カラートリートメントしないと白髪染めは色落ちする?美容師が真実を解説
「白髪染めの合間にカラートリートメントをしないと、すぐに色が落ちてしまう」
SNSや広告でこのような情報を目にすることはありませんか?実はこれ、現役の美容師から見ると少し正確ではありません。
良かれと思って使っているカラートリートメントが、実は次のカラーの邪魔をしていたり、髪を濁らせていたりすることも……。
この記事では、白髪染めの色落ちの本当の原因と、カラートリートメントの正しい役割について、美容師目線で分かりやすく解説します
友達の美容師さんからこのようなメールを頂きました↓
・・・・・
トリートメントは髪を傷めます!って知ってる!って言いながら~
カラートリートメントに容易に手を出すおばさま方が多くてこまってます(^^♪
ヘアカラーの合間に カラートリートメントしないとハゲるんでしょ?!とか、なぞのすりこみ?洗脳?
カラートリートメントでものすごいベタベタの皮膜髪のおばさま方が増えて困ってます!!
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ふむふむ・・・
おばさま方ということは白髪染めだよね?
ハゲるのは抜け毛で剝げるのではなく、色が剝げる(色味が薄くなる)ってことでいいんだよね?
ではカラートリートメントしないと白髪染めの色が薄くなる・落ちるのか?っていうことで解説していくね。
カラートリートメントに「色落ち防止効果」はない
まず、誤解を恐れずに言うと、カラートリートメントをしていないから白髪染めが落ちるわけではありません。
カラートリートメントの役割は、あくまで「落ちてしまった色を表面から補うこと」です。
- ヘアカラー: 髪の内部まで染料を届ける
- カラートリートメント: 髪の表面付近に色を乗せる
つまり、色落ちを「防いでいる」のではなく、「落ちた分を足して、落ちていないように見せている」のが正解です。
なぜ白髪染めは色落ちする?4つの真犯人
カラートリートメントの使用に関わらず、白髪染めは以下の要因で必ず少しずつ退色します。
| 原因 | 内容 |
| シャンプー | 洗浄成分によって、髪内部の染料が少しずつ流出します。 |
| 紫外線 | 髪のメラニン色素や染料が分解され、明るくパサついた印象になります。 |
| ダメージ | キューティクルが剥がれると、色の出口が開いたままの状態になります。 |
| 残留アルカリ | 【重要】 施術後の髪に残ったアルカリ成分が、じわじわと髪を傷め色落ちを加速させます。 |
特に「残留アルカリ」は厄介です。これが残っていると、どんなに高いトリートメントをしても、バケツの底に穴が開いているような状態で色が抜けてしまいます。
良かれと思って逆効果?カラートリートメントの落とし穴
「色が落ちるのが嫌だから」と頻繁にカラートリートメントを使うと、以下のようなデメリットが生じる可能性があります。
- 毛先がどんどん暗くなる
ダメージのある毛先ばかりに色が入り、根元は明るいのに毛先だけが沈んで暗く見える「逆グラデーション」の原因になります。 - 次回のカラーが綺麗に染まらない
表面に蓄積した染料が壁となり、美容室でのカラー剤が浸透しにくくなります。結果としてムラになったり、希望の色味が出せなかったりします。 - 髪のツヤがなくなる
色が重なりすぎる(残留する)ことで、透明感が失われ、重く濁った印象になってしまいます。
美容師が教える「本当に色持ちを良くする方法」
カラートリートメントに頼りすぎる前に、まずは「色を落とさない土台作り」を優先しましょう。
① 「根元リタッチ」を基本にする
毎回全体を染めると、毛先のダメージが蓄積し、より色が定着しにくい髪になってしまいます。基本は伸びた部分だけの「リタッチ」を行い、毛先の退色が気になるときだけ全体を染めるのがベストです。
② 明るさのレベルを欲張りすぎない
白髪染めは、明るければ明るいほど染料が少なく、色落ちが早く感じられます。色持ちを優先したい場合は、現状より1トーン落ち着いた色味を検討してみてください。
③ ヘアカラー後の「引き算」を徹底する
カラー直後の髪には、不要なアルカリ剤や過酸化水素が残っています。これらをしっかり除去(後処理)してくれる美容室を選び、自宅でも有害な残留物をちゃんと除去してくれるようなシャンプーやアシッド剤を使用することが、最大の色落ち対策になります。
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正しい知識で「綺麗な髪色」を維持しよう
カラートリートメントは、決して悪いアイテムではありません。急な冠婚葬祭や、どうしても美容室に行けない時の「一時的な色味補正」としては優秀な製品です。
しかし、色落ちを防ぐための「必須アイテム」と思い込んで使い続けると、かえって髪のコンディションを損ねることもあります。
今まで解説してきたように色落ちは日常的な要因の積み重ねで起きているのであって、「カラートリートメントをしていないから落ちる」というわではありません。
本質的な色持ちの秘訣は、「ダメージの蓄積を防ぐこと」「アルカリなどの残留物対策」は、色持ちに直結する重要なポイントです。
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