デジタルパーマ 熱の二つの作用♩

DO-S的 パーマ解体新書

デジタルパーマ(ホット系パーマ)

現在 多種多様の薬剤、処理剤が出ていて
多くの理美容師さんは そいつらに踊らされている

 

これは デジタルパーマの歴史でもわかるよね

15〜6年前に 第一次デジタルパーマブームがあった
まだ 紙面だった ホットペッパーなんかでも
デジタルパーマが 流行っていた時代もある。

 

んで そいつは なんで廃れたのか?

 

そりゃ ヘアスタイルの変化ってのもあるが

大きな原因のひとつとして

デジタルパーマは 髪がすごく傷む!

これが あったのに まず間違いは無いだろう。

 

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そして 近年 デジタルパーマは復活したんだが

薬剤が進化したから ダメージが減った?
乾燥させないカバーみたいなもんが発売され
乾燥させないで 蒸すようにする
デジタルクリープパーマなるものが登場したり

高温ですると 髪が傷むので 低温でしたらいい!

アルカリの薬剤じゃなく スピエラやGMTを使って
弱酸性の還元剤ですれば ダメージレスだとか・・・

 

 

たしかに 第一次ブームの時よりは
ヘアダメージが軽減されたのに間違いは無いが

第一次ブームの頃は 薬剤自体も
縮毛矯正用の還元剤をそのまま使用したり
ロッドも防水でなかったので 酸化工程でダレたり

まともな状態でなかっただけで

現在は そいつが 普通になっただけ♩

 

 

ただ ここで 少し道を間違えてしまった・・・

 

 

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場末のぢ〜ぢは ちょいと前に
パーマというもんを 5種類に分類した

①コールドパーマ

②ウォーム系ウェットパーマ

③ウォーム系ドライパーマ

④ホット系ウェットパーマ

⑤ホット系ドライパーマ

これは 現在のパーマ工程での違いだ

 

基本的に 還元剤や処理剤などの
薬剤なんかは 分類に入れていない。

 

 

んで 少し前の記事

間違いだった パーマでの物理的パワー

 

パーマの1剤処理の後で 2剤前に
髪の毛を乾燥させて 水分をなくすパーマ

③ウォーム系ドライパーマ

⑤ホット系ドライパーマ

 

ずっとウェットのままで行うパーマ

①コールドパーマ

②ウォーム系ウェットパーマ

④ホット系ウェットパーマ

 

この二種類の差はなにかというと

 

濡れてる時と乾いた時の ウェーブギャップ!

 

 

そう この ウェットとドライでの
ウェーブギャップの違いで
大きく 2種類にパーマを分けたんだね。

 

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んで デジタルパーマの話題に戻すと・・・

 

第一次のデジタルブームの時には

⑤ホット系ドライパーマ

こいつしか なかったんだが

 

数年後に ヘアダメージの軽減を狙ってできた
新世代のデジタルパーマには

②ウォーム系ウェットパーマ

④ホット系ウェットパーマ

そう ウェットパーマが加わってしまった。

 

 

これは

 

高温をかけるからダメージが増える
なら 低温でいった方が 傷まないだろう!?

とか

完全乾燥させちゃうから バサバサになるんじゃないの?
んじゃ 完全乾燥させない方が 傷まないだろう!?

 

これは ある意味 美容師たちの勘違い(笑)

 

 

 

デジタルパーマ 熱の二つの作用♩

 

デジタルパーマのヘアダメージを少なくするために

多くの理美容師や メーカーたちが考えたのが

低温にして 完全乾燥させない!

 

確かに そいつは 髪の毛の傷みを
少なくすることは できたかもしれない。

 

 

ただし これは 数年前にぢ〜ぢも書いてるが

 

乾燥までさせない デジタルパーマは

面倒くさい工程の クリープパーマ

 

 

 

デジタルパーマの 加温(熱)には

大きく分けて 2種類があるんだ!

 

まず 乾燥まで行う
⑤ホット系ドライパーマとしての
デジタルパーマの場合の

☆乾燥する直前にかけられる 熱

 

これは 縮毛矯正の潤い水抜きアイロンと同じように
とても 髪の毛を変形させる力を持っている。

乾燥しかけてくると 還元剤の反応も少なくなる

だから これは 物理的なパワーとも言える。

ある程度の高温になれば タンパク質の熱変性も使えるしね♩

 

 

そして もう一つの加温は

髪の毛が濡れている時に与えられる 熱

 

低温デジパーやデジタルクリープなど
完全乾燥まで行かないデジパーの加温は
全てコレに該当するであろう。

 

 

そして ここで理解しておいて欲しいのが

 

デジタルパーマで 髪がウェットの時に

加えられる熱は 還元の促進 なだけ!

 

 

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本来のデジタルパーマらしいパーマをするなら
完全乾燥までいかなければ 物理的パワーは活かせれない!

低温デジパーや デジクリープなんかでは
本当に 面倒くさい工程のコールドパーマ(笑)

 

濡れてる状態であろうと 40℃や50℃で
タンパク質が熱変性なんて ほぼしないし

このレベルだと デジタルパーマの熱の影響で
髪の毛の形状変化なんて ほとんど起こらない。

 

 

よく デジタルパーマの講師みたいな連中が
やれ 何度で何分加温して どうのこうのとか

いかにも 温度のかけ方が
デジタルパーマのキモみたいに説明したりするし

だいたいこんな連中は
やれ薬剤だの 処理剤だの
そっちで 無理やり質感を作るだけなんで

あまり本気で聞かない方がいい(爆)

 

 

髪の毛が 濡れてる状態での

デジタルパーマの加温は

単なる 還元の促進なだけ!

 

 

この現実を 十分に理解しておかないと

これからのデジタルパーマは

上手く出来なくなる 可能性あり♩

 

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