んじゃ 今日の読者の美容師さんからの質問ね
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いつも勉強させてもらっています、都内で美容師しています。
こちらの記事↓
パーマを復活させるとか、寝癖をなくすとかには ある一定量の水分を髪に与える という事が必須条件になります。
これは十分に理解できるのですが、専門的な理論ではどういう理屈ですか?
実は先日、後輩に同じ質問をされたのですが、恥ずかしながらきちんとした理論は教えてあげる事が出来ませんでした。
美容師的にちゃんとした理論ではどうして髪を濡らさないといけないのか教えてください。宜しくお願いします。
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はいはい!
そ〜だね〜 美容師さんならちゃんとした理論を知っとかなきゃいけないよね〜!
ま この理論はパーマだけじゃなく、寝癖やブローの失敗のフォローなども同じだからね。
まず 基本的に知っておかなければいけないのは 髪の毛の4つの結合
参考ページ
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代表的な 髪の毛の側鎖結合は これら4つ
水素結合 = 髪を濡らすと切れて、乾くと結合する
塩(イオン)結合 = pHの変化で切断、結合する
シスチン(S-S)結合 = パーマや矯正の薬剤で切断、結合する
ペプチド結合 = 普通は切断しない髪の命、切れたら結合しない
美容学校で習ったやつだね(笑)
パーマは当然シスチン(S-S)結合だね。。。
んで 夜シャンプー後にブワァーってドライヤーで乾かしたり、寝たりすると どうしてパーマが取れてしまうのか?
これ 水素結合 の働きなんですね!
ドライヤーでブワァ〜って乾かすとパーマが落ちるのは当然として、そもそも髪は乾いていても10%ぐらいは水分があるので寝て枕で押さえつけられてるだけでも少しづつ水素結合が切れたりくっついたりしてパーマは伸びてしまうんです。
水素結合が切断、結合を繰り返すことで パーマが取れたり寝癖がついたります!
もう わかりましたよね???
だから朝、髪を濡らして もう一度水素結合を切ってあげると
パーマのS-S結合で形がついてる状態に戻るんだよね!
そんで そのS-S結合で出来たウェーブやカールを伸ばさないように乾かしてあげればいいって理屈だね♪
これって ブローの理屈でもあるんだよね〜
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