「髪がベタつく」「トリートメントが効かなくなった」と感じたとき、美容師さんから「食器用洗剤で洗ってコーティングを落として」というアドバイスを受けたことはありませんか?
実はこれ、髪にとっては非常にリスクの高い行為です。今回は、巷で囁かれる「食器用洗剤リセット法」の落とし穴と、髪を健やかに保つための正しいケアについて解説します。
美容師さんからこんなアドバイスを受けた方がいます↓
「シャンプーやトリートメントが原因かは断定できませんが、髪にオイルやコーティング成分が蓄積している状態です。いわゆる“皮膜がつきすぎている状態”ですね。そういう場合は週に一度程度は、洗浄力のある食器用洗剤などでしっかり洗って、余分なコーティングをリセットしてみてください」
また某まとめサイトではとある美容師さんがこんな投稿をしていました↓
最近はツヤや手触りを良くするために、オイルやシリコンなどのコーティング成分が多く配合されたヘアケア製品も増えています。しかし、これらが過剰に蓄積すると、髪が重くなったり、ベタつきやゴワつきの原因になることもあります。
そのためこれら髪の表面コーティングを定期的に“リセット”するために洗浄力の強い高級アルコール系のシャンプーやボディーソープ、食器用洗剤等で洗うのも良いヘアケアだと思います。
確かに、オイルやシリコンなどの皮膜(被膜)が過剰に蓄積すると、
髪がベタついたり、重くなったり、スタイリングが決まりにくくなるのは事実です。
しかし、だからといって「週1で食器用洗剤を使う」のは明確にNGです。
なぜ髪にコーティングが蓄積すると良くないのか
最近のヘアケア製品は、ツヤや手触りを良くするためにシリコンやオイルなどのコーティング成分が多く配合されています。
これ自体は悪いものではありません。むしろダメージ毛にとっては、見た目や手触りを整えるためには有効な成分です。
ただし問題は「やりすぎ」と「強すぎるコーティング」です。
そのようなコーティングをすると
・髪が重くなり、ベタつきやゴワつきが出る
・コテ巻きやブローなどスタイリングの持ちが悪くなる
・髪の水分(結合水)やケラチンに悪影響を及ぼし、かえってダメージを進行させる
といった状態になりやすくなります。
食器用洗剤で洗うとどうなるのか
「強い洗浄力で一気に落とす」という考え方自体は一理あります。しかし、食器用洗剤やボディーソープなどは髪用ではありません。
これらで髪を洗うと
・キューティクルが剥がれやすくなる
・髪同士が絡みやすくり摩擦ダメージが増える
・結果的に表面的なダメージが一気に進む
といったリスクがあります。
つまり、コーティングを落とす代わりに髪そのものを傷めてしまうという状態になります。
スキンケアで考えると分かりやすい
この話はスキンケアに例えると非常に分かりやすいです。
「コーティングが多いから週1で食器用洗剤で強力に落とす」というのは
しっかりファンデーションを塗ったまま、1週間に1回しか洗顔しない!
これと同じ状態です。
どう考えても肌に良いとは言えませんよね。
本来の正しいスキンケアとしては
・毎日きちんとファンデーション等のメイクを落とす
・必要以上にファンデーションを塗り重ねすぎない
これが基本です。
毛髪もまったく同じですよね!
目指すべきは「毎日のクレンジング」と「すっぴん髪」
髪を綺麗に保つための正解は、週1の「大掃除」ではなく、毎日の「適切なクレンジング」にあります。
■ 正しいリセットの3ステップ
| ステップ | アクション | 目的 |
| Step 1 | 洗浄力の適切なシャンプー | 強すぎない洗浄力で、その日の汚れとコーティングを毎日リセットする。 |
| Step 2 | 引き算のヘアケア | コーティング剤を重ねすぎず、髪を「すっぴん」に近い状態に戻す。 |
| Step 3 | 夜の美容液ケア | メイク(コーティング)を落とした後は、乳液や美容液で保湿するようにケアする。 |
メイクを毎晩クレンジングで落としてから寝るように、髪も「その日のコーティングはその日のうちに落とす」のが鉄則です
美しい髪は「蓄積させない」ことから
髪の表面を軽くコートして綺麗に見せること自体は悪いことではありません。しかし、大切なのは「オンとオフの切り替え」です。
- 「食器用洗剤」などの過激なリセット法は避ける。
- 皮膜をしっかり落とせる、良質なシャンプーで毎日洗う。
- 過剰なコーティングに頼らない「シンプルなヘアケア」を心がける。
「すっぴん髪」をベースにすることで、トリートメントの浸透も良くなり、結果として最小限のケアで最大のツヤを引き出すことができます。
食器用洗剤で洗髪などしないで「毎晩のリセットシャンプー」と「皮膜しないトリートメント」で正しいヘアケアをしましょう!
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