このブログ「場末のパーマ屋の美容師日記」は
2011年にスタートしました。
最初は FC2ブログ だった
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旧 場末のパーマ屋の美容師日記
パーマ・縮毛矯正・ヘアカラーの検証。
すっぴん髪理論 シャンプーなどのヘアケア思想!
んでね もう7年ほど前になるけど
場末のぢ〜ぢが ブログで
縮毛矯正で まず紹介したのが
低アルカリ・高還元 の
縮毛矯正剤なんだ♪
場末のぢ〜ぢの孫 キィちゃん
1日1回 クリック お願いします♩
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低アルカリ・高還元 の縮毛矯正剤
低アルカリで高還元濃度の薬剤
10年近く前 当時 名古屋のはまけん とか
一部の 超マニアック美容師連中が
自分らで薬剤作って 縮毛矯正しててね
ちなみに場末のぢ〜ぢも その頃は
カチセロとかで 薬剤作ってた(笑)
なんで 低アルカリ・高還元 なの?
これ よく聞かれたんだけど・・・
ちょいと 昔を振り返ってみるとね
縮毛矯正を始めて 10年ぐらい経過して
その間に すごい変化があったんだ。
それはね・・・
ヘアカラーブームが到来し
ヘアカラーしている人が
縮毛矯正をするようになった。
これ 実は 大問題で それまでは
あまりみたこともなかった ビビリ毛など
凄くダメージしちゃう トラブルが増えたんだ。
ここで アルカリ暴走とかが
悪の根源 だということになる。
難しい理論のお話は 後にして
現場の理美容師さんにわかりやすくいうと
例えば とあるお客さんの矯正中
1液の放置時間・・・
まず テストしてみる
縮毛矯正なんで 大してわかりもしないくせに
触って軟化をみるんだね・・・
「まだ まだ だね! あと5分追加〜」
んで 5分後
「もうちょいみたい。。 あと5分追加〜」
んで 5分経過・・・
「あ・・・還元やりすぎで テロテロ(泣)」
そう これが アルカリ暴走なんだ・・・
アルカリの高い薬剤は 時間経過とともに
急激に反応が強くなる傾向があるんだ。
そう・・・ヘアカラーとかの 影響で
それまでの 縮毛矯正剤は アルカリが高く
危なっかしくって 使えたもんじゃ無くなった!
縮毛矯正は 生まれた頃の薬剤は
チオグリコール酸 7% ph9.2 アルカリ度7ml
もしくわ
チオグリコール酸 11% ジチオジグリコール酸4%
ph9.2 アルカリ度7ml
これが ほとんどのメーカーの縮毛矯正剤のスペック。
ただ こんなスペックの薬剤では
ハイダメージやビビリ毛などの失敗の可能性が高く、
実際に失敗しちゃった美容師も続出して
縮毛矯正嫌いの美容師が生まれたのも事実なんだね。
ここで 勘違い美容師連中 なんかは
ヘアカラー毛なんで 優しいシスを使用とか言い出して
シスをメイン薬剤にして 縮毛矯正したりしてね・・・
シスなんか使うと アルカリ高いわりに 還元力が弱くて
クセが伸びないのに アルカリダメージが増えたりした。
縮毛矯正は パーマより還元しないと伸びないから
シスなんか使っても意味ないんだよね。
そして アルカリ暴走の危険性を少なくするために
前処理剤なんかも 使用する美容師も出て来た。
中には 酸性のものなんかで
薬剤のパワーを抑えようとかね・・・
これがまた 計算しにくいし
アルカリ抑えたら 還元力がすんごい弱まって
結局 クセが伸びなかったりね・・・
はまけん師匠なんぞ この頃に
処理剤なんぞ 下水の肥やし!
な〜んて 名言を残したりした。
これ 場末のぢ〜ぢが言った言葉だと
思ってる人多いけど 実は はまけん師匠だね。
そう この当時 今までの縮毛矯正剤が
高アルカリ 高還元
で 危なっかしくて怖かったので
より縮毛矯正での 危険性を少なくしようと
ケミヲタ美容師は色々考えたのだ。。。
シスなどの優しい還元剤を使用して
高アルカリ 低還元
こいつじゃ ダメージばかりで
クセの伸びがイマイチだし・・・
前処理剤、保護剤で
低アルカリ 低還元
こいつも 計算しにくく
クセも伸びにくい・・・
そう そこで
色々 試行錯誤した結果
今までの 危なっかしい薬剤を
できるだけ コントロールしやすく
少しでも ハイダメージやビビリ毛などの
理美容師の 失敗を少なくするために
低アルカリ 高還元 の薬剤
こいつが これからの縮毛矯正には
必要なんじゃないのか?
ってことになったんだね・・・
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