縮毛矯正の2剤(酸化剤)の選定は???

DO-Sの薬剤を使用したい

んじゃ 今日の読者さんの質問ね

・・・・・・・・・・

いつも有難うございます。

◯◯の美容師です。

酸化と酸性ストレートのお話、大変勉強になります。

 

自分が今、やってる縮毛は微アルカリや
中性の物がメインになります。

必ずウエットアイロンを
必要としないような施術を心がけています。

 

薬剤のパワーをなるべく下げて
縮毛する事にチャレンジしておりますが
(お客様になるべくダメージを出さないようにする為です。)

(ただ、ダメージレスにこだわるのでは無く、
ドS先生のブログにも書かれていた通り、
お客様の家でのやり易さ、1、2ヶ月後
どういう状態になるのか!?)
を気にしてやってるつもりです。

 

 

そして、話しは戻るのですが、

薬剤のパワーを下て酸性寄りにした場合は
使う2剤の選定の考え方などはあるのでしょうか?

自分は今の所、3%の過水、放置5分で行ってます。

 

エアウェーブの2液もシュワルツコフ
の2剤の過水で放置5分で行っております。

ドS先生のブログを拝見してると、
ドSさんの過水1.5%2度付って書いてあるのですが、
今の所、自分のやり方でも問題はなさそうなんですけど、
ご意見いかがでしょうか?

 

一応、施術さしてもらったお客様には
後日確認して問題はないと言ってもらっております。

どうぞ宜しくお願致します。

・・・・・・・・・・

ホイホイ!

今日は パーマじゃなく
縮毛矯正だけのお話でいいんだよね・・・

 

んじゃ まず 2剤のお話の前に

 

>薬剤のパワーをなるべく下げて
縮毛する事にチャレンジしておりますが
(お客様になるべくダメージを出さないようにする為です。)

 

アルカリや 還元剤濃度など

薬剤のパワーを

なるべく下げて矯正したほうが

ダメージが少なくなる!

と思うは 大きな間違い だよ。

 

 

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縮毛矯正でのヘアダメージ
というのは まず一番は・・・

 

どれだけの量のSS結合を

還元によって切断するか!

 

なんだよね。

 

 

弱い薬剤で縮毛矯正したら ただ単に SS結合の切断が少ないから ヘアダメージが少ないだけだね。

たとえば ダメージ毛でSSは50程度しか切れない状態の髪に 微アルカリの弱い薬剤で50還元すると ちょうどよい還元ということになるけど・・・
同じ50のパワーの薬剤で100切らないといけない健康毛に使って50切ったとしたら たしかにダメージは少ないかもしれないけど 癖も伸びないしすぐに取れてしまうダメ矯正になってしまう。

そこで 弱い薬剤でも還元剤濃度を上げたり、放置タイムを長く加温したりして 無理に100切ればできない事はないんだけど。 これだと結局 SS結合を100切ってるんで 弱い薬だろうダメージは同じなんだね。

 

アルカリや 還元剤濃度など

薬剤のパワーを

なるべく下げて矯正しても

 

同じだけ 還元するなら

ダメージは まったく同じ!

 

 

>(ただ、ダメージレスにこだわるのでは無く、
ドS先生のブログにも書かれていた通り、
お客様の家でのやり易さ、1、2ヶ月後
どういう状態になるのか!?)
を気にしてやってるつもりです。

 

持続性の場合でもね パーマと縮毛矯正では違うんだ・・・1、2ヶ月後の状態ではダメなんだね、、、半年もたたずに矯正が取れちゃったら リタッチ施術ができないからね。

縮毛矯正を できるだけリタッチで継続しようとするなら 1〜2年後とか 理想は半永久的にクセが伸びているような矯正だからね!

 

 

ま ここらへんは またちゃんと解説してあげるからね 今日の本題に行こう・・・

 

>薬剤のパワーを下て酸性寄りにした場合は
使う2剤の選定の考え方などはあるのでしょうか?

 

基本的な 2剤の考え方としてはね
一番 大切なのは 1剤とのバランスだよ!

君は 中性から微アルカリらしいけど
それらのpH、アルカリ度、還元剤の種類や
濃度によって 2剤を考えないといけないからね。

 

ま 場末のパーマ屋の場合だと・・・

 

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これは パーマでも
縮毛矯正でも同じなんだけど

2剤でSSの再結合の時に
Sにつく ミネラルなどのゴミや
SについてるHのイオンの妨害など

2剤でのSS再結合の妨害を防ぐには
基本だと2液時のpHは8ぐらいなんだね!

※だから DO-S製のブロム酸の2剤は pH8 で作ってます。

 

ってことで・・・

 

2剤の酸化を良くするには

1剤のpHは 8以上が好ましい!

 

 

んで 場末のぢ〜ぢの場合でいうと
縮毛矯正剤の1剤(還元剤)は
チオグリコール酸ベースで
還元剤濃度は11%前後をメインにしてる

 

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ちなみに バージン部分や リタッチなどでの
新生部分の縮毛矯正での 場末のぢ〜ぢ的な基準だと

 

○ダメージレベル 0〜10

新生部分で 健康毛、硬毛、太い毛、
ノンカラー毛など 比較的健康な場合

TCレシピH

 

○ダメージレベル 10〜40

普通毛〜損傷少なめのヘアカラー毛など
少しだけヘアダメージしている場合

TCレシピH と TCレシピM で調整 

 

○ダメージレベル 40〜60

ヘアカラー毛、軟毛、細毛、乾燥毛など
ある程度 ヘアダメージしている場合

TCレシピM 

 

○ダメージレベル 60〜80

ハイトーンヘアカラー毛(ブリーチ毛)
微シス毛、超軟毛、猫っ毛などの場合

ま 現実的には
リタッチなどの新生部分で
こんなにダメージした方は少ないですし

もしも このような髪質の方が
縮毛矯正をリクエストされても
まず お断りすると思いますが・・・

TCレシピM と TCレシピS で調整

 

○ダメージレベル 80〜100

リタッチの新生部分が こんなにダメージしてる人は
見た事ありませんし こんな状態の方に
縮毛矯正は絶対にしてはいけません。

 

※あくまで場末のぢ〜ぢの基準での目安ですのでご了承ください。

 

そして このレシピの pHはというと・・・

TCレシピ Hが pH9.2程度

TCレシピ Mが pH8.6程度

もうひとつある 弱めの
DO-Sレシピ Mでも pH8.3程度だ。

 

そう 場末のぢ〜ぢの基準では
縮毛矯正が なんとか可能なレベルの

ヘアカラー毛、軟毛、細毛、乾燥毛など
ある程度 ヘアダメージしている場合で
pH8.3〜pH8.6程度 の薬剤なんだね!

 

 

縮毛矯正するのが可能な 毛髪で

一番ダメージが多い場合でも

少なくとも pH8 以上の

アルカリの還元剤を使用してるんだ!

 

 

このぐらいのpHの還元剤を使用する場合は
2剤のオキシは 1.5%程度じゃないと

ブリーチまでとはいかないけど
オキシはメラニン色素やケラチンを
攻撃しまくったりするからね・・・

だから 2剤は
1.5%のオキシを使用してるんだよね。

 

君の場合は 薬剤が中性とかなら
3%でもそう問題はないのかも知れないね。

でも アルカリ性の還元剤を使用するなら
オキシは1.5%程度で行ったほうがいいよ♪

 

 

 

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