カラープライミング、プライミングカラーとは、
プライミングとは「下塗り」と言う意味だね。
基本的には 補色を使って求める色味を出すテクニック
ま〜簡単に言えば
プレ処理として補色の色素を補充してあげることで
希望色を より確実に発色させる手法だね。
あと よく混同しがちな技法で
ピグメンテーションというテクニックもある
ヘアカラーのピグメンテーションとは?
事前に 色補正をすること。
明るくなりすぎた部分に地毛の色
(元のメラニン色素)に近い色を入れるたりする事!?
ちょいと 今回はそんなお話。。。
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↓
んじゃ 今日の読者酸からの質問ね
・・・・・・・・・・
いつもブログ拝見させていただいております。
質問なのですが
ブリーチなどで髪の毛のダメージが酷い場合、
酸化染毛剤では色が入らない、入っても1度のシャンプーで
ほぼ抜けてしまうなどといった状態になります。
そういった状態の髪を綺麗に染めるために茶系のカラー
(黒色色素)を求める色味に少し足す(プライミング)
などといったことをよく聞きます。
自分はそこまで ダメージした髪には塩基性染料のカラー剤を
使うことが多くプライミングなどの経験が少ないのですが、
これで綺麗に染まる理屈がわかりません。
茶系は染まったとしてもその他の染料は変わらず抜けやすく、
求める色味にならないんじゃないかと思います。
じいじ様はどのように考えていらっしゃいますか?
また このような髪に対するアプローチは
どのようにしているのでしょうか?
お手数ですが、よろしくお願いいたします。
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ホイホイ!
プライミングだね
プライミングカラーというのは
本来は茶色を足すっていうことじゃないし
特に色持ちをよくする技術ではないよ。
どういうことかと わかりやすく書くとね
日本人の方が ブリーチ(脱色)するとね
↓
平均するとだけど
8〜13トーンぐらいまでは 少しオレンジがかってる
明るくなるほど 赤味が抜けていくので
13トーン以上になると 黄色くなってくるんだね。
んで 例えば
14トーンぐらいで 黄色っぽい色の人が
ナチュラルなブラウンで染めると どうなると思う?
そう 希望色で染めたとしても
幾分 黄色っぽく染まるよね!?
だから ここで 補色ってのを利用する。
「補色」とは、色相環で正反対の位置にある色
↓
この場合だと 黄色の補色は 紫になるよね。
そう
ナチュラルブラウンに染める前に
まず パープルで染めて 黄色い色を打ち消す!
その後に ナチュラルブラウンで染めれば
黄色みのない 自然な色に染めることができる!
これが プライミングカラーっていう技法だ。
んで 例えば ロングヘアーの方とかだと
根元〜中間派 まだオレンジっぽいけど
毛先は ダメージもあって 黄色っぽい場合があるよね。
んで これを 同じようなブラウンにしようとして
同じ ブラウンのヘアカラー剤で染めると
根元〜中間は オレンジっぽいブラウン
毛先は 黄色っぽいブラウン になるよね?
んじゃ これを 全体的に
オレンジっぽいブラウンで染めようとすると・・・
全体を染める前に 毛先の黄色い部分に
少し赤っぽい色で染めて オレンジにしておく
その後に 全体にブラウンで染めれば
ムラなく綺麗に染まるよね?
これが ピグメンテーションカラーのテクニックだ。
これで プライミングと
ピグメンテーションの違いや
それぞれの理屈はわかったかい♩
このような 技法を使うと 2度染めになるので
多少色持ちもいいし 何より確実に綺麗に染まりやすい。
>自分はそこまで ダメージした髪には塩基性染料のカラー剤を
使うことが多くプライミングなどの経験が少ないのですが、
これで綺麗に染まる理屈がわかりません。
茶系は染まったとしてもその他の染料は変わらず抜けやすく、
求める色味にならないんじゃないかと思います。
じいじ様はどのように考えていらっしゃいますか?
また このような髪に対するアプローチは
どのようにしているのでしょうか?
そうだね〜 こういうテクニックを使えば
ただの1度染めよりは 持ちもいいとは思うが
ハイダメージ毛なんかの場合なら
持ちが良いと言っても たかが知れてる(笑)
ただ 塩基性のカラーでも
持ちはそんなに良くないしね・・・
ヘナやインディゴだと ダメージが少ないし
色持ちも インディゴなどの場合は
場合によっては すごく良いけど
色味が計算できないという
ヘアカラーとしては致命的な欠点がある。
どれも メリット、デメリットがあるから
状況に合わせて 使っていく感じだね・・・
>また このような髪に対するアプローチは
どのようにしているのでしょうか?
例えばだけど
ハイダメージのブリーチ毛の人が
そこそこ 6〜8トーンぐらいに
暗くする場合なんかなら・・・
まず ある程度 色もこだわって
トーンダウンする場合は・・・
カウンセリングでお客さんに
色味を ほんの少しだけオレンジっぽい
ナチュラルブラウンを勧めるハズだ!
※実はこれが一番大切だったりして・・・
そして ダメージや色味に合わせて 必要ならば
ピグメンテーションカラーの技法を入れたりして
ナチュラルブラウンにすることが多いかな〜
こういう場合に くすんだ色にするのが
個人的に好きじゃないのと(笑)
少しオレンジっぽいブラウンの方が
褪色していった時も くすまず わりと自然に見えるからね。
あ もっと暗くしたい時なんかは
プライミングカラーの技法をつかったりして
無彩色を生かして ダークブラウンを出すときもあるよ。
んで
色より ダメージを気にするなら
塩基性や ヘナ&インディゴなどで
染めていくと思うよ♪
コメント
質問の回答記事ありがとうございます!
とても勉強になりました。