DO-Sのパーマ剤を使用しよう!液体還元剤編

DO-Sの薬剤を使用したい

このブログ「場末のパーマ屋の美容師日記」では

理美容師さんが使用する パーマ、

縮毛矯正、ヘアカラーの薬剤を

オリジナルで開発して 製造販売しています。

 

前回までの記事

DO-Sの薬剤を使用してみたい!

DO-Sの薬剤を使用してみたい!
DO-Sでは すっぴん髪シャンプーの DO-S、キアラーレ、ハナヘナシリーズや 各種ヘアケア商品だけでなく 理美容師さん用のパーマ、縮毛矯正剤、 リタッチ専用ヘアカラー剤などの薬剤も 製造販売しています。 今回はそんな ...

 

DO-Sのパーマ、縮毛矯正、ヘアカラー剤の特徴?

DO-Sのパーマ、縮毛矯正、ヘアカラー剤の特徴?
このブログ「場末のパーマ屋の美容師日記」では すっぴん髪(素髪)になれる DO-Sシャンプー、DO-Sトリートメントから 各種ヘアケア商品だけじゃなく 理美容師さんが使用する パーマ液 縮毛矯正剤、ヘアカラー剤なども 自社で...

 

こいつの続きをいくんだけどね・・・

じつは これ どこからどういう風に書いていったらいいか すんごく悩むんだよね・・・

 

たとえば まずはパーマから書こうと思ったんだけど

前回の記事にもあったけど DO-Sのパーマの特徴

 

☆軽くて しっかりとした

カール、ウェーブがでます!

 

☆その髪質、ダメージなりに

最大限 持ち(持続性)のよい

パーマになります!

 

☆美容師が 計算しやすく

コントロールしやすい薬剤です!

 

 

これらの特徴がどうしてそうなるのか? いちいち説明や立証していくと とても長い話になるし 人によっては難しすぎて理解できない場合もあるだろう。。。

できるだけ簡単に しかも確実に違いがわかるようなパーマができるように そして 最終的にはマニュアル化すらできるようになりたい!

そこで 薬剤的な知識と 施術のやりかたの知識の両面から できるだけ簡単にわかるように書いていくことにするね♪

 

DO-S式の薬剤は 卓上の理論だけで出来た薬剤ではない! 実際の美容室での現場で生まれてきた薬剤なんだ!

できたら、実際に薬剤を試しながら 今までの薬剤との違いを感じてもらえれば良いと思う。

 

 

ぢ〜ぢの孫 アサヒ君で〜す♪
1日1回 クリックをお願いします

にほんブログ村

 

 

 

まずは 実際の薬剤の種類から説明していこう

 

 

 

DO-Sでは コールドパーマ、エアウェープや ロッドを巻いてかから1剤を塗布する工程のデジタルパーマなどに使用できる 液体(リキッド)タイプの還元剤と

ロッドを巻く前に還元する デジタルパーマやコテパーマ等に使用できる クリームorジェルタイプの還元剤の2種類があるんだけど・・・

 

今日は 液体タイプの1剤の説明だね。

 

DO-Sでは GMTなどの特殊なモノ以外では

チオグリコール酸のみの1剤と

システアミンとチオグリコール酸の

ミックスの1剤の 2種類を製作している。

 

 

まず 定番のチオグリコール酸の1剤は

 

◎DO-S チオローション9.2(ハードタイプ)
チオ濃度6% 、pH9.2、アルカリ度6.7ml

◎DO-S チオローション8.5(ミディアムタイプ)
チオ濃度6% 、pH8.5、アルカリ度3.7ml

◎DO-S チオローション7.4(ソフトタイプ)
チオ濃度6% 、pH7.4、アルカリ度1.6ml

 

 

そして システアミンベースの
DO-SカールLシリーズは・・・

まず 前処理剤として使えるタイプの

◎DO-S カールL5
チオ濃度2% 、pH5

 

そして システアミン4%、チオ2%タイプの

◎DO-S カールL9(ハードタイプ)
システアミン4%、チオ2% 、pH9、アルカリ度7ml

◎DO-S カールL8(ミディアムタイプ)
システアミン4%、チオ2% 、pH8.3、アルカリ度2.7ml

◎DO-S カールL7(ソフトタイプ)
システアミン4%、チオ2% 、pH7.3、アルカリ度0.3ml

 

DO-S カールL5だけは 前処理剤としての使用がほとんどなんで ちょいと別物として考えて欲しいんだけど

DO-Sのパーマ液シリーズは簡単にいうと・・・

 

ベーシックなチオグリコール