髪や肌に優しい 弱酸性
ダメージレスな 弱酸性
弱酸性なら 髪を傷めないで
パーマや縮毛矯正ができる!
弱酸性の縮毛矯正なら
重ねる毎に美髪になれる!?
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↓
んじゃ 今日の読者さんからの質問ね
・・・・・・・・・・
私も髪にコンプレックスがあります。
3年ほど前から薬剤の施術は ほぼリタッチに。
縮毛矯正は1年前に1度しました。美容師さんに言われた通り
髪はしっかり乾かしてます。健康体です。
なのに傷みやすい髪質なのでやっぱり
切れ毛だらけになりました(>_<)
かけたときの真っ直ぐさもなくなりました。
でも縮毛矯正はしたいので、
悩みながらサロンアプリを見ていたら、弱酸性サロン
「時間をかけしっかりと癖をのばす~」
「薬剤を重ねることにキラキラと輝く髪に…」
「弱酸性のサロンは県内でうちだけ…」の文字を発見しました☆
本当でしょうか?
弱酸性なら重ねる毎に美髪になれるのでしょうか?
アドバイス頂けたら嬉しいです。
宜しくお願いいたしますm(__)m
・・・・・・・・・・
ホイホイ!
髪や肌に優しい 弱酸性!
弱酸性なら ダメージレスで パーマや縮毛矯正が出来る!
ノンアルカリで縮毛矯正をするから ノンダメージ!
はいはい ものすご ありがちな 鉄板 宣伝文句だね(笑)
まず 最初に はっきりさせときますが・・・
>本当でしょうか?
弱酸性なら重ねる毎に美髪になれるのでしょうか?
全くの 嘘っぱちです!
弱酸性でも重ねる毎にダメージしていきます!
「時間をかけしっかりと癖をのばす~」
弱酸性の縮毛矯正剤は 簡単にいうと 薬剤の反応が弱いです。
ま〜 こいつを髪に優しいという言い方をする人もいますが
薬剤が弱いと 癖があまり伸びません。
薬剤が弱い = 癖の伸びも弱い
ですから 弱酸性の弱い薬剤で
ちゃんと癖を伸ばそうと思うと
薬剤の反応時間を多くとったり(時間をかける)
加温したり 危険な濡れたままアイロン技法をしたりなど
薬剤が弱いのをフォローして伸ばさなければいけません。
いくら 優しい弱酸性の薬剤でも 薬剤つけて
時間をかけて じっくりやれば・・・
ヘアダメージなんぞ
たいして変わらない場合があります。
あと 多くの理美容師さんは 弱酸性の矯正剤で
ちゃんと癖をストレートにしようとすると
ご法度の 濡れたままアイロンなんぞをしてしまいます
この濡れたままアイロンで ビビリ毛など
悲劇のハイダメージになっちゃう人が多いです、、、
これ 時間をかける とか 加温するとかと
基本的に同じなので ちょいと 説明しときましょう
まず 縮毛矯正の薬の強さは こんな感じ
↓
普通の薬剤と比べると 酸性の薬剤は 弱い(優しい)です
そして 縮毛矯正の場合は
アイロンでもストレートにしていきます
↓
でも このままでは 酸性の薬剤を使用した方が
かかりも弱くなってしまいますよね・・・
そこで その弱さをカバーするために
より 癖を伸ばすパワーの多い 濡れたままアイロンをするんです
↓
例えば イメージでいうと・・・
ノーマルの場合は
薬剤で90点ぐらい伸ばし アイロンで10点ぐらい
酸性の場合は 薬剤で30点ぐらいで
アイロンで70点ぐらい癖を伸ばす感じですね。
これで 両方とも 100点満点(笑)
同じぐらい 癖が伸びるワケですが・・・
ただし これじゃ
ダメージもそんなに変わらない!
って事なんですね。
これは アイロンだけじゃなく
放置タイムを長くしたり 加温をしたりなど
薬剤反応を強くしたりも同じですよね。
ただ 濡れたままアイロンの場合は
どのくらい パワーアップするのか?
