この前から DO-Sオリジナルの
パーマ剤の説明を始めた。
前回は まず液体タイプの1剤の説明をした
↓
普通のパーマ(コールド)、デジタルパーマ、エアウェーブなどで ロッドを巻いてから還元する時に使用する液体タイプの還元剤。
DO-Sでは チオグリコール酸のベーシックなシリーズと システアミン配合のカールLシリーズの2種類! そいつにそれぞれ 強い、普通、弱いの3種類の強さの1剤があるんだね・・・
DO-S チオローション シリーズは
ベーシックな コールドパーマや
昔ながらの ブロースタイルとか
あまりダメージしてない髪に向いてる。
DO-S カールL シリーズは
デジタルパーマ、エアウェーブや
ナチュラルドライで作る髪型や
ヘアカラー等でダメージしてる髪に
パーマをする場合に向いている。
ま 最終的には 簡単に使いこなせるように 施術マニュアルにしてあげるんで それぞれの製品の説明にもう少し付き合ってね・・・
んで 今日は パーマの2剤(酸化剤)のお話だよ。
DO-Sでは 液体タイプのパーマの2剤は ブロム酸とオキシの2種類を用意してる。
まず ブロム酸(臭素酸ナトリウム)の2剤シリーズ
↓
写真左から
R-STOP ジチオジグリコール酸3% pH7.2
ブロム3 ブロム酸3% pH8
ブロム6 ブロム酸6% pH8
これは数年前に 日本のケラチン研究の第一人者の新井先生のリバースアクション理論を実践するために作られた ブロム酸のシステムで
パーマでのダメージの大きな原因であるミックスジスルフィドの生成を少なくして SSの再結合率を高める理論なので パーマでのヘアダメージ減少や SS再結合が増えてパーマの持ちが良くなるという方法なんだね。
詳しくは
↓
このブロム酸の酸化方法は?
還元後テストカールしてOKなら
そのまま DO-S ブロム3を塗布
すぐに DO-S R-STOPを塗布して
5分間程度 自然放置する
⇩
DO-Sブロム6を塗布して
5分間×2回程度 自然放置する
⇩
DO-Sアシッドを塗布して2〜3分後
ロッドアウトする
※使い切りならブロム3とR-STOPを半々に混ぜて塗布してもOKです。
簡単にいうと 通常のブロム6を 塗布する前に ブロム3とR-STOPを塗布するだけの簡単工程で パーマのダメージ減少と持ちの向上が考えられる方法なんだね。
そして もう一つのパーマ2剤
オキシ(過酸化水素水)は
↓
オキシ1.5、TCオキシ(どちらも中身は同じ)
過酸化水素 1.5% pH 3.0
実は場末のパーマ屋の現役時代は8割以上がこのオキシの酸化剤使用でした。
オキシの2剤のメリットは ブロム酸と違い残留物質が無いので 仕上がりが軽くて しっかり酸化しやすい!
あと デジタルパーマやエアウェーブでは どっかん酸化で 濡れてる時と乾いた時のウェーブ誤差の少ない ナチュラルドライでもウェーブやカールのダレが少ないパーマが可能なんだ!
☆デジタルパーマやエアウェーブでは このオキシでの酸化方法が必須と思ってもらいたい。
◎R-STOP、ブロム3、ブロム6を使用する酸化法は
ミックスジスルフィドの減少でダメージを軽減し SS再結合を増加させるので 持ちのよいパーマになりやすい。
しっとりした 柔らかいカール、ウェーブが出やすいので ブロースタイリングするスタイルに向いている。
◎DO-Sオキシ1.5などのオキシでの酸化法は
どっかん酸化技法で 濡れてる時と乾いた時のウェーブ誤差の少ないデジタルパーマやエアウェーブなどに適している。
軽くて しっかりとしかウェーブ、カールがでやすいので ナチュラルドライや自然乾燥でウェーブをだすようなスタイルに向いている。
このようなイメージで酸化法を選ぶと良いと思うよ♪
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