このブログ「場末のパーマ屋の美容師日記」では
理美容師さんが使用する パーマ、
縮毛矯正、ヘアカラーの薬剤を
オリジナルで開発して 製造販売しています。
前回までの記事
↓
こいつの続きをいくんだけどね・・・
じつは これ どこからどういう風に書いていったらいいか すんごく悩むんだよね・・・
たとえば まずはパーマから書こうと思ったんだけど
前回の記事にもあったけど DO-Sのパーマの特徴
☆軽くて しっかりとした
カール、ウェーブがでます!
☆その髪質、ダメージなりに
最大限 持ち(持続性)のよい
パーマになります!
☆美容師が 計算しやすく
コントロールしやすい薬剤です!
これらの特徴がどうしてそうなるのか? いちいち説明や立証していくと とても長い話になるし 人によっては難しすぎて理解できない場合もあるだろう。。。
できるだけ簡単に しかも確実に違いがわかるようなパーマができるように そして 最終的にはマニュアル化すらできるようになりたい!
そこで 薬剤的な知識と 施術のやりかたの知識の両面から できるだけ簡単にわかるように書いていくことにするね♪
DO-S式の薬剤は 卓上の理論だけで出来た薬剤ではない! 実際の美容室での現場で生まれてきた薬剤なんだ!
できたら、実際に薬剤を試しながら 今までの薬剤との違いを感じてもらえれば良いと思う。
ぢ〜ぢの孫 アサヒ君で〜す♪
1日1回 クリックをお願いします
↓
まずは 実際の薬剤の種類から説明していこう
DO-Sでは コールドパーマ、エアウェープや ロッドを巻いてかから1剤を塗布する工程のデジタルパーマなどに使用できる 液体(リキッド)タイプの還元剤と
ロッドを巻く前に還元する デジタルパーマやコテパーマ等に使用できる クリームorジェルタイプの還元剤の2種類があるんだけど・・・
今日は 液体タイプの1剤の説明だね。
DO-Sでは GMTなどの特殊なモノ以外では
チオグリコール酸のみの1剤と
システアミンとチオグリコール酸の
ミックスの1剤の 2種類を製作している。
まず 定番のチオグリコール酸の1剤は
◎DO-S チオローション9.2(ハードタイプ)
チオ濃度6% 、pH9.2、アルカリ度6.7ml
◎DO-S チオローション8.5(ミディアムタイプ)
チオ濃度6% 、pH8.5、アルカリ度3.7ml
◎DO-S チオローション7.4(ソフトタイプ)
チオ濃度6% 、pH7.4、アルカリ度1.6ml
そして システアミンベースの
DO-SカールLシリーズは・・・
まず 前処理剤として使えるタイプの
◎DO-S カールL5
チオ濃度2% 、pH5
そして システアミン4%、チオ2%タイプの
◎DO-S カールL9(ハードタイプ)
システアミン4%、チオ2% 、pH9、アルカリ度7ml
◎DO-S カールL8(ミディアムタイプ)
システアミン4%、チオ2% 、pH8.3、アルカリ度2.7ml
◎DO-S カールL7(ソフトタイプ)
システアミン4%、チオ2% 、pH7.3、アルカリ度0.3ml
DO-S カールL5だけは 前処理剤としての使用がほとんどなんで ちょいと別物として考えて欲しいんだけど
DO-Sのパーマ液シリーズは簡単にいうと・・・
ベーシックなチオグリコール酸のみを使用した チオローションシリーズと
システアミン4%とチオ2%のハイブリッドタイプの カールLシリーズがあり
それぞれに 薬剤の強さが ハード(H)、ミディアム(M)、ソフト(S)の3種類にわかれている。
んで このハード(H)、ミディアム(M)、ソフト(S)の分け方がかなり独特なんだね・・・
多くのパーマ液を作るメーカーでも だいたいハード、ミディアム、ソフトの3種類ぐらいは作ってる場合が多いけど DO-Sのようにチオやシステアミンの濃度は同じで pHを変えて強さ調整をしてるトコは珍しいんだね。
多くのメーカーは もっとpHの変化は少なくって チオやシステアミンの濃度を変えて強さを調整していたり、
pHもチオやシステアミンの濃度もほとんど変えてなくって かかりを妨害するようなトリートメントなどの成分を多く配合して かかりを弱くしたりの調整をしてるんだね♪
ここらの強さの設定の違いで DO-Sが何が違うかというと
まず 余分なトリートメント成分などを配合していないので かかりの計算がしやすいのと 2剤の時にこの1剤のトリートメント成分がSS再結合の邪魔をする事がないのでパーマの持ちが悪くなりにくい!
