シャンプーに混ぜて洗うと、アルカリ・活性酸素・過酸化水素を一度に除去できる?

理美容師さんからの質問

んじゃ 今日の読者さんからの質問ね

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今回 DO-Sアシッドを購入いたしました

シャンプーに混ぜて洗うと、アルカリ 活性酸素 過酸化水素を一度に除去できるという商品が発売されおります。

御社では、過酸化水素の中和剤、除去シャンプーは別売りにされておられますが、商業的以外で別々にする意味があるのでしょうか?

一度で除去できるのであれば、楽でいいと思うのですが…
ご回答お願い致します。

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ふむふむ・・・

まず、、、DO-Sではアルカリ除去シャンプーというのは販売してません。

 

多分勘違いしてるのはコレですよね↓

DO-S プレ&アフターシャンプー 200ml

詳しくはこの記事を読んで欲しいんだけど↓

プレ&アフターシャンプーで後処理!?

プレ&アフターシャンプーで後処理!?
パーマ・縮毛矯正・ヘアカラーを 施術する前後に 専用に使用する DO-S プレ&アフター シャンプー!!! DO-S プレ&アフターシャンプー 200ml パーマ・縮毛矯正の還元剤 または 酸化染料を使用するヘアカラー剤の キューティクル層...

 

DO-Sのプレ&アフターシャンプーはアルカリやオキシ除去のシャンプーではなく、、、

パーマや縮毛矯正やヘアカラーリングの酸化の強化が目的のシャンプーです!

 

ま〜DO-Sシャンプーはアルカリやオキシなどの残留薬品を除去しやすいシャンプーといえないこともないですけどね。

 

んで。

>シャンプーに混ぜて洗うと、アルカリ 活性酸素 過酸化水素を一度に除去できるという商品が発売されおります。

御社では、過酸化水素の中和剤、除去シャンプーは別売りにされておられますが、商業的以外で別々にする意味があるのでしょうか?

 

まず、うちのDO-Sアシッドではなく、普通に売られてる酸度が少ないのにpHの低いアシッド剤として考えてみると…

アルカリはクエン酸等で出来てるのアシッド剤で中和し、ちゃんと落とせるシャンプーで除去します。そして活性酸素と過酸化水素はカタラーゼという酵素で反応させて、ちゃんと落とせるシャンプーで除去するのが基本です。

◎活性酸素・・・頭皮につけやすいようにシャンプーにカタラーゼを混ぜて塗布する。

◎過酸化水素・・・過酸化水素水(オキシドール)を使用する2浴式ヘアカラー、パーマ、縮毛矯正にカタラーゼを塗布する。(2剤にブロム酸を使うパーマ、縮毛矯正にはしない)

◎アルカリ・・・アルカリ性の薬剤を使用したヘアカラー、パーマ、縮毛矯正の場合にクエン酸ベースのアシッド剤を塗布する。

このようにアシッド剤とカタラーゼの両方をつけて中和効果があるとしたら、アルカリ性のヘアカラーと、2剤に過酸化水素水を使用するアルカリ性のパーマや縮毛矯正をした時ぐらいです。

そして酸度が強くpH5のDO-Sアシッドは別にして、一般的な酸度の弱いpH2とかのアシッド剤の場合には活性酸素中和やアルカリ性ではない薬剤を使用した時に塗布した場合には、多少はヘアダメージする危険性があるのを考えないといけません。

髪はpH5〜6の弱酸性付近が一番安定して良い状態で、アルカリ性も酸性も良くない!

美容師さんでも髪の毛は酸性が良いと思い込んでる方も多いのですが、アルカリに傾いてない状態の髪にpH2などのアシッド剤をつけると急に酸性になりすぎて収斂しケラチンが脆くなったりなど少なからずヘアダメージしてしまいます。

頭皮の活性酸素や酸性〜中性のパーマ、縮毛矯正やヘアカラー剤の過酸化水素(オキシドール)の除去には、一般的なpHの低いアシッド剤を混ぜてしまうと髪や頭皮が過収斂してしまいヘアダメージする可能性も高いしその後の薬剤浸透の妨害をするのでで混ぜないほうが安心です。

 

 

そうです… アシッド剤とカタラーゼはそもそもの使用目的が違うし、混ぜたからって効果が良くなるものでもないのでミックスするメリットは全く無いし、一般的なアシッド剤だとpHが低くてアルカリを使ってない髪につけると多少は髪を傷めてしまうのでつけないほうがいいです。

例えば胃薬に下痢止めと便秘薬を混ぜてるようなものなので、別々にする意味があるのでしょうか?っていうよりは、使用目的が違うものの場合は別々にしなければいけないと思います。

 

あと、、、弊社の特殊製法で作られたDO-Sアシッドの場合は混ぜるメリットがないだけじゃなく、もっと違う理由もあります。

この記事を読んで欲しいのですが↓

カラーやパーマのヘアダメージにはアルカリ中和、除去するのが大切!

 

一般的に販売されてるクエン酸ベースのアシッド剤をパーマ液に混ぜて5分もおくと↓

酸度が弱いのでアルカリ性に戻ってしまいます。

しかし酸度が強いDO-Sアシッドなら↓

強いアルカリ性のパーマ液でも弱酸性に中和できるのです。

 

一般的なアシッド剤・酸リンスなどより20~40倍も強い酸度を持つと言われるDO-Sアシッドは1回で600Lの釜でもたった80L程度しか作れないほど製造するのが難しい製品なのですが、DO-Sアシッドの安定性や効果を考えると…

DO-Sアシッドにカタラーゼ等を入れて作るのは不可能なのです!

※そもそも、なんのメリットもないカタラーゼを入れる事など1ミリも考えた事もありませんが(汗)

 

あとDO-S OX-ZERO(カタラーゼ)はシャンプーに混ぜてもあまり問題はありませんが、DO-Sアシッドの場合はとても強い酸度を持ってるので、洗浄力などが落ちてしまう場合もありますので、DO-Sアシッドはシャンプーには混ぜないようにしたほうがいいです。

DO-Sアシッドの使い方はこちらを読んでね↓

DO-Sアシッドの使用方法

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髪の毛や頭皮は弱酸性がベスト!ヘアカラーやパーマの薬剤の多くは強いアルカリ性なのでダメージが心配。 そこでヘアカラーやパーマ、縮毛矯正などでアルカリ性の薬剤を使用したら、アシッド剤と呼ばれるpH調整剤でアルカリに傾いた毛髪を弱酸性に戻してあ...

 

最後に基本中の基本のお話になってしまいますが、アシッド剤はアルカリ成分を中和するだけ、カタラーゼはオキシや活性酸素の酸素と反応し酸素を分離させるだけで、それらを髪から除去するのはあくまでシャンプーです。
弊社の商品でもキアラーレシャンプーとDO-Sシャンプーを比較すると残留薬品の除去能力は何倍も違うという検証結果もあります。

ですので、シャンプーにアシッド剤やカタラーゼなどをミックスし、肝心のシャンプーの残留薬剤除去能力を落とすというのはあまり良い方法ではないと思います。

※頭皮、毛根の活性酸素除去の場合はシャンプーと混ぜたほうが頭皮にムラなくつくのでおすすめしています。
※DO-Sアシッドはシャンプーには混ぜて使用しないでください。

 

毛髪や頭皮に関するよくある質問

 

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