DO-S流パーマ講座
美容室のメインメニューであるパーマ
場末のパーマ屋というぐらいだから ぢ〜ぢの得意分野でもある。
◎コールドパーマ
パーマ剤の薬剤反応だけで パーマをかける方法
◎エアウェーブ
薬剤反応と 施術前や施術途中で
55℃程度の温風で髪の毛を乾燥させるパーマ
◎デジタルパーマ
薬剤反応と 施術途中に
ある程度の高温で乾燥させるパーマ
場末のパーマ屋ではパーマの種類をこの3種類に分類した
いままでの記事
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ってことで 今日は最後のエアウェーブじゃな♩
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今日の晒し者 友達ブログ記事
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DO-S流パーマ講座 エアウェーブ
まず エアウェーブというのは タカラが作った機械の名前
ただ いまのところ他社では このような構造の機械がないので
このパーマ技法のことを エアウェーブと呼ばせて頂くね。
こんなマシーンだ
↓
こいつは ロッドにつけたチューブから風を吸い込みながら
同時に お釜みたいなとこに温風を送り
ロッドに巻いた状態のままで すばやく髪を乾燥させることができる。
パーマロッドを巻いたままで出来る 温風乾燥機だと思えばいい。
その時の温度は 55度がマックスなんで
デジタルパーマと違い タンパク質の熱変性を起こさない程度だね。
デジタルパーマの定義としては
薬剤パワーによる還元反応をした上に
乾燥させながら 60度以上の温度をかける。
だったのだが エアウェーブは55度以下
この髪の毛に与える 温度差が決定的な違いだ。
あと 吸い込みながらの温風なので 乾燥機能も高いぞ!
エアウェーブには2種類の技法がある
パーマ工程でタンパク質の熱変性を起こさない中温で乾燥させる!
こいつが エアウェーブなのだが 実はこいつにも2種類ある
◎還元剤を塗布する前に段階で乾燥させる(応力緩和)
◎還元作用後の2剤の前に乾燥させる
まず 還元後の乾燥は デジタルパーマと同じ作用だね
濡れてるときと 乾いたときの
ウェーブギャップが少ない!
ただ デジタルパーマより温度が低いので
柔らかい質感に仕上がるのが特徴だ、、、
これは高温でタンパク質の熱変性を
起こさないからだと思われる。
そして 還元前の乾燥は 応力緩和と呼ばれるんだが
詳しくはこの辺りの記事を熟読ね
↓
かかりが 格段 とアップする
“応力緩和” を利用したWクリープパーマ
プリンとした質感、ダメージ毛にもかかる、薬剤の力をセーブできる…などのクリープパーマのメリットが、 ほぼ最大限に活用できると同時に、格段にかかりがよくなる…。 これが今回初披露される“応力緩和”を利用したWクリープパーマの特徴です。 従来のクリープパーマやコールドとの比較を交えて、検証します。
バックナンバーで取り寄せて読むといいよ
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応力緩和
粘弾性物体に急速に一定の変形を与えて
そのまま固定した場合に,応力が時間とともに
しだいに低下していく現象である。
還元剤を塗布する前に エアウェーブで応力緩和させることで
薬剤を弱くできたり 放置タイムをすくなくできる
また いままでより 太めのロゥドでもしっかりとかかる。。。
現在ではこいつが 一応標準のエアウェーブということで
Wガラス化エアウェーブ という名称にしている。
これからのお話は Wガラス化エアウェーブのお話になる
Wガラス化エアウェーブのメリット
ここは 前記したのと似たようなお話になるんだが
まずは デジタルパーマと同じ仕組みで
酸化前に完全乾燥して 過水でドッカン酸化することで
濡れてるときと 乾いたときの
ウェーブギャップが少なくできる!
ただし デジタルパーマと比較すると
タンパク質の熱変性まで起こさない温度で乾かすため
質感は かなり柔らかく仕上がる。
これは希望のヘアスタイルによっては
メリットでもありデメリットでもある。
あと
還元剤塗布前の乾燥による応力緩和効果で
薬剤的なパワーを抑えることができるので
髪の毛の負担を少なくでき
ヘアダメージが軽減できる!
ま ここが 最大のメリットであろう。
Wガラス化エアウェーブのデメリット
弱い薬剤でもしっかりとかかり へダメージが少なくて
ウェットとドライのウェーブギャップも少ない。。。
こんな エアウェーブにも当然 デメリットはある。
2度も乾燥工程があるので 少し時間を要することと
あとは
あまりのウェーブ効率の良さから発生するんだが
美容師のカットテクニックや
ワィンディング技術の上手下手が
ストレートに反映されてしまうことがある。
デジタルパーマの場合は
タンパク質の熱変性という物理的パワーがかなり高いので
ある意味 セット感覚やコテ巻き感覚でパーマが表現しやすいが
Wガラス化エアウェーブはそこらへんの計算が独特なのである。
Wガラス化エアウェーブ まとめ
パーマの工程で 還元剤前と還元剤反応後
2回の乾燥工程を入れることで
薬剤による ヘアダメージを軽減し
濡れてる時と乾いた時のウェーブギャップも少なく
柔らかいウェーブが出来る Wガラス化エアウェーブ
ブロースタイリングやセット時代からのコールドパーマに変わる
次世代のパーマだと言ってもいいかも知れない。
また デジタルパーマとは ウェーブの質感が
軽くて 柔らかく 出来上がるスタイルも当然変わる。
ただ そこそこ美容師の技量が問われる部分も多いが
ヘアカラーの一般化などでダメージした髪には
デジタルパーマやコールドパーマよりも優れた部分を多く持つ。
これが エアウェーブ!
これで 3種類に分類したパーマを解説してきた。。。
んじゃ こいつらを応用して これからのパーマの方向性を考えて行こう
続く・・・
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コメント
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