昔は 当たり前のように言われていた
パーマ施術後の 空気酸化
パーマをかけた後で すぐにシャンプーしないでね!
空気酸化で カールが固定してくるからね!
ま 昭和の美容師達は そう教育されたもんよ。。。
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んじゃ 続きを行くね〜!
縮毛矯正やパーマで空気酸化が無い理由
縮毛矯正(ストレートパーマ)にしろパーマにしろ
それらの化学反応は 水素(H)と
酸素(O)で起きてるのは理解してるよね?
ここからわからない理美容師さんは
前ブログの記事で復習してくれ
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んで 空気酸化というのは
パーマや縮毛矯正後に 空気に触れることで
空気中の酸素を髪が取り込み
酸化反応を起こすということなんだが・・・
ちょいと 図解入りで説明していくね
まずは くせ毛の人の SS結合
↓
こいつを チオなどの還元剤で カットしていく
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結合を切られた SS結合は
KSSK + RSH ⇄ KSSR + KSH (1)
KSSR + RSH ⇄ RSSR + KSH (2)
この反応式だけど ジチオ(RSSR)は
Sから離れているので SS結合の切れたものは
これを拡大した図で表すと
KSH = 還元されて切れたSに水素がくっついたモノ
KSSR = 切れたSにミックスジスルフィドがついたモノ
SS結合が還元剤で切断された場合は
この2種類が存在するということね。
んで こいつに酸化剤がつくとこうなる
↓
KSH = 還元されて切れたSに水素がくっついたモノ
にある H(水素)に O(酸素)がくっつき
H2O(水)になることで
SS結合が 再結合するって理屈ね。
んで ちょいと 還元された状態に戻るけど
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縮毛矯正の場合は ここで ストレートアイロンをする
すると このようになるとみんな思うよね
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これは コールドパーマだったり
アイロンで熱を加えないストレートパーマの場合なんだよね。
アイロンの高熱でミックスジスルフィドは少なくなる
この定義を思い出してくれ
だから 一般的に行われている縮毛矯正なら
アイロン処理後はこんな感じだと妄想できる
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ただ 実際はこれもちょいと違うんだよね
アイロン式の縮毛矯正の場合は
SS結合がカットされた Sは4種類ある
上記した2種類
これに アイロンの高熱でミックスがとれたやつ
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そして この記事を読み返して欲しいんだが
↓
ミックスジスルフィドが取れたSに 何らかの物質
パーマ剤の成分やアミノ酸などが くっついてるヤツもおる
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こいつにオキシなどで酸素を与えて
SSの再結合をさせると
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還元剤で切れたSS結合が
全て再結合するわけではない!
酸化しても 切れたままの4種類のSは
それなりに 髪の毛に存在するのだ。。。
この 切れっぱなしの S!
こいつが ゴム跡や
施術後の形状変化の原因なんだよね♩
昔は こいつが 空気酸化によって
再結合されていくと思われていたんだ。
ただ
そもそも
気体である酸素が 髪の中に入る理屈がない
髪の毛は 透過型コンタクトではない(笑)
そして もう一つの原理原則
パーマの反応 アルカリの反応も
髪が濡れてる時しか 起こらない!
これが 酸化反応だよね
↓
気体の O(酸素)が 髪の毛に入る訳ないし
もし 万が一 奇跡が起こり 入ったとしても
乾いた状態で 酸化反応を起こす理屈もない。
だから
空気酸化は ありえないお話 なんだ。
んじゃ
◎残留還元剤とオキシによる酸化現象
◎残留アルカリによる シスチンの形状変化
◎水素結合や水分などの影響での形状変化
こいつを説明していこうか!
続く・・・
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