髪の傷み・ヘアダメージを最小限にして縮毛矯正やストレートパーマをする場合『リタッチ縮毛矯正』という施術を行います。
リタッチ縮毛矯正とは?以前に施術した部分は縮毛矯正の1剤を塗布しないで新しく生えてきた新生部分のみに薬剤を塗布することで以前矯正した髪に薬剤をつけないことでそれ以上ダメージを進行させないようにすることです。
ただし、ここで少し気になるのが、、、
縮毛矯正1剤を塗布しなかった中間や毛先部分に2剤をつけても問題はないのか?
1剤をつけてないのに2剤だけつけても髪は傷まないのでしょうか?
少し前の質問記事↓
【縮毛矯正の失敗】癖を完全にとってほしいと言ったらピンピンストレートになりました。
こちらの質問の方から追加で質問をいただきました
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ありがとうございます。
ちなみに、リタッチ矯正で、2剤を毎回毛先までつけていたら、1剤を塗らなかった場所は硬くなったり過収斂しちゃいますか?
家に帰ったらDO-S OX−ZEROして、シャンプーすれば柔らかくなりますか?
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ふむふむ、、、理美容師さんじゃなく一般の方なので仕方ないけど、、、かなり勘違いしてるみたいだね。
>リタッチ矯正で、2剤を毎回毛先までつけていたら、
髪が加収斂して硬くなるのは、髪が強めの酸性になるからなんだよね!
そして髪をアルカリを中和して酸性にするのはアシッド剤とか酸リンスとか言われる2剤の後でつける処理剤なので、
縮毛矯正の2剤はまったく関係ないんだよね。
あと >DO-S OX−ZEROして、シャンプーすれば柔らかくなりますか?
OX-ZEROは縮毛矯正2剤後に残留した過酸化水素水(オキシドール)を除去するものなので、これも過収斂や硬くなることには無関係だよね。
そう君の気になる過収斂して髪が硬くなるのは2剤の問題ではなく、2剤後に美容師さんがつけるアシッド剤や酸リンスなどの処理剤のお話なんだよね。
だから君の質問は↓
ちなみに、リタッチ矯正で、アシッド剤 を毎回毛先までつけていたら、1剤を塗らなかった場所は硬くなったり過収斂しちゃいますか?
ってことになるんだね(笑)ま〜ついでにこの質問にも答えておくとね…
まず答えからいうと、多分だけど90%以上は過収斂の心配はないと思う!
なぜかというと、、、過収斂するかどうかは使用するアシッド剤次第だからね。
基本的にアシッド剤・酸リンス等には3種類ある↓
①一般的なpH2〜3程度の強酸性だけど酸度はほとんどないアシッド剤
②pH5程度の収斂しない弱酸性で酸度の高いDO-Sアシッド
③勘違い美容師とかが作った高濃度クエン酸などのpHも強酸性で酸度も高いアシッド剤
世の中のアシッド剤のほとんどは①のpH2〜3程度の強酸性だけど酸度はほとんどないアシッド剤なんだけど、この記事を読んでみたらわかるけど↓
カラーやパーマのヘアダメージにはアルカリ中和、除去するのが大切!
①の 一般的なアシッド剤はpH2とかなんで塗布した時は収斂するんだけど、酸度がないので1〜2分もすればアルカリ性に戻ってしまいます。
このように、一般的なアシッド剤をつけても1〜2分ぐらいは酸性になって収斂するかも知れないけど、すぐにアルカリ性になるので、髪が過収斂して硬くなることは無いんだよね。
ま〜いわばアルカリ中和も出来ないんで、塗布してもまったく意味のない無駄な処理剤なだけなんだけどね(汗)
そう〜ほとんどの美容師さんがしてるアシッド剤はアルカリ除去なんて出来ない無駄なもんだけど、逆に過収斂も起こさないってことだね。
そんで②のDO-Sアシッドは↓
こいつは酸度が高いのできちんとアルカリ中和してくれるし、、、しかもpH5程度の弱酸性なので過収斂して髪が硬くなることもありません。
そうここまではアルカリ中和も出来ないけど過収斂もしない無駄なものか、そもそも弱酸性で過収斂しないかなのでいいのですが、問題は③のpHも強酸性で酸度も高いアシッド剤です。
これは場末のパーマ屋が酸度が大事って言ってるからかもしれないけど、勘違い美容師さんが一般的なアシッド剤の酸度を高くしようとクエン酸などを足してオリジナルで作ったりしてるらしいんだよね(涙)
ここまで読んだら一般の方でも理解できると思うのですが、pH2以下ぐらいの強酸性で酸度も高いとなるとマジで過収斂して髪が硬くなる場合が多いです!
ま〜これはかなりのレアケースなんで実際はほとんどはアルカリ除去も出来ないけど過収斂も起こさない場合がほとんどです。
コメント
ありがとうございます。2剤で堅くならないとのことで安心しました。アシッド剤は美容師さんに言ってやめてもらいます。。