ちょいと前に
高級ドライヤーの記事を書いた
↓
んで この記事に
美容師さんから質問が届いた
・・・・・・・・・・
いつもお世話になっております!
今回の高級ドライヤーの件ですが、
僕も前からとても気になっておりました。
もしお時間があればご回答いただきたいのですが、
ご紹介されているパナソニックの広告の
『水分発生量18倍 髪のうるおい1.9倍』は
Do-S理論だと 髪のキューティクルは濡れると開き、
乾くと閉じ、髪に適切な水分量を自動調節でき
その機能を阻害する、コーティング剤のカスを
取り除くのがDo-Sシャンプーで、
髪にとって不要な水分は結合水を除き、
出ていくべきものと思っていました。
それでもしっとり感が欲しいときは、
ヒアルロン酸やリピジュア(Do-SウォーターBなど)
で水分を取り込むしかないと思っていましたし、
それ以外に水分を閉じ込めるために油分で
コーティングするとダメージするはずですが
そういった髪や薬品の特性以外に
うるおいを2倍近く持たせるには、
ドライヤーなどの化学で
原理的に可能なことなのでしょうか?
ご家族の方の使用感は”サラサラ”で、
”しっとり”ではないかもしれませんが
以前お使いのドライヤーと今回絶賛されていたものとでは、
どこに違いや改良があってここまで評価が高くなるのかが
気になって仕方がなく質問させていただきました。
メーカーの企業秘密な部分であれば
分からないかもしれませんが、
ウチの店の、営業の核でもある
Do-S理論を超越した世界があるのか?
広告のキャッチコピーからは
アルマダのようなオカルト臭さを
どうしても感じてしまうのですが、、、
またお時間がございましたらご回答くださいまし。
・・・・・・・・・・
ホイホイ! お疲れ様〜!
マイナスイオン、ミネラルに
よ〜わからん ナノイーとか・・・
アルマダ様のように
オカルト臭を感じるかい(笑)
>ウチの店の、営業の核でもある
Do-S理論を超越した世界があるのか?
あはは そんな大したお話じゃ〜ないよ(笑)
美容師さんが 勉強するような
毛髪理論や薬剤理論とはあんま関係ないからね。
レプロナイザーの
バイオプログラミングなんかは
一体 何を言ってるのか?
何のお話なのか? ぢ〜ぢにも
まったく理解すらできないんだけど・・・
パナソニックのナノイー程度なら
それなりに理解してるし
簡単にだけど説明もできるよ。
まず 最初に
君は少し誤解してるみたいだね・・・
>そういった髪や薬品の特性以外に
うるおいを2倍近く持たせるには、
ドライヤーなどの化学で
原理的に可能なことなのでしょうか?
ナノイーは うるおいを
2倍近く持たせるものではないよ!
『水分発生量18倍 髪のうるおい1.9倍』
水分発生量18倍っていうのは
パナソニックのナノイードライヤーの
前のモデル より18倍も
水分を発生するって事ね♪
そう 新型になって
なんと 18倍も水分を発生しちゃうんだ!
そんで 髪のうるおい1.9倍 ってのも
前のモデル(EH-NA9B)より
毛髪の水分増加量 が 1.9倍になった!
って事なんだね ↓
簡単にいうと 今回販売開始された
新型で 以前のモデルよりは
2倍近く しっとりするようになった!
2倍近く 長持ちする
って意味じゃ〜なく
単に 2倍近く水分を補うだけだよ!
んで ここまでの解説でも
すんごく 違和感を覚えないかい・・・
どうして? ドライヤーが
水分を発生するの???
今までのヘアケア理論だと
ドライヤーで乾かす というのは
髪の毛の自由水を温風で
外に出してあげる って事だよね!?
ドライヤーで乾かす
↓
毛髪から水分を奪う!
だから ドライヤーをしすぎると
乾燥しすぎて髪の水分が少なくなり
バサバサになってしまうんだよね!
そこで ナノイー なんだ!
パナソニックの ナノイーというのは
空気中の水分に高電圧を加えて生成される
ナノサイズの微粒子イオンのこと。
わかりやすくいうと・・・
ナノイーってのは
空気中の水分を沢山持ってる
目に見えないほどの
小さ〜な 粒子みたいなもん!
すんご〜く 小さくて
目に見えないような アクアミストが
ドライヤーから出てるイメージだね♪
すんごい細かいので
ドライヤーをかけてるうちに
空気中の水分を髪の内部まで
入れちゃう事ができるんだ。。。
ドライヤーで髪を乾かしながら
空気中の水分を 髪の中に補ってる。
たとえば 冬場に空気が乾燥してたら 髪もパサパサするのも 空気中の水分が少ないから 髪の毛の水分も奪われやすくなる理屈だし・・・
梅雨時期の湿気が多い時なんか 癖のある人はスタイリングした後に 空気中の水分を吸っちゃって 癖が出てきたりもするでしょ!?
毛髪は空気中の水分を自由水として取り込む事ができるんだね。
そこで ナノイーのような空気中の水分をもったイオンを入れちゃうと 髪が乾燥してパサパサになりにくくなるんだよね。
ま プロの美容師なら お客さんの髪質に合わせて 乾燥しすぎないように ドライヤーで乾かす事が可能だけど
一般の方がホームケアで乾かすなら 乾燥しすぎでパサパサにならなくて良いんじゃないの?
コメント
お忙しい中、早速のご回答本当にありがとうございました!
やはり僕のまったく知らない世界で勉強不足でした。
一般人が毎日がドライするのに、技術で補えない部分をカバーできるんですね。
そこに幾らお金を出せるか、の問題ですが、たしかにそんな高度なメカニズムであれば
コストもかかり高額になるのもわかる気がします。
もしサロンで有意義に活かせるアイデアが出れば、購入もありかなと思いました。
とても参考になりました!どうもありがとうございました!