あと、還元剤の量を少なくしないのでかかりが悪い時など 水洗等で還元剤を流すことで追加で還元ができるなど(従来のクリープ理論ね)美容師さんがコントロールしやすいのと カールL7などは中性タイプのわりにパーマのかかりが良かったりする。
ま ここらの専門的な
お話になると 難しくなるので今回は
美容師がコントロールしやすい!
この程度に思ってくれたら良い。。。
詳しくは また今度の機会に詳しく説明するね。
んで DO-Sのチオローションシリーズと
カールLシリーズをどう使い分けるのか???
これは チオグリコール酸とシステアミンという還元剤の違いに関係してくる。
まず チオグリコール酸だけの チオローションシリーズだと・・・
こりゃ 昭和の時代から パーマの主流である還元剤のチオグリコール酸だからね! たぶん全ての美容師さんがパーマ液はこれって思ってるはずだ。
DO-Sのチオローションも たぶん みんなが思ってる通りの かかりをするパーマ液だと思ってくれたらいい。
そこで この二つのパーマ1剤がどんな髪型に向いてるとか どんな特徴があるのか 簡単に説明しとこう!
◎DO-S チオローション シリーズ
柔らかいカール、ウェーブが出やすいので ブロースタイリングするスタイルに向いている。
昔ながらのチオなので万人受けしやすく 美容師さんなら 誰でも すぐにでも 使用できる。
◎DO-S カールL シリーズ
プリンってしたしっかり目のカール、ウェーブが出やすいので 自然乾燥するスタイルに向いている
デジタルパーマやエアウェーブなど 濡れてる時と乾いた時のウェーブ誤差の少ないパーマに向いている。
チオと比べるとpHが低くても比較的かかりやすいので カラー毛やダメージ毛でも使いやすい傾向にある。
独特の臭いがあり 髪質によっては残留しやすく使いにくい場合もある。
DO-S チオローション シリーズは
ベーシックな コールドパーマや
昔ながらの ブロースタイルとか
あまりダメージしてない髪に向いてる。
DO-S カールL シリーズは
デジタルパーマ、エアウェーブや
ナチュラルドライで作る髪型や
ヘアカラー等でダメージしてる髪に
パーマをする場合に向いている。
基本的には こん感じで使用すると良いよ♪
コメント
いつも拝見させていただいて、勉強させていただいています。
初めて質問させていただきます。
矯正の場合
普通毛 バージン毛 PH8.6
普通毛 カラー毛で PH8.3
大体こういう感じだと思うのですが、
コールドパーマの場合も同じ様な考えでよろしいでしょうか?
当方はLシリーズを使用させていただいておりました。
お忙しいと思いますが
ご返信の程よろしくお願いいたします。
ぢ~ぢさん、こんばんは。
DO-Sコントロールスプレーワックス購入しました!
最近ブローも億劫になっていて、ぐちゃぐちゃな髪で出掛けたり・・・してました。
でもこれじゃいかんと思い、髪をよーく濡らして、タオルドライ、そして髪を乾かしブロー。
その後にスプレーワックスをシューとしてみたら、スゴく良い!!
馴染むってこういうことなんだ~って思いました。
自分の髪の適量が分からなくて恐る恐るスプレーにしたんですが、良い感じになってくれました(^^)
嬉しい♪
ベタベタすることもなく、ボワボワ広がらず落ち着いています♪
香りも強くなくて、香水とも喧嘩しなさそうです!
質問なのですが、今は重めのボブにしていますが、動きのあるボブにしたいなぁと思っています。
あと、長さを短くしようかなとも思っています。
美容師さんに相談しますが、パーマもゆる~くかけた方がいいのかな?って感じの髪型なんです。
とにかくスタイリング剤に疎くて、動きのあるボブでもスプレーワックスで良い感じにスタイリングできるのかな?と思い質問しました。
4月の終わりに美容室行ったきりなので、髪も長くなったし、もっさりした感じになってきたので美容室に行きたいんです。
コロナは気になりますが・・・。
動きのある感じの髪型で、もしかしたらゆる~くパーマもっていう髪型の場合のスプレーワックスの使い方教えていただきたいです。
よろしくお願いいたします。