アンモニアを使用する縮毛矯正剤

ストレート(縮毛矯正)

ノンシリコンがいい!

オーガニックオイルなら髪にいい!

 

シャンプーなら よく宣伝に使われているが

最近では 縮毛矯正の薬剤でも

ノンシリコン・オーガニックがいいの???

 

 

前回までの記事

ノンシリコン・オーガニックな縮毛矯正?

ノンシリコンでオーガニックな縮毛矯正は傷まないの?

 

縮毛矯正剤に シリコンだの
オーガニックオイルなんかを添加して

髪の毛をコーティングして 艶を出し
その時の 質感向上を狙っても

持っても 施術後 1週間程度でしょ・・・

 

それだけのために

還元反応が読みにくくなったり
2剤の酸化に悪影響したりする
そんな デメリットを考えたら
入れない方が いいと思います♩

 

 

ストレートの1剤に

シリコンも

オーガニックオイルも

不必要です。。

 

 

ま 予想通りといや〜 そうだが

 

 

ノンシリコン だの

オーガニック だの

なんだか髪に良さそう〜!

Unknown

 

っていう イメージを使った

 

単なる 宣伝文句

 

なだけだってことね♩

 

 

 

それによって 縮毛矯正の
ダメージが少なくなるとか

よりしっかり癖が伸びる!
なんて事は無いからね。

 

 

 

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アンモニアを使用する縮毛矯正剤

 

これも このメーカーさんだけじゃなく
一部のマニアックな薬剤とかでも
よく 使われているんだが・・・

 

ストレート剤の多くは、アルカリ剤として
モノエタノールアミンを使用しているが
実は こいつは髪の毛に残留しやすい。

だから 揮発性の高いアンモニアを
使用する事で 施術後の毛髪への
アルカリ残留 を少なくしてる。

 

これ お客さんにも 説明しやすくて
この薬は アンモニア臭いけど
そいつのおかげで 残留しにくいんです!

なんてね・・・ ありがちだ。

 

 

ちなみに 質問があったメーカーさんは

ストレート剤に使用しているアルカリ剤の
70%程度がアンモニアを使用しているらしい。

 

ま 宣伝文句としては 使えそうだが

 

 

 

実は こいつは ごく普通に考えて

 

大概のメーカーさんが

そんなもんなんだよね(爆)

 

 

ちなみの 場末のぢ〜ぢのとこの
ストレート剤も そんなもんだね

DO-S式 縮毛矯正レシピ 2015年度版

 

 

え どうして わかるの???

 

って人に 簡単に説明しようか???

 

例えば こんな薬剤レシピだったよね

ウルトラハード

アルカリ度6.8ml チオ濃度10.8% ph9.4

 

こいつには ジチオが3.8%は入ってるハズだ。

 

 

んでね

この薬剤に使われている チオとジチオ

こいつは ほとんどのメーカーさんが同じなんだけど

チオグリコール酸アンモニウムの50%溶剤

ジチオジグリコール酸ジアンモニウムの40%溶剤

ってのを使用して作ってる。

 

チオグリコール酸のまま
作るトコはほぼ無いんだ。

 

これって どういうことかというと

チオの50%なら

チオグリコール酸が半分で
アンモニア水が半分ってことね。

 

 

んじゃ この薬剤レシピで簡単にいうと

 

チオが 10.8%って事はアンモニア水も
薬剤全体の10.8%は入ってるって事

そして ジチオを計算すると(比率60%)
約5.7%はアンモニアだよね・・・

 

 

単純に 還元剤だけで考えても

全体量の 16.5% は アンモニア水使用だ♩

 

どう 意外とアンモニアの比率は高いよね〜

 

 

んで このぐらいのスペックの
ストレート剤を作るとしたら
一体どのくらいの
モノエタノールアミンを加えるのか?

 

ここらは実際には他の配合成分とかにもよるが
一般的には pH9以上に薬剤をする場合

モノエタノールアミンの配合比率は
全体の 5〜7% が多いと思う。。。

 

 

ほら〜 アンモニア水が 16.5%

モノエタノールアミンが 5〜7%

 

 

アルカリ溶剤での比率で考えたら

そのうちの70%前後が

アンモニアが 普通 なんだね♩

 

 

多分 どこのメーカーさんが作っても
このぐらいの強さのスペックでストレート剤を作ると

アルカリ剤だけの配合比率なら
7割近くがアンモニアになる道理なんだよね♩

 

 

 

だから 普通なの(笑)

 

DSC_7715

 

 

 

 

アンモニアだって欠点はあるよ!

 

そんなに残留が嫌なら

モノエタノールアミン使わなきゃいいじゃん!

100%アンモニアで作れば良いと思うよね?

 

 

 

ただね 実際問題 縮毛矯正で考えたら

アンモニアの揮発性が高いので
1剤放置中に時間の経過によってpHが低下するため
過剰反応がおきにくいという考えもあるけど・・・

 

言い換えれば

 

pHの低下が起こるということは・・・

 

途中で 還元力が落ちていってしまう!

 

そう 元々 モノエタノールアミンより
アンモニアの方が反応が早いという特性があるが
時間経過でpHの低下が起こり
還元力が変化しやすくなるんだ。

 

 

 

 

髪質やダメージ具合で

その還元力ダウンにも

ムラ が出る場合がある。

 

 

比較的 放置タイムの長い縮毛矯正では

美容師が 計算しにくい場合が起こる。

 

 

 

あと

保存状態でも変化しやすいとか

アンモニア100%には

デメリットも多い。。。

 

 

だから 場末のぢ〜ぢも
70%程度が アンモニア水ぐらいが
ちょうどいい塩梅と 感じるけどね♩

 

お客さんにも 少しぐらい臭い方が
残留しにくくて 髪に優しい!
こんな説明も 問題ないと思うしね。

 

ま 現在の多くのメーカーは

これが 普通になってると思うよ〜。

コメント

  1. 西森哲也 より:

    「真面目なストレート」の質問をしたものです。

    お忙しいところ詳しいご説明ありがとうございます。
    ブログ拝見させてもらい、またモデルで薬剤試して見ましたが
    感想としてはメーカー品と同じだなと。
    普通。この感想しかなかったです。

    やはりこれまでどうり
    安心と信頼のDO-S商材でいこうと改めて思いました。

    この度はありがとうございました。

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