縮毛矯正の失敗の一番の原因は
わかってない美容師!
ほんとに 困ったもんだ・・・
↓
多くの美容師は パーマや縮毛矯正の薬剤なんて ハード、ミディアム、ソフトの3種類ぐらいしか知らないし、
パーマや縮毛矯正の工程なんてのも メーカーの作る施術マニュアルを読んで その通りにすることしか知らない、、、 いや マニュアル通りにすれば 誰でも ちゃんと出来ると信じ込んでる(汗)
縮毛矯正(ストレートパーマ)なんて 何回も同じ部分に施術したり 薬剤選定をミスったり アイロン工程で失敗なんかをすれば 取り返しのつかない ビビリ毛になったりする恐ろしい技術なんだけど その自覚すら無い美容師が多くいる。
わかってない美容師の
一つ目の勘違いは・・・
なぜ ヘアダメージするのか?
本質を わかっていない!
昔 場末のパーマ屋が全国でセミナーをしてて 縮毛矯正剤の説明をしているときに こんな事をいう美容師さんがいた・・・
縮毛矯正の薬って ツヤが出て髪の毛を傷めない薬じゃないんですか? 以前 縮毛矯正はトリートメントの薬でストレートにするから 艶が出て髪を傷めません!とメーカーさんに説明されました。
これ メーカーに騙されてる 典型的な例ですよね!
◎弱酸性の薬剤だからダメージレス
◎ノンアルカリの薬品なのでノンダメージ
◎アイロンを使用しないので傷みません
◎化粧品登録の薬剤なので安全、安心
◎酸熱ストレートはグリオキシル酸で
還元剤じゃないのでダメージしない
◎髪質改善ストレートは栄養分を
しっかりと与えながら行うので傷みません
などなど・・・
アルカリ性の薬だから 傷む
弱酸性の薬だから 傷まない
とか
アイロンをするから 傷む
アイロンしなければ 傷まない
とか・・・
わかってない美容師さんは
薬剤とか アイロン工程などで
ヘアダメージするとか
しないとか だと思い込んでる。
これ すんごい勘違い!
たとえば 縮毛矯正(ストレートパーマ)
でのヘアダメージを考えていくとして
まずはこの記事を読んでみて
↓
この記事に
縮毛矯正の仕組みが書いてあるよね〜
そんで 縮毛矯正で
なぜヘアダメージするのか?
代表的な理由は三つある。
まず 最初は
↓
縮毛矯正の1剤で
髪の毛のケラチンの結合を
ぶった斬られること!
そして二つ目は
↓
結合を切られたまま
アイロンなどで高温処理され
無理やり 移動させられること!
んで 三番目は
↓
理論上は ストレートにされた状態で
ケラチン同士の結合を再結合させるんだけど・・・
実際は こんな感じに
↓
実際は ミックスジスルフィド
とかいう物質の影響もあり
何割かのケラチンは
再結合が出来ていない!
そう 切れっぱなしになってるんだね。
縮毛矯正でのヘアダメージは大きく3つ
①髪のケラチンの結合を 切断する
②切られたケラチンを 加熱・水抜きで移動する
③再結合されない切れっぱなしのケラチンが残る
ってことなんだね。
これを アルカリの矯正と
弱酸性の矯正で比較すると・・・
アルカリの場合は ①は切断しやすい ②は移動しやすい ③は普通だが・・・
弱酸性の薬剤で これと同じように施術したら ①の切断が随分と少なくなり ダメージは少ないかも知れないので 単純に癖の伸び方が悪くなるだけなんだよね!
これを たとえば 弱酸性の薬剤いを使用して アリカリと同じように癖を伸ばそうと思うと・・・
①はケラチンを切断しにくいので 同じだけ切断しようとすると強い薬を使ったり、放置時間を長くしたり、加温したりしないといけない(負担増)
②は移動しにくいので 危険な水抜きアイロン等で強いパワーを与えないといけない(危険性増)
③は弱酸性だと とても酸化しにくいので 再結合されないケラチンが多く残ってしまう(ダメージ増)
そう こんな感じで 同じ髪に同じ強さで縮毛矯正をしたと仮定すると・・・ アルカリより弱酸性のほうがダメージが激しい場合だってありえるんだよね!
んじゃ もういっちょ・・・
②の移動を アイロンとブローで比較すると アイロンのほうが高熱でダメージも多いと思いがちだけど これも同じ髪に同じ強さに矯正しようとすると。。。
ブローの場合は低温で移動するパワーが弱いので ①の切断を強くしたり ②の時に水分を多くしたり 強くテンションをかけたりしないといけない場合もあるので 髪の毛の負担は逆に増えてダメージも多くなったりする事もあるからね!
単純にダメージだけを比較したら どっちもどっちだったりする。
そう このように
アルカリだから傷むとか 弱酸性だから傷まないって事もないし アイロンだから傷む!ってのも違うし
化粧品登録でも①の結合を切る薬に違いはないし
酸熱ストレートとかのグリオキシル酸だろうと ②のケラチンの配列を異物を利用して変えるのに違いはないし
髪質改善ストレートで栄養を与えても癖毛が伸びる訳はないので①や②を行ってるし 栄養成分が入ることで③が再結合しにくくなるハズだしね・・・
そう 何かを優しく(弱く)してダメージを抑えてるつもりでも、違う部分での負担が増えていたりするんだ!
そう あくまでも
縮毛矯正のダメージは
ケラチンの結合を切断し 無理に移動し
再結合できないで切れっぱなしが残る事!
どんな薬剤や 技法を使おうと
同じ髪を 同じだけストレートにするなら
トータルでのダメージには 大差なし!
まず この基本を しっかり理解しとこう♪
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