ヘアカラーやパーマ、縮毛矯正など
理美容室で行う 薬品を使うメニュー
ここでも 多くの誤解が多いような気がする。。。
弱酸性だから ノンダメージ!
画期的な成分が入ってるから 傷まない!
化粧品登録だから 安心!
アイロンを使用しないから ダメージレス!
マル秘のお水使用で 髪が蘇る!
低温デジタルパーマだから ダメージ軽減!
同時に髪の栄養成分を入れるから 髪質改善!
すべて びっくりマーク である(爆)
そういや この前のセミナー後の飲み会でこんな質問があった
「どSさん なぜ大手のメーカーさんとかは
イオンコンプレックスとか 出さないんですかね???」
おお〜 なかなか するどい・・・
そりゃ あんな くだらんモノ は
何も知らん理美容師が騒ぐだけで
大手メーカーさんからしたら
単なる 余計な残留物質 だからね・・・(笑)
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今日も ぢ〜ぢの愛孫 キィちゃんをクリック♩
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今日のさらしもの 友達の理美容師ブログ記事
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んじゃ 今日の読者さんからの質問ね
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森下 様
始めまして。はじめて投稿させていただきます。
Do-sシャントリ始めて使わせていただいています。
非常にコンセプトがしっかりしていて
サロンでもぶれずに使えて気にいりました。
昔つとめていた時に使っていたレイラスと
いうシャンプーの香りをおもいだしました。
話が変わりますが、、
教えてじぃーじ!!!(すいません失礼しました。)
カラー(酸化染毛剤)のできるだけダメージを
軽減できるような塗布方法を実験していたら、
ひょんなことから、還元剤が酸性、中性、
アルカリ性で活性する領域が種類によって違うことがよこぎり、
カラー剤も酸性、中世、アルカリ性で色素べつに得意な
発色があるのかなと実験していたところ、まず赤色が酸性で
まったく発色しませんでした。
カラー剤のアクセントカラーのredとオキシ6%に
酸リンス(すいませんDo-s商品ではないです。)と
水とP-set を1:1でまぜ別々に3カップ
イメージは酸性のカラー剤、中性のカラー剤
(水で溶いてるだけなので実際は中性かわからないです)、
アルカリのカラー剤(オキシの酸性とまざって
実際アルカリ性なのかわかりません)
白毛束に別々に塗布し20分放置してシャンプーし かわかしたら、
酸リンスのほうだけまったく発色しませんでした。
また、別の毛束で、同条件で色素を8トーンの
Ash,赤,イエローを1:1:1に色素だけ変更したところ、
酸リンスの方だけ、Ashに発色し、
残りは、赤色も発色していました。
又、P-setをまぜた方は赤が発色やかったです。
酸で赤色の色素が変色や崩壊したのでしょうか??
カラーの染料には酸性やアルカリ性で変色、
色素の崩壊みたいなのを起こすのでしょうか??
お忙しいところすいません。
気が向いた時にでも教えてください。
パーマやトリートメント、シャンプー、etcなど
最近はメーカーさんが言うことや、
同業者(そこらへんの)言うことが信用できなくて
自分の目や手でたしかめるか、このブログの記事
(本当の事がかいてあるので)しか
リアルではないと思い投稿させていただきました。
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ほいほい!
まずね・・・
酸化染料を使用する ヘアカラーで
その手の 検証や実験は 難しいよ。。。
なんでかというとね
パーマなんかの場合なら
1剤の還元剤 と 2剤の酸化剤を
順番に つけて反応させるけど
酸化染料を使用するヘアカラー剤は
1剤と2剤を 混ぜてから使用するからね!
パーマとか 縮毛矯正なら
1剤のアルカリや還元剤の調整で済むけど
ヘアカラーはそうはいかないだろ。
んで 今回君が検証した実験なら
まず その
アクセントカラーが どんなモノなのか?
