DO−Sシャンプー使用なのでスタイリング剤もノンシリコンの物を使いたい…

DO-S的なシャンプー解析

シャンプーやトリートメント、ヘアスタイリング剤、ヘアケア商品などに多く使用されているシリコン(正式名称はシリコーン)最近はヘアカラー剤やパーマ、縮毛矯正剤にも配合されてる場合が多いです。

15年ほど前に美容業界では「ノンシリコン」「シリコンフリー」などが流行り、シリコンは髪や頭皮に悪いっていうイメージがありますよね!?

でも現実的には化粧品のお顔につけるファンデーションなどにもシリコンは使用されています。

実際のとこシリコン(シリコーン)はそんなに悪いものなのでしょうか?

もし毛髪に悪いとしたらどんなトコなのでしょうか?

 

んじゃ今日の読者さんからの質問ね

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コメント失礼致します。いつもブログを拝見し、勉強させて頂いています。

私は美容師をしていてお店でもDO−Sシャンプーを使っています。せっかくDO−Sシャンプーを使っているのでスタイリング剤などもノンシリコンの物を使いたいと思い探しているのですが、大多数にシリコンが入っているので気に入る物がなかなか見つかりません。

シリコンについても多少調べて揮発性のある物や水溶性の物もあると目にしました。
そこで質問なのですが、揮発性や水溶性のシリコンは皮膜になりづらかったり水で洗い流せる物なのでしょうか?

シリコンが入っていても皮膜になりづらい物があれば選択肢が広がると思い質問させて頂きました。お手数ですがご教授いただけると嬉しいです。

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はいはい!

揮発性シリコンに水溶性シリコンかぁ〜

ではまず美容師が知っておくべきシリコン(シリコーン)の種類から解説していくね。

ヘアケア製品のもっとも多く使用されてるシリコンは、ジメチルポリシロキサン(ジメチルシリコーン)といわれるシリコンで代表的な成分は「ジメチコン」「ジメチコノール」などで、分子量が大きなものから小さなものまで沢山あり、吸着率の高いものほどツヤサラにはなるけどシャンプーで落ちにくくなります。

またジメチルポリシロキサン以外にも、「フェニルトリメチコン」などのよりツヤ・光沢や感触の良いフェニル変性シリコーンや、「アモジメチコン」「アミノプロピルジメチコン」などのカチオン化されより吸着しやすく強力な被膜、保湿効果を持たせたアミノ変性シリコーンなどが代表的なシリコーンです。

ま〜シリコーンといってもものすごく沢山の種類があるので美容師的には成分表に「メチコン」「シロキ」「シリル」「シラン」などが入っていればほぼシリコンの一種と考えてもいいですね。

んで君が言ってる揮発性シリコンと水溶性シリコンってのはね…

◎揮発性シリコーン「シクロメチコン」「シクロペンタシロキサン」等は文字通り揮発(蒸発)する性質で高分子シリコンなどを他の成分と混ざりやすくするためやベタつきを抑えたり伸びをよくするのに使用されるケースが多いです。

◎水溶性シリコーン「ジメチコンコポリオール」「ポリシリコーン13」等は簡単にいうとジメチコンに界面活性剤をくっつけたもので水になじみやすく流れやすいものです。ただしコーティング効果も弱いのでツヤサラ効果もこれ単品では大したことはありません。

ま〜揮発性シリコーンや水溶性シリコーンはこれだけでは本来のツヤサラ美髪に見せるコーティング効果も弱いので他のシリコーンとミックスして使用してる場合がほとんどですね。

ただ注意して欲しいのは、通常の強力被膜のジメチルシリコーンやアミノ変性シリコーンをメインで使用していても界面活性剤や乳化剤を配合して『水溶性のシリコンを使用』と宣伝してる製品もあるらしいのです。

ま〜どのシリコンが良いとか悪いとかは、種類が多すぎて成分で選ぶのは難しいので、まずは使用してみてその製品がどのくらい艶々で手触りが良いのか?とか持続性が高いのか?などシリコンとしての表面コーティング能力が高いものほどヘアダメージ的には良くないと思えばいいんだよね。

