-Sアシッドでも実際に出来るのはその時の アルカリの中和 だけ!
アルカリ除去するにはちゃんと除去が可能なDO-Sシャンプー等で洗っていかなけれないいけないのです。
アルカリ中和とアルカリ除去とは?
アルカリ中和とアルカリ除去
ルカリ度の高い毛染めやパーマ・矯正の薬剤等だと酸度の高い特殊なアシッド剤ではないとアルカリ中和は不可能だという事はわかったのですが…
アルカリ中和とアルカリ除去は違う!ってことも知らなければいけません。
アルカリ中和とは?・・・アルカリ性になった髪を酸性薬剤で弱酸性に戻す(中和)こと。
アルカリ除去とは?・・・髪に残留したアルカリ成分をちゃんと落とせるシャンプーで洗って取り除く(除去)こと。
アシッド剤・酸リンス剤でアルカリ性を中和しただけでは、アルカリを除去は出来ません。
そうです、アルカリ除去というのは、アシッド剤でアルカリを中和している間に、ちゃんとアルカリ除去できるシャンプーで洗って除去していくものです。
だから、オーガニック・無添加・アミノ酸系等の洗浄力のとても弱いマイルドシャンプーではなかなかアルカリ除去は困難だったりします。
薬剤のアルカリを早く取り除いてヘアダメージを最小限に抑えるには、弱酸性で酸度が高いアシッド剤でアルカリ中和をしてる間に、きちんとアルカリを落とせるシャンプーで洗わないといけません。
そうです・・・
- アルカリ中和=DO-Sアシッド
- アルカリ除去=DO-Sシャンプー
こういう事なんですよね。。。
しかも、実際の毛染めやパーマの薬剤のアルカリはDO-SアシッドしてDO-Sシャンプーで洗っただけでは完全にアルカリ除去は出来ません。その時に使用したアルカリの薬剤や髪質、ダメージ具合や毛染めやパーマ技法等で数日間〜半月間程度はアルカリ残留する場合もあるのです。
そうです、美容院でヘアカラーやパーマ、縮毛矯正等を施術した直後にDO-SアシッドとDO-Sシャンプーを使用しても除去しきれなかったアルカリをホームケアで中和、除去するようにしたのがDO-Sアルカリオフ(中和)とDO-Sシャンプー(除去)なのです。
◎DO-Sアシッド=理美容室でアルカリの薬剤を使用した直後に使う、強力なアルカリ中和の処理剤。
◎DO-Sアルカリオフ=美容院の後処理だけでは除去できなかったアルカリ成分を家庭で出来るだけ早くアルカリを除去するためのヘアケア商品。
だからDO-Sアシッドは理美容師さん達だけが使用するように一般販売はしていないんだよね…
>こんなにも使い勝手が良いので、私の髪には毎日使用した方が良かったりするのか??もしくは、毎日使用しても大丈夫なものなのか??
ん〜??? 毎日使用しても大丈夫だとは思うけど、でも毎日使用した方が良いとも思わない微妙な感じかな(汗)
これって処理剤とヘアケア商品の違いなんだけど、DO-SアルカリオフはDO-Sアシッドの約半分の酸度で、一応 家庭で一般の方が使用しても、酸性になりすぎて髪が脆くなったりとか、髪に負担をかけたりなど特にヘアダメージ問題等は起こりにくいようには設計してます。
例えば、夏場に海で泳いだ後とかでも、海水がアルカリ性なのでDO-Sアルカリオフの使用を勧めてるしね…
ただね、、、基本的だけど、DO-Sアルカリオフはアルカリ性に傾いた髪の毛を弱酸性に中和する効果しかない製品なので…
君が使用したほうが髪の感じが良いと思うなら毎日使っても特に問題はないけど、ま〜たまには使わないようにしてみて、そんなに変わらない時期が来たら使用を中止して、また縮毛矯正などをしたら使用するようにしたらいいと思うよ。
DO-Sアルカリオフ 200ml
コメント
こんにちは。また質問があります。
私はくせ毛なのですが直りますか?
切ったら良くなりますか?
お世話になっております。
早速のご回答をありがとうございます。
頂いた内容より、今回はアルカリオフの使用は終了して、また次回縮毛矯正をかけた時に観察しながら使用してみようと思います。
日々のDOSシャントリと、施術後のアルカリオフのおかげか、今のところ毛先も枝毛にならず、最低限の傷みで持ち堪えているようです。
ヘアケアに色々な疑問を持ったのをきっかけにDOSに出会いましたが、この先もDOS以外は考えられないので、どうか末長く宜しくお願いいたします!
この度は、誠にありがとうございました。