DO-Sのパーマ液を使用しよう!2剤編

DO-Sの薬剤を使用したい

この前から DO-Sオリジナルの

パーマ剤の説明を始めた。

 

前回は まず液体タイプの1剤の説明をした

DO-Sのパーマ剤を使用しよう!液体還元剤編

DO-Sのパーマ剤を使用しよう!液体還元剤編
このブログ「場末のパーマ屋の美容師日記」では理美容師さんが使用する パーマ、縮毛矯正、ヘアカラーの薬剤をオリジナルで開発して 製造販売しています。前回までの記事↓DO-Sの薬剤を使用してみたい!DO-Sのパーマ、縮毛矯正、ヘアカラー剤の特徴...

 

普通のパーマ(コールド)、デジタルパーマ、エアウェーブなどで ロッドを巻いてから還元する時に使用する液体タイプの還元剤。

DO-Sでは チオグリコール酸のベーシックなシリーズと システアミン配合のカールLシリーズの2種類! そいつにそれぞれ 強い、普通、弱いの3種類の強さの1剤があるんだね・・・

 

DO-S チオローション シリーズは

ベーシックな コールドパーマや

昔ながらの ブロースタイルとか

あまりダメージしてない髪に向いてる。

 

DO-S カールL シリーズは

デジタルパーマ、エアウェーブや

ナチュラルドライで作る髪型や

ヘアカラー等でダメージしてる髪に

パーマをする場合に向いている。

 

ま 最終的には 簡単に使いこなせるように 施術マニュアルにしてあげるんで それぞれの製品の説明にもう少し付き合ってね・・・

 

んで 今日は パーマの2剤(酸化剤)のお話だよ。

 

DO-Sでは 液体タイプのパーマの2剤は ブロム酸とオキシの2種類を用意してる。

 

まず ブロム酸(臭素酸ナトリウム)の2剤シリーズ

 

写真左から

R-STOP ジチオジグリコール酸3% pH7.2

ブロム3 ブロム酸3% pH8

ブロム6 ブロム酸6% pH8

 

これは数年前に 日本のケラチン研究の第一人者の新井先生のリバースアクション理論を実践するために作られた ブロム酸のシステムで

パーマでのダメージの大きな原因であるミックスジスルフィドの生成を少なくして SSの再結合率を高める理論なので パーマでのヘアダメージ減少や SS再結合が増えてパーマの持ちが良くなるという方法なんだね。

 

詳しくは

パーマのリバースアクション ホントのトコロ!?

パーマのリバースアクション ホントのトコロ!?
パーマでの リバースアクションとは?還元剤↓RSH ⇄ RS + H+1剤の反応式↓KSSK + RSH ⇄ KSSR + KSH  (1)KSSR + RSH ⇄ RSSR + KSH  (2)この記事 熟読↓パーマの概念は変わる! 逆転...

 

このブロム酸の酸化方法は?

 

還元後テストカールしてOKなら
そのまま DO-S ブロム3を塗布

すぐに DO-S R-STOPを塗布して
5分間程度 自然放置する

DO-Sブロム6を塗布して
5分間×2回程度 自然放置する

DO-Sアシッドを塗布して2〜3分後
ロッドアウトする

 

※使い切りならブロム3とR-STOPを半々に混ぜて塗布してもOKです。

 

簡単にいうと 通常のブロム6を 塗布する前に ブロム3とR-STOPを塗布するだけの簡単工程で パーマのダメージ減少と持ちの向上が考えられる方法なんだね。

 

 

そして もう一つのパーマ2剤
オキシ(過酸化水素水)は

 

オキシ1.5、TCオキシ(どちらも中身は同じ)

過酸化水素 1.5% pH 3.0

 

実は場末のパーマ屋の現役時代は8割以上がこのオキシの酸化剤使用でした。
オキシの2剤のメリットは ブロム酸と違い残留物質が無いので 仕上がりが軽くて しっかり酸化しやすい!

あと デジタルパーマやエアウェーブでは どっかん酸化で 濡れてる時と乾いた時のウェーブ誤差の少ない ナチュラルドライでもウェーブやカールのダレが少ないパーマが可能なんだ!

☆デジタルパーマやエアウェーブでは このオキシでの酸化方法が必須と思ってもらいたい。

 

 

デジタル、エアーでのどっかん酸化の仕方

デジタル、エアーでのどっかん酸化の仕方
デジタルパーマやエアウェーブが出来たことで従来のコールドパーマよりは大きな カールやウェーブで濡れてる時と乾いた時のギャップが少ない自然乾燥やナチュラルドライでも再現が容易なパーマをかけることが できるようになった。↓DO-S的パーマ解体新...

 

 

◎R-STOP、ブロム3、ブロム6を使用する酸化法は

ミックスジスルフィドの減少でダメージを軽減し SS再結合を増加させるので 持ちのよいパーマになりやすい。

しっとりした 柔らかいカール、ウェーブが出やすいので ブロースタイリングするスタイルに向いている。

 

◎DO-Sオキシ1.5などのオキシでの酸化法は

どっかん酸化技法で 濡れてる時と乾いた時のウェーブ誤差の少ないデジタルパーマやエアウェーブなどに適している。

軽くて しっかりとしかウェーブ、カールがでやすいので ナチュラルドライや自然乾燥でウェーブをだすようなスタイルに向いている。

 

このようなイメージで酸化法を選ぶと良いと思うよ♪

 

 

 

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