低アル高還元縮毛矯正剤の強さの基準とは?

どS美容師に質問

んじゃ 今日の読者の美容師さんからの質問ね

・・・・・・・・・・

いつもブログを見て勉強しております!

他所では!やらトリートメントやりましょう!栄養入れましょう!この成分は髪を修復します!なんて色々言っているのでもううんざりです!

だって現場で綺麗になるのはその場限り! 次来た時はあれ!なんかパサついてない? ってというのが現場の美容師が思っている事・・・

すいませんついつい!熱くなってしまいました!

 

〜本題に入らせていただきます!〜

今こちらの低アルカリ縮毛矯正を使わさせてもらっています!美容師さんが失敗しにくいように開発されたという事が伝わってきます!他社のものは使えないです

そこで低アルカリ縮毛矯正の質問です

例えば sc7と8.5を1:1で混ぜた場合、スペックはどのようになるのしょうか?

単純に8.5単品でいくよりsc7を足すとアルカリ度、phは下がるという事はわかりますがどれくらい下がるか全くわかりません

もし計算方法があるのなら知りたいと思います

エイジング毛など敏感な髪に対してどれくらいのアルカリ、phなら対応できるか?をある程度自分の中で基準化できればと思います

よろしくお願いします!

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はいはい!

 

次来た時はあれ!なんかパサついてない? ってというのが現場の美容師が思っている事・・・

 

その通りだよね(爆)

美容師さん そろそろ気づきせんか♪

美容師さん そろそろ気づきせんか♪
ヘアカラーやパーマ、縮毛矯正など 理美容室できつい化学薬品を使って 髪色を変えたり 形状を変えたりするメニュー これらは 髪の毛をかなり傷めてしまう! 昭和の終わりごろに PPTというものが普及し シリコーンやカチオン系ポリマーなど...

 

んで 本題ね〜

 

>例えば sc7と8.5を1:1で混ぜた場合、スペックはどのようになるのでしょうか?

単純に8.5単品でいくよりsc7を足すとアルカリ度、phは下がるという事はわかりますがどれくらい下がるか全くわかりません

もし計算方法があるのなら知りたいと思います

まずは薬剤スペック↓

DOーS SC−8
チオグリコール酸2%、チオグリセリン2%、サルファイト1%、pH8.5、アルカリ度1.7ml

DOーS SC−7
チオグリコール酸2%、チオグリセリン2%、サルファイト1%、pH6.5、アルカリ度0.3ml

 

んでね・・・

誠に残念ながら、コレらの pHやアルカリ度の計算方法っていうのは無いんだよね。。。

 

そもそも これらの薬剤は、そのままでは使い物にならないんで チ◯50 を配合するでしょ!? あれって元々のチ◯は pH2とかだからね〜(汗)

 

チ◯50 の配合量で pHやアルカリ度なんかはずいぶんと変わるんだよね!

 

>エイジング毛など敏感な髪に対してどれくらいのアルカリ、phなら対応できるか?をある程度自分の中で基準化できればと思います

還元剤の種類・濃度やpH・アルカリ度などの薬剤スペックはその薬剤のある程度の還元力や性質などを知るためで、

同じブランドの薬剤のラインナップの考え方…マイルド〜ハードで 還元剤の種類・濃度は変わらずpHで強さを調整するタイプや、pHはあまり変えないで還元剤濃度で調整するタイプなどが判ったりとか

違うブランドでの比較なら、DO-SのはpHが低いわりに還元剤濃度が濃いなぁ〜とか判断できるようにはなるんだよね。

ただね… これは薬剤の 人それぞれの基準 とは ちょいと違うんだよね〜

なぜなら 還元剤とpHの関係性は一定では無いからね!

例えば チオで同じ濃度の薬剤でpHが 8と8.5と9の三種類あったとして、コレらが一定に強さが変わる訳じゃ無いんだよね・・・

こんな感じで↓

pHが8から8.5とかでは還元力はそんなに強くならないけど、9ぐらいになると急激に強くなるんだよね。

こんな還元剤の特性から pHの数値の違いで還元力の基準とするのは結構難しかったりするんだね。

 

だから 場末のパーマ屋なんかならオリジナルで レシピH(ハード)、レシピM(ミディアム)、レシピS(ソフト)の3種類を作って。

たとえば 普通毛のリタッチ部分なら レシピH:レシピM→2:1 とかを基準にしたり

カラー毛のリタッチなら レシピH:レシピM→1:2 とかの 自分なりの基準 を作っていくんだよね。

 

不安定なアルカリやpHなどの数値を基準にするよりは 現実的にはこっちのほうが安全だと思うよ♪

 

 

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コメント

  1. さすらいの美容師 より:

    質問に応えて頂いてありがとうございます!
    日々のお客さんの施術時の薬剤レシピはメモしているのでさっそく自分なりの基準を作成してみたところ!

    不安定なアルカリ、phに捉われる事なく薬剤調合できるようになりました。

    そこで重ねて質問で申し訳ないのですが!

    TC8.5とSC7を最初から混ぜて保存しておいても大丈夫でしょうか?
    ※チ◯50は混ぜない

    チ◯50は混ぜないで上記の薬剤だけ混ぜて使用する時だけチ◯50を合わせようかと思っています

    自分なりの基準ではよくTC8.5にSC7を3:1で混ぜる事が多いのですが
    部分的に使用することの方がおおく!
    量的には10〜20gで足ります
    そうなると!
    20gを3:1で作るさらにチ◯50を 10:1となると?

    秤の前で
    ヒィーーひでぶ〜となっちゃうのです!

    特に、チ◯50なんかだと 10:1ですので1gオーバでもスペックが変わりそうで
    できれば最初からチ◯50は混ぜないでTC薬剤だけ混ぜて置いて使いたいと思っております

    よろしくお願いします!

  2. あずき より:

    こんにちは。
    湯シャンとシャンプーの使い方でお世話になりました。
    あれからバサバサもせず、手ぐしが通らないなんてこともなく、素髪にすべく頑張っています。
    ツヤが出て、毎日のシャンプーが楽しくなりました!

    2度目の質問で恐縮なのですが…また教えていただけると嬉しいです。

    使い初めは気にならなかったのですが最近になりアホ毛?が気になるようになりました。
    髪を乾かすとほわ~っと表面に毛が浮いてきます。
    乾燥かなと、AIミストを新たに購入してみました。
    それと、気になったエマルジョンも追加で購入しました。

    気になる商品が多く、あれもこれも…とつい購入してしまいましたが、ブログを読んでいくうちに
    もっともっとで足し算になってしまう…というのを見つけまして、ハッとしました、、

    DO-Sシリーズを使うにあたり一緒に使って相性のいい商品、乾燥やホワホワの毛を改善するのにいい組み合わせがあったりしますでしょうか?
    エマルジョンに関しては、日中エアコンで髪がパサパサになるので、そんな時に使ってみたいなと思うのですが、そういう使い方もアリでしょうか…?

    もしかすると乾燥は、ドライヤーを変えたせいかもしれませんが…トリートメントSPのケラチンは、80度以上でないと結合しにくい?と読んだので、低温ドライヤーから変えてます。

    既出でしたら申し訳ございませんm(_ _)m
    お時間ある時に教えていただけると幸いです。

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