ここが きっちり把握できてないと
いくら検証しても わからないものなんだよ。。
たとえば アクセントカラーなんかは
可能性は低いが 赤色などは
HC染料を混ぜてるパターンもあるかもしんない。
これだと 酸性ならつかないしね・・・
アクセントカラーでも 通常のアルカリ性のタイプもあるし
ミックス使用を考え 中性タイプなんかもあるだろう。
この手の検証で アクセントカラーで判断することは
かなり 現実的ではない方法だよね。
んじゃ たとえば 通常のヘアカラーで考えたとしても
アルカリ酸化染料を使用した 普通のヘアカラーでは
とても 大変な作業なんだよね。。。
ヘアカラーの phやアルカリ度は
みんなが思ってるより かなり強烈なんだ
ハイトーンのものなど pH10以上とかだったり
アルカリ度など パーマと比べると非常に高いんだ
この アルカリ度の高さが難問でね
たぶん そこらへんの酸リンスじゃ
酸性にならないと思うし
水で混ぜたぐらいじゃ
pHなんか まったく変わらない・・・
最初のままだよ
P−SET程度なら もしかしたら逆に
アルカリ度は低くなってる感じだね。
ヘアカラーの場合・・・
1剤と2剤を混ぜた状態のものを
酸リンスやアルカリ水程度でpH調整は
あまり意味がないかも知れない。
逆に アルカリの安定性に欠けて
ブリーチや発色のコントロールが困難になると思うよ。
酸化染料の場合だと オキシの活動が
発色やブリーチに深く関係しているんで
最初から 1剤と2剤を混ぜるヘアカラーでは
パーマや縮毛矯正のような
1剤で還元反応を起こすのと違うからね♩
ただね
君の考える アルカリでの発色の違い!
これは たしかにあると思うよ。。。
場末のぢ〜ぢも 最近ヘアカラー剤をプロデュースしただろ・・・
んで この前 やっと発売した 白髪染めシリーズね。
リタッチ専用のヘアカラー剤は随分前に発売済み。。。
なぜ 白髪染めシリースだけ 半年以上も発売が遅れたか???
これが 君の考えるトコと 同じなんだよ♩
場末のぢ〜ぢの作った ヘアカラー剤は
すべて 1剤:2剤 ⇨ 1:2
これの意味は 2剤のオキシを倍にして
1剤の アルカリ度を減らそうという考えだよね。
通常は1:1が多いけど オキシ量を増やせば
アルカリ度は 減るって事ね・・・
こいつで 多少なりとも ダメージ軽減や
頭皮への 刺激を少なくしようと 企んだ(笑)
んで もともと リタッチ専用で作ったヤツは
色素量も少ないので 難なく完成したんだが
白髪を染める! こいつが目的の
グレイカラーシリーズは
アルカリ度を抑えた設計なんで
発色のムラが多く発生した。
そう アルカリを抑えたんで
脱色が多少マイルドなだけでなく
発色の仕方も かなり変化しちゃったんだ。
んで 試作 検証
また 試作 検証・・・
こいつを繰り返し
色のバランスを 思考錯誤したんだ・・・
アルカリと発色の関係性は
非常に 複雑怪奇で 難しかったよ(汗)
ちょいと このカラーチャートを見てごらん
↓
写真 左半分が白髪 右半分が黒髪
んで 白髪のカラーチャートを よ〜く見てごらん
明るくなるにしたがって 赤みが増してるだろ!
ここが 非常に難しかった部分だ、、、
DO-S グレイカラーは
アルカリ度を抑えてダメージ軽減と
もう一つのコンセプトである
できるだけ リタッチ塗布で行きたい!
こいつがあるから
あくまで色味はニュートラルを目指した。
多くの日本人のニュートラルカラーだね。
退色して 色味の変化が無い方が
リタッチでいきやすいからね。
日本人や東洋人に黒髪の基本として
暗い色は アッシュ、黄、赤 全てそろうけど
6〜8トーンぐらいから 徐々にアッシュが抜けて
オレンジっぽく 赤みが 見えるよね。。
んで それより明るくなってくると
赤みが抜けて 黄色っぽい発色になる。
こいつが ナチュラルなんだ。
そう できるだけリタッチで行きたいなら
退色したときに
ナチュラルに見えなきゃいけない!
だから 白髪のチャートを見たらわかるが
暗い色から 明るくなるに従い
少し 赤みが見えるような バランスにしてる!
3トーンとかの暗い色は
少しアッシュを感じるぐらいだが
明るくなるに 従い 赤みが出てきて
なおかつ
白髪の発色もあまり落ちないように・・・
これが 非常に困難を極めた(汗)
そこで ぢ〜ぢが発想したのが・・・
白髪染めとしては
前代未聞の 12トーン(笑)
白髪染めで 7トーンまでなら
通常の方法で ぢ〜ぢの思うナチュラルな色味は
なんとか 出来た・・・
そこから 色味を考えた結果が
この 手法だったんだね。。。
君なら 察しがつくだろうが
ライトナーを使って アルカリ度の変化だ。
こいつを 見ると 赤とアルカリの関係性は
たしかに あると ぢ〜ぢは思うよ♩
ただね
1剤を2剤をミックスした状態で
作用するヘアカラー剤に関しては
安易に 添加物でなんとかできるような
代物ではないと思ったほうがいいよ(経験者談)
非常に 難しいことだ。。。
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