ヘアトリートメントをする女性の画像

>私は美容師をしていてお店でもDO−Sシャンプーを使っています。せっかくDO−Sシャンプーを使っているのでスタイリング剤などもノンシリコンの物を使いたいと思い探しているのですが、大多数にシリコンが入っているので気に入る物がなかなか見つかりません。

まずね、ヘアスタイリング剤には大きく2種類があるよね。

髪の毛の形状や質感を変えたり、持続性をよくするためのスタイリング剤・・・髪に動きを出したり質感を変えるようなワックス・ムース・ジェル・クリームなどやスタイリングを長持ちさせるように固めるセットスプレーなど。

②髪の毛のダメージを誤魔化したり、ツヤ・手触りをよくして綺麗に見せるスタイリング剤・・・洗い流さないトリートメント・アウトバストリートメントなど髪の傷みを誤魔化したりシリコンスプレーやヘアオイルなどツヤサラ美髪に見せるようなヘアケア系のスタイリング剤。

簡単にいうとセット力や質感変化がメインのものとツヤサラ髪に見せるスタイリング剤があるってことです。ま〜なかには①と②の効果をミックスした製品もありますけどね。

 

まず君に知っておいて欲しいのは①のセット力や質感変化をするためのヘアスタイリング剤には一部のワックス系を除くとあまりシリコンなどは使われてないってことです。
例えばセット力の強いスタイリング剤にシリコンや油分などを入れるとセット力が弱くなってしまうからね。

だから①のタイプのスタイリング剤でノンシリコン・シリコンフリーの製品を探したらいいのです。

そして②のヘアダメージを誤魔化すタイプのスタイリング剤・ヘアケア剤は例えばDO-Sトリートメントをアウトバスで使用したり、DO-SスリークオイルやDO-Sエマルジョンなどを使用すれば特に問題はないと思うよ。

あとね、、、

確かにシリコンの強くて取れにくい表面コーティングは毛髪には悪いんだけど、ちゃ〜んと理解しておいて欲しいのは…

 

シリコンが毛髪に特に悪いのはビルドアップした時

場末のパーマ屋が現役美容師だった頃、サロンには結構強力に艶々に仕上がる「シリコンスプレー」がありました。
お客さんでなにかのイベントで綺麗な美髪にしたい時などこのシリコンスプレーでツヤサラの綺麗な髪にセットしてあげてたもんです(笑)

何か凄く綺麗な髪でいたいようなのイベント時だけにシリコンスプレーでツヤサラにしてあげるぐらいならDO-Sシャンプーで数回洗えばシリコンでも、ちゃんと落ちますからね。

シリコンなどの強力な表面コートで髪が傷むのは、洗っても取りきれなかった被膜成分がどんどん蓄積されて ビルドアップ状態 になるからなのです。

シリコン(シリコーン)オイルはファンデーションなんかにも使用されてるぐらい安全性も高く、髪についただけで傷めてしまうようなものではございません。

一般的に多いのは、毎日シリコン入りのトリートメントやコンディショナーを使用し(ちなみにこいつらカチオンが多い)尚且つシリコン入りのヘアケア製品やスタイリング剤を使い強く表面コートをしているのに、オーガニック、無添加などのアミノ酸系のマイルドなシャンプーで洗うのでシリコンが残留しドンドン蓄積してヘアダメージしていくのです。

マイルドシャンプーで洗いながら、シリコン入りトリートメントを使い、シリコン入りスタイリング剤やヘアケア剤を毎日のように使用するから髪の傷みが多くなっていくのです。

だからDO-Sシャンプー&DO-Sトリートメントを継続的に使用してる方なら、出来るだけシリコン配合のスタイリング・ヘアケア剤は使用しないほうが良いのは当然ですが…

軽いシリコン商品ならその後にDO-Sシャンプーでしっかり洗うとか、毎日使用しないとかを工夫すればそれほど問題にはならない場合もありますからね。

 

【ヘアダメージ】髪を傷めてパサパサにするコーティング剤ってどんなもの?

シリコンとシリコーンの違いとは?シリカとケイ素って?

 

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