理美容師でもコントロールが難しいんですね・・・
んで もし アイロンのコントロールを失敗すると
↓
ノーマルの場合は
薬剤で90点ぐらい伸ばし アイロンで10点ぐらいの
パワーで癖をストレートにするんですが
酸性では 薬剤で30点なんですが
アイロンで失敗して アイロンだけでも
100点のパワー!なんて事も起こりうるんですね
すると 合計すると 130点以上の
パワー(ダメージ)を与えちゃって・・・
髪の毛が酷く傷んだり ビビリ毛になったりなどの
トラブルに見舞われる事があるんですね。
ま 結局のとこ
弱酸性とか 優しい薬剤とかいっても
同じような かかりにしようと思えば
薬剤以外の部分で それなりの
パワーをかけないといけないので
髪への負担や ダメージもたいして
変わらない場合が多く・・・
やり方によっては
危険な場合すらあるんですね。
「薬剤を重ねることにキラキラと輝く髪に…」
縮毛矯正は ツヤサラの髪にするものではないので
こいつは 単なる
表面コーティングの話なので
聞かなかった事にしましょう(笑)
「弱酸性のサロンは県内でうちだけ…」
弱酸性がかい??? そりゃ 嘘っぽいな〜(笑)
弱酸性サロンなんかは 昭和の終わり頃から
マイナーだけど ず〜っと存在してるしね。
弱酸性縮毛矯正は スピエラやGMTなどの薬剤で
5〜6年ほど前に 美容師の業界誌でも取り上げられて
全国的にブームになった時もある。
ま ただ その 弱酸性縮毛矯正ブームの時に
ウェットアイロン(濡れたままアイロン)も流行ってね
多くの理美容師が やりすぎウェットアイロンで
ハイダメージ、ビビリ毛などのトラブルを経験し
どんどん 弱酸性縮毛矯正を辞めていった・・・
だから 最近は弱酸性縮毛矯正をするサロンも
随分と 少なくはなったのは事実かもね♪
まとめるとね
弱酸性の縮毛矯正は 確かに 薬剤は優しい(弱い)
ただ そのまま 弱い力の縮毛矯正で良いのなら
たしかにダメージは少ないであろう。
ただ
普通の縮毛矯正と同じように癖を伸ばそうとすると
薬剤を 長時間置いたり、加温したり、
危険な濡れたままアイロンしたり・・・
他の力で癖を伸ばしていかなければいけないので
トータルでみたヘアダメージはさほど変わらない。
だから
弱酸性縮毛矯正なら 重ねる毎に美髪になれる!?
っていうのは ただの 誇大広告だと思うよ♪
コメント
いつも質問に丁寧に答えて頂けて嬉しいです。有り難うございます。
直接そのサロンさんへ質問すると、良い答えしか返ってこないだろうし。
私は上手に質問できる頭の良いタイプでは無いのでストレートに質問して相手を怒らせてしまうと面倒なので…。
今回も、ぢーぢーさんへ質問して良かったです。とっても理解しやすく勉強になりました。
そして、弱酸性のサロンを探したら県内に一店舗だけじゃなく他にもありました。なんだかガッカリしました。
髪に悩みのある人は信頼できる美容師さんを探していると思います。
言葉に嘘がある人は施術も信用できないのです。
技術が上手い下手のまえに信頼できる美容師であってほしい。そう願います。
ぢーぢーさん☆お忙しいなか私の質問に回答頂き有り難うございました。とても髪が助かりましたm(__)m
京都の美容師です。
いつもDO-Sシリーズで縮毛矯正させていただいてます。
とても計算しやすく助かっております。ありがとうございます!
縮毛矯正の質問なのですが、
ウチの店では
DO-SレシピH、レシピM の配合比率や放置時間の調整で9割程度のお客さんに対応できています。
しかし1割程度仕上がりに納得できないお客さんがいます。
(特にハイダメージのお客さんというわけではありません。)
試行錯誤して色々やっているのですが、あまり納得できません。
水抜きアイロンは短所を考えると、出来るだけしたくありません。
そこで
還元剤の数を増やす。
還元剤濃度を上げる。
このどちらかで対応できないかと思いましたが、薬剤知識が低い為、ご連絡させていただきました。
まず、還元剤の数を増やすには、システアミンが入っているDO-SカールL-7・8・9で対応できるでしょうか?
一応今までも混ぜて試しているのですが、いまいちレシピH:Mに対して、どれくらい配合したら良いかもわかっていません。
違う商材のほうが良いでしょうか?
そして、還元剤濃度を上げる方法などあるのでしょうか?(還元剤の%を上げる方法)
もしくは別の方法を試してみたほうが良いでしょうか?
お忙しいところ申し訳ありませんが、宜しくお願い致します。
既出、もしくは検討はずれな質問をしていたら無視してください。