クリープパーマ。。。
もう 10年ぐらいになるのかな???
前のブログ
↓
ここでは クリープパーマ関連の多くの記事がある。
クリープパーマを勉強したくて
ブログを読んでる美容師さんも多い(らしい)
でも 1年半ほど前に
場末のぢ〜ぢ本人が
クリープパーマ理論は 間違いでした!
などと とんでもない発言をしとるし(汗)
クリープパーマ・・・
こりゃ 今はいったいどうなっているんだ???
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↓
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んじゃ 今日の読者さんからの質問ね
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こんにちは先日は質問のご回答有難う御座いました。
もう一つ質問よろしいでしょうか?
クリープパーマの質問ですが、
中間水洗後、クリープ時に
1キャップを被せて常温クリープ
2湿熱(ホットタオル)をしてキャップを被せてクリープ
3キャップを被せて乾熱(遠赤)でクリープ
等、御座いますがそれぞれでの違いはありますでしょうか?
髪の状態もあるとは思いますが
どの方法が失敗が少ないですか?
もう一つすみません。
お店にデジパー、エアウェーブの
機械はありませんので
ストカールする場合、
1液→水洗→毛先までのアイロン工程後、
毛先にウェーブをつけるとして
(乾かして巻き髪風S字ウェーブくらい)
霧吹きで水巻きワインディングします。
その際のクリープも上記の中で
どれが一番失敗が少なく
求めるカールが出やすいでしょうか?
髪の状態によってはP-SETを
霧吹き後ワインディングする場合もあります。
お忙しいところ大変申し訳御座いませんが
宜しくお願い致します。
・・・・・・・・・
ほいほい!
クリープパーマのお話だよね。。。
これは 2014年の秋に
場末のぢ〜ぢは重大発表をしている
前のブログ記事を読んでみてくれ
↓
ここらへんから 場末のぢ〜ぢのお話が
還元剤 ↓
RSH ⇄ RS + H+
還元反応 ↓
KSSK + RSH ⇄ KSSR + KSH (1)
KSSR + RSH ⇄ RSSR + KSH (2)
酸化反応 ↓
2KSH + O → KSSK + H2O
などと
とても難しくなってくるんだが
結局のとこは
パーマで 中間水洗しても
還元剤なんか 流れて無いってこと!?
これは とても大切な話で ここから
今までの クリープパーマの理論が
覆されて やり方の変化してくるんだ。。。
詳しく勉強したかったら ここらでまとめてる
↓
んじゃ このあたりを踏まえて
君の質問に アドバイスをしたいと思う。
>中間水洗後、クリープ時に
1キャップを被せて常温クリープ
2湿熱(ホットタオル)をしてキャップを被せてクリープ
3キャップを被せて乾熱(遠赤)でクリープ
等、御座いますがそれぞれでの違いはありますでしょうか?
髪の状態もあるとは思いますが
どの方法が失敗が少ないですか?
以前はクリープ効果は 還元剤が流れて
応力緩和でウェーブ効率が上がっていたと思われていた。
だから クリープ効果を上げるには
湿度と温度が高いほうが いいとされていたんだ。
あと まず 君のクリープ方法は
プレゴなどのスチーマーを使わない方法だよね。
んじゃ もう一つ加えておいてほしい
ホットタオルをしてキャップを被せて遠赤でクリープ
わかるよね。
1 キャップを被せて常温クリープ
2 湿熱(ホットタオル)をしてキャップを被せてクリープ
3 キャップを被せて乾熱(遠赤)でクリープ
4 ホットタオルをしてキャップを被せて遠赤でクリープ
んで この4つを クリープ効果の高い順で並べると
4 ホットタオルをしてキャップを被せて遠赤でクリープ
2 湿熱(ホットタオル)をしてキャップを被せてクリープ
3 キャップを被せて乾熱(遠赤)でクリープ
1 キャップを被せて常温クリープ
2と3は 髪質やダメージで微妙なとこだ。
逆転する場合もあるからね。
ただ これは クリープ効果の高いということで
どの方法が 失敗しにくいとかは また別だよ。。。
たとえば ハイダメージ毛でかかりが微妙なときなどは
クリープ効果が高いほど 逆に 短時間でかかりすぎて
チリチリの危険性もあるんで けっして安全とは言えないだろう
通常のコールドパーマより
よりウェーブ効率があがるのが
目的の クリープパーマなんだが
かかりすぎ ってのも 立派な失敗だからね!
結局 どれが失敗が少ない!
というお話じゃないんだよね・・・
中間水洗後に テストカールをしてみて
あと どのぐらいのカールが欲しいのか?
これを君が判断して
クリープの強さをセレクトするのが正解だと思う。
あとね クリープ理論が
美容師の勝手な妄想だったということで
こんな 手法も出来ているんだよ(2014年)
↓
今までのクリープ理論を 現場レベルで考えたときの
最大の欠点である 還元コントロールが
より簡単になり パーマの失敗が少なくなるのが
DO-S式パーマ還元法 なのかもしれない・・・
いままでも還元の考え方が 大きく変化した!
中間水洗しても 還元剤は 流れない。
しかも その後 まだ 還元は続いていた。。。
そこで
スポイド(アプリケーター)で 流すことで
還元をコントロールする!
これが DO-S式パーマ還元法
DO-S式パーマ還元法で 使用するのは
大きくわけて 3種類
①ぬるま湯
②40度前後のちょい熱めの湯
③DO-S応力緩和水(pH9)
①〜③へと 還元力は強くなっていく、、、
髪の毛と キャッチボールして
薬剤のアルカリや還元剤のバランスを考え
還元をコントロールしていくんだ♩
中間水洗をアホぐらいしても
還元剤は 流れていなかった!
従来のクリープパーマは
ただの 還元の進行の過ぎなかった・・・
そして 還元をより効果的にストップする方法も考えた
↓
失敗を少なくする パーマ技法
パーマのかかりの失敗っていうのは
かかりがゆるい ってのと
かかりすぎて チリチリ
この どちらも 失敗だよね・・・
んで 出来るだけ髪の毛への負担を少なくしたい・
いままでの クリープ理論は間違っていたけど
今 君がしている クリープ方法は 間違ってはいないんだ。
だから テストカールが重要!
まず テストカールして かかりを見て
あと どのくらいカールが強くしたいのか?
少しだけなら DO-S式スポイド還元法で
調整して行ってもよいし
まだまだなら 中間水洗して もいちどテストカール。
この時点でもういちど テストカール
ここから また もう少しなら
DO-S式スポイド還元法でもいいし
あとどのくらい カールが出したいかにより
4 ホットタオルをしてキャップを被せて遠赤でクリープ
2 湿熱(ホットタオル)をしてキャップを被せてクリープ
3 キャップを被せて乾熱(遠赤)でクリープ
1 キャップを被せて常温クリープ
このあたりの クリープ技法を採用してもいい。
そう
手法は覚えたらいいだけなんだが
失敗の少ない方法というのは
君のテストカールでの
見極めが唯一の方法なんだね。
キャッチボール バランス コントロール
やっぱ ここに行ってしまうんだ。
>もう一つすみません。
お店にデジパー、エアウェーブの
機械はありませんので
ストカールする場合、
1液→水洗→毛先までのアイロン工程後、
毛先にウェーブをつけるとして
(乾かして巻き髪風S字ウェーブくらい)
霧吹きで水巻きワインディングします。
その際のクリープも上記の中で
どれが一番失敗が少なく
求めるカールが出やすいでしょうか?
これなんかは
通常の場合より かかりの調整がデリケート!
だから あまり クリープ効果の高い手法を使わず
じっくり 希望のカールがでるように
自分で調整していくことが
一番失敗のすくない方法だと思うよ♩
クリープで一番失敗のすくない方法は
君の 判断力 なんだね♩
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