んじゃ 今日の読者さんからの質問ね
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こんにちは。美容好き一般人のふみと申します。
最近こちらのブログを見つけ、
非常に面白く読ませていただいております。
さっそく質問なのですが、
少し前からミルボンのオージュアシリーズにて
「MX-CMADK」という成分が扱われているようで、
これは以前からあった「CMADK」とは
どのように違うのでしょうか。
また、この成分・技術について、ぢーぢさんの
ご意見をお伺いできますでしょうか。
他社の独自成分についてという、
大変失礼な質問となり誠に申し訳ございません。
3年ほど前の
CMADKについて書かれた記事が大変興味深く、
新成分MX-CMADKについても
ご見解をお伺い出来ればと思った次第です。
どうぞよろしくお願いいたします。
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ホイホイ!
2013年、ミルボンさんが発表した CMADK
S-カルボキシメチルアラニルジスルフィドケラチン(長)
場末のぢ〜ぢが とっても尊敬する
KRA 羊毛研究所所長
新井幸三博士が考案された成分だね♪
場末のぢ〜ぢ この頃は今より10キロ以上も太ってます(笑)
君が3年ほど前に読んだ記事ってコレかな?
↓
実は 場末のぢ〜ぢは
2013年の発表前からミルボンさんからの依頼で
CMADKの実験、検証をしてたんだね。。。
前のブログでも 昔っから
ちょくちょく 書いてたよね〜
↓
もう 7〜8年以上前だね・・・
なんせ 美容師にとって
CMADKは 夢のある成分だったからね〜!
>さっそく質問なのですが、
少し前からミルボンのオージュアシリーズにて
「MX-CMADK」という成分が扱われているようで、
これは以前からあった「CMADK」とは
どのように違うのでしょうか。
あ〜 これはね
CMADKや MX-CMADKというのは
羊毛(羊さんの毛)から抽出されるんだけど
その羊さんの毛のから取り出す部分が違うんだね!
ま 場末のパーマ屋は
以前は 田舎のいち美容師だったけど
今では 一応美容メーカーの端くれなんで
他社製品の事をベラベラしゃべる訳にはいかないので
ちゃんとミルボンさんが公表してるのを読んでみて
ミルボンさんのニュースリリース
↓
ここで ちゃんと公表されてるけど
CMADKは 羊毛の
ミクロフィブリルタンパク質
から合成され・・・
MX-CMADKは
マトリックスタンパク質
から合成されてるらしいよ♪
ま 簡単に言えば 羊さんの毛から
ケラチンタンパク質を
取り出す場所 が違うって事ね(笑)
>また、この成分・技術について、ぢーぢさんの
ご意見をお伺いできますでしょうか。
他社の独自成分についてという、
大変失礼な質問となり誠に申し訳ございません。
CMADKに ついてかい???
ま CMADKは 新井先生の考案された特許成分で
うちの 新ケラチンの兄弟みたいなモンだからね・・・
凄く良い! に決まってるじゃないか(笑)
この記事の最後のあたりを読んでみて
↓
どうやって ケラチンを取り出すのか知ってます?
あんね
羊毛だとか 羽毛だとかを
pH11〜13だとかの
超強力な アルカリ溶剤で 溶かして
ケラチンたんぱく質を抽出しているんです。
もうね
こんな強力なアルカリで
溶かしてしまった 死骸ケラチンは
まともな 分子構造もへったくれも無く
こんな 死骸ケラチンが
髪の毛に浸透したから
何か良い事をしてくれる理屈は
1ミリもないのです(涙)
ケラチンたんぱく なんぞ
アルカリで溶かした時点で
分子構造も システィン結合も
ぐちゃぐちゃの 単なる
ケラチンの死骸(残骸)ですから〜
そんなもん 入れても
何も効果なんてありません(キッパリ)
そう
トリートメントとかに使用されてる
ケラチンタンパク質なんて
強アルカリでズタズタに壊された
どの製品も 死骸 にしか過ぎない。
髪に結合も同化もできない
ただの 下水の肥やし(汗)
新井博士の考案された
特許成分のケラチンは ここが全く違う!
アルカリで溶かした死骸じゃなく
ケラチン構造もきちんとしてる
夢の生きたケラチンタンパク質なんだね。
現在 生きたケラチンタンパク質を
製品化できているのは
ミルボンさんと DO-Sのみ(自慢)
このへんの記事を読んでみて
↓
5年以上前から 場末のぢ〜ぢは
毛髪研究の 第一人者である
新井幸三博士が 研究開発して 特許も取られた
新しいケラチンに 非常に興味があった。
そして 1年ほど前から DO-Sの工場で
試行錯誤して 夢のケラチンの合成に成功!
※DO-S製造工場の実験室での実験風景
今は より低分子化に向けて さらなる研究中だが
高分子については 製造可能の域まで来た!
そう 同じ 新井博士が考案した特許成分で
今回のCMADKや MX-CMADKと同じように
DO-Sの SPシリーズに使われてる新ケラチンも
抽出する 元のケラチンの種類は違っても
髪への 反応や効果は 類似してのかもね???
CMADKはミルボンさんの成分なので
ぢ〜ぢからのコメントは控えておくけど・・・
自社のSPシリーズの新ケラチンについてなら
いままで 色々記事にしてるので参考にしてみて
↓
今は この生きたケラチンを
もっと低分子にして
髪の内部に入れることができないのか?
どうやって髪と同化させるのか?
ここらを 研究中なんだよね・・・
続きはコチラ
↓
コメント
ぢーぢさん、こんばんは。
いつも解りやすい解説を有難う御座います。
今回、3点質問があります。
①do-sシャンプー+オージュア(MX-CMADK入り)トリートメントという組み合わせについて。
do-sシャンプーの後に普通のトリートメントなんかしたら、被膜がガッツリ着きやすいというのは存じ上げておりますが、やっぱり髪からほんのりいい香りをさせたくてf^_^;
(香水や香りのヘアスプレー等は香りが強過ぎて苦手で。。。)
SPトリートメントの誤魔化し感も好きなので、香りがdo-sよりもあるオージュアでSPの使用感が出せるなら一度試してみたいなとは思っておりまして。
ぢーぢさん的にこの組み合わせはどうなのでしょうか?
②新ケラチンを活用して製品化に成功したのはdo-sとミルボンのみとの事ですが、製品化するに辺り何が難しいのですか?
(素人の興味本位で恐縮です。。。)
こんなにいいものなのに、取り入れるメーカーが未だ2社のみというのの背景や、製品化に成功したぢーぢさんの凄さを知りたいです。
③白髪染めの頻度を減らし、間にカラーバターを挟むことについて
do-sシャントリを使い始めてそろそろ10年になります。
今はdo-sシャンプーとトリートメントSPを毎晩使い、たまーにAIミストSPやアウトバスSPを使っているような使い方です。
その他はイルミナで白髪染めリタッチを4〜5週間毎に行なっている感じです。
(ディープシー+オーシャンレベル6)
ただ、今コロナがまた激増しているのもあり、美容室に頻繁に行くのも気が引けてしまい、試しに夫が使っているエンシェールズのダークシルバーのカラーバターで根本だけやってみたところ、もちろん完全には染まりませんでしたが、薄らグレーっぽくなり、何もしないよりは誤魔化せた感はありました。
緊急事態宣言時の頃はハナヘナで2度染めやマホガニーやブラウン等で染めており、
カラーバターよりしっかり染まり髪の質感も落ち着くので好きではあるのですが、やはり育児をしながらその時間と手間をセルフでするのがなかなかハードルが高く。。。
独身の時は毎月セルフでやっていたのですが、今はなかなか。。。
カラーバターであれば、根本だけベターっと20分放置なので、子供と入浴している間だけで済みます。
イルミナでの白髪染めを10週毎程度に引き伸ばし、その間をカラーバターで誤魔化しながら過ごすやり方はどうでしょうか?
被膜がつく事で、例えdo-sシャンプーを使っていたとしても、イルミナでの白髪染めが染まりにくかったり、傷みやすかったりするのでしょうか?
このまま5週毎のイルミナだけの方が髪への負担は少ないのでしょうか?
どちらの方がマシかぢーぢさんの見解をご教示頂けますと幸いです。
宜しくお願い致します。