酸リンス・バッファー剤のホントのとこ・・・

DO-S的 パーマ解体新書

美容室で行う パーマの工程で
ほとんどの 理美容師さんが行う
酸リンス・バッファー剤などの
アシッド(酸性)処理。

 

パーマ液はだいたいアルカリ性なんで 髪に悪い
だから こいつを 弱酸性に戻さんといけんからね。。。

 

 

んで 現在

多くの理美容師さんは
1剤の後 2剤をつける前に
酸リンスやバッファー剤をつける。

 

 

場末のぢ〜ぢだって アルカリ残留なんて大嫌いだから
アシッド剤をつけるけど 基本は 1剤、2剤の反応後

そう 後処理として アシッド処理をするタイプなんだ。。。

 

 

前回の記事

パーマの酸リンス・バッファー剤(検証編)

 

ここでは 実際のとこ どうなん?

っていう 検証結果からお見せした!

 

 

 

今回は この 酸リンスやバッファー剤の
ホントのとこ を解説していきたいと思う。

 

 

 

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酸リンス・バッファー剤の歴史

 

パーマ理論を研究していて
昭和の美容師であるぢ〜ぢは色々と妄想しておる

たとえばこんなのね

パーマの還元に対する意識を変えろ!

 

今までの パーマの常識を破壊しろ!

まず 1剤の放置時間についてだけど

多くのメーカーの説明では
コールドパーマは加温しないで
10〜15分程度 放置する場合が多い。

 

ま 当時のことだから

何十分も こんな薬をつけてたら
髪も傷むし 身体に悪そうだから
この程度の放置時間のほうが安心でしょ!

そう 考えたようにも 場末のぢ〜ぢは妄想するが

現場で施術してて 30分もおいたら
髪がボロボロになったのかも知れない(経験)

 

 

あと 中間水洗も

昔のパーマは アンモニアなんかが主流だったんで
非常に 臭かった。。。

臭いから 一度流さないといけないような気もしてた(笑)

そう 薬剤のスペックは 薬事法で決められたが
施術方法や時間などは メーカーや美容師さんたちが
実際にやってみて 基準を作っていったんだと思う。

これが 50年以上も前のお話なんだよね。

還元剤濃度が11%になったのは
随分後のお話なんだけどね。
それまでは 還元剤濃度の上限は7%だった。

 

結局 パーマができたばかりの頃・・・

 

pHが9以上の くっさい薬でパーマしてみたら
1剤の放置タイムは15分ぐらいまでが適当で
それ以上置くと 髪のダメージも酷かったし

そいつで パーマしたら だいたいの人が
ウェーブの大きさが ロッド径の
1.5〜2倍ぐらいになっちゃった♩

 

そ〜

結果論として

パーマのウェーブの大きさは

ロッド径の 約1.5〜2倍

これが パーマの常識になったのだ。

 

あ すべて 場末のぢ〜ぢの妄想ね(爆)

 

 

これが DO-S流の 還元の歴史だ(爆)

 

こんな感じで

酸リンス・バッファー剤を考えると・・・

 

 

酸リンスやバッファー剤ってのが
出てきたのが昭和の終わりぐらいかな。

それまでは 中間水洗して2剤をしてたのが主流。

 

そいつが 面倒くさいって理由もあり
酸リンスで済ませちゃえ! ってのも考えられるし

たぶんね 今の 中間水洗で還元剤は流れない!
還元はストップするどころか 場合によっては加速する。

 

これが 実に パーマのかかりの
コントロールを困難にしてた(汗)

 

 

そう 昔の美容師さんがいう

「パーマは2液で しまる!」

 

 

そう 2液をしてパーマが強くなるってことだよね・・・

ただ これは 全くの思い違い!

2液をつけて 酸化するのに
パーマが強くなる理屈がどこにも無い(汗)

 

こりゃ 中間水洗して 還元が進行しただけ!
ま 当時の美容師にゃ そんな事はわかりもせんが(爆)

 

 

ここらで 酸リンス、
バッファー剤ってのが 登場した。

 

最初は 中間水洗後に つけていたが

ものぐさ美容師たちが
中間水洗なしで そのままつけてみた(笑)

 

そ〜すると すばらしい効果があった!

 

2液のしまりが 少なくなった♩

 

だから 酸リンスの事を
ストップという昭和の美容師も多い(笑)

中間水洗をしてないという
後ろめたい罪悪感と引き換えに
彼らは パーマのかかり具合を
コントロールできるという魔法を手に入れた(爆)

 

 

ただし ここで 若干気づいていた美容師も多い・・・

中間水洗しないで 酸リンス処理をした場合
パーマがダレた感じにかかるって事・・・

このダレた感じが 柔らかい質感と捉えられたり
コールドパーマの特性と勘違いした節もある。

パーマがロッド径の1,5〜2倍ってのも
ここらが多少は 関係してきてるように思う。

 

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その後 デジタルパーマやエアウェーブが登場し
アシッドを使わない 2剤にオキシを使用した時に
大きな衝撃を受けたのも つながってくるんだね。

 

 

 

現在の パーマ理論で 考え直すと・・・

 

中間水洗しても 還元剤は流れない

 

還元剤 ↓

RSH ⇄ RS + H+

還元反応 ↓

KSSK + RSH ⇄ KSSR + KSH  (1)

KSSR + RSH ⇄ RSSR + KSH  (2)

酸化反応 ↓

2KSH + O → KSSK + H2O

 

ほら またページ閉じそうになった?(爆)

 

 

今のパーマ理論でいうと 酸性になることで
イオン化が少なくなる

 

すると・・・

KSHが変化し 再結合しにくくなる♩

 

ここらは また 気分が向けば
マニア向けに詳しく書くかもしれんけどね(笑)

 

 

とりあえず

現在の パーマ理論では

薬剤の化学反応で考えても・・・

 

 

酸リンスやバッファー剤を

2剤前に中間処理として塗布する行為は

 

2剤での SSの再結合を悪くする!

 

 

 

これだけは 覚えておいてね♩

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コメント

  1. 美紀 より:

    初めまして。何度かブログを見て気になり、ついに今日DO-Sシャントリ購入しました。なかなか良い感じで、今後が楽しみです!今日は悩みがあって、コメントしました。現在の私の髪は、カラーと縮毛矯正をしている胸下まであるロングです。
    いつからか、耳の辺りから後ろの襟足部分までの内側髪のが、うねるようになりました。根元はストレートですが、中間から毛先までといった感じです。恐らく傷みだと思います。見付けてはカットしているため、短い髪が増えてしまいました…。そこで、こういった髪を治す方法がないか、教えて頂きたいです。思い切ってショートぐらいまで切ってしまうのが一番良いかもしれませんが、せっかく伸ばしたロングを綺麗な状態で維持したいです。

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