パーマの仕組みのなかで 還元というのがある、、、
そいつを行うのは
パーマ液の 薬剤的なパワーと
加温や加湿などの 物理的なパワーがある。
これをバランスよくコントロールすることで
パーマをダメージが少なく 綺麗にかけよう!
これは 数年前に 場末のぢ〜ぢも提唱してた。
ところが 還元剤が水洗しても流れない!
こいつが真実になると 話は変わってしまうんだ。
デジタルパーマの加温工程にしろ
エアウェーブやクリープパーマのクリープ工程にしろ
薬剤反応は残ってる場合は
単純に物理的パワーとは言えない!
薬剤による還元反応がある場合の加温は
薬剤反応を高める作用のほうが強くなる!
そう デジタルパーマなんかで加温しても
ただ 薬剤反応を高めてるに過ぎない。。。
本来の物理的パワーは
薬剤反応が無い状態で
起こらなければいけない!
こう考えると
物理的パワーが 働くポイントは2つしかない。
還元剤を塗布する前と
2剤の前に乾燥させる
デジタルパーマやエアウェーブでの
乾燥直前の 水抜き加温だけなんだね。
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前回の記事
↓
自分自身で 検証してみたかい?
上手く出来なかった人は
ロッドが完全乾燥してなかったとか
今までの コールドパーマ並みの
ロッド選定やタイムでしてた場合がある。
あと Wガラス化エアウェーブなんぞを
すでにしている人は そんなの わかってら〜!
って感じだろうが・・・
こいつは あくまで
コールドパーマの進化版!
ベーシックなパーマを考えているので
余計なことを考えんでいいから(笑)
この検証で理解しとかないと
いけない理論を書いておく
キーポイントは 還元=切断と移動
ちょいと前に こんな記事を書いた
↓
パーマでの 還元作用
髪の毛へ 1剤とロッドで行うことってのが
切断 と 移動
こいつを ちょいと 整理しておきたい
ものすごく 完結に書いたら 髪の毛はこう
↓
タンパク質が 海苔巻きのように 詰まってる
んで この ご飯粒みたいな
タンパク質部分を拡大して考える
↓
赤い線が 側鎖結合
SS結合、水素結合、イオン結合 とかね
こいつらが タンパク質をくっつけてる
通常のパーマ反応を考えると
還元剤と呼ばれるパーマの1剤で
側鎖結合を切るっていう行為
↓
と
ロッドに巻いて タンパク質を移動させる行為
↓
こいつを 同時に行い
2剤の酸化で 元とは違うタンパク質と
もう一回くっつける(再結合)ってことだ
↓
この図で いうと 最初は
1−A 2−B 3−Cと結合してたのが
パーマをかけることにより
2−A 3−Bのように 違うタンパク質と再結合した
これが パーマで髪の形状が変わる理屈だね。
従来のパーマは この
側鎖結合の切断 と タンパク質の移動
この二つを 同時進行で行っていたんだ。
んで この基本原理をもとに
できるだけ 還元剤の反応時間の短縮 を考えると???
しかも 一度還元剤を塗布すると
水洗しようが 反応は止められないという前提でだ。
ここで 側鎖結合を もう一度よく考える・・・
SS結合は 還元剤で切断
イオン結合は pH移動(パーマの場合は主にアルカリ性)で切断
水素結合は 髪が濡れることで切断
ってことは 通常の還元で考えると
アルカリ性の還元剤だとすると
SS結合、イオン結合、水素結合の
3つを全部切断して移動させてる。
んで 還元剤が切る側鎖結合は SS結合のみ・・・
そうだ♩
還元剤をつける前に
タンパク質の移動だけ しとけば
還元時間の短縮が出来るんじゃね?
そう 考えたのが 今回のパーマ技法なんだ。
DO-S完全乾燥式 パーマ促進 前処理剤
とでも書いておこう(笑)
還元剤をつける前に 水で水素結合を切る
かかりにくい髪質等なら
ここでDO-S応力緩和水(アルカリ水)を塗布して
イオン結合もカットする
↓
そして ロッドを巻き タンパク質を移動させる
↓
この状態で 完全乾燥させることで
ロッド形状に タンパク質の形状変化させて
水素結合やイオン結合を再結合させる(重要)
↓
そう 還元剤を塗布する前に
水素結合や イオン結合を切っておいて
タンパク質の移動だけを キチンとしておく。
そして この状態で
一気に還元剤で SS結合を切断させる!
↓
そう
還元剤をつけてから
タンパク質の切断と移動を同時に行っていたのを
まず先に タンパク質の移動をさせといてから
還元剤を塗布して タンパク質の切断を行うことで
還元剤がついた状態での
放置時間をできるだけ短縮することが可能なんだ。。
タンパク質の切断と移動を 分離して考える!
これが 現在求められる
ロッド径に近いウェーブ(カール)を
できるだけ還元によるダメージを減らして
効率的に作るには とても大切なことになってくるんだね。
続きがあるよ・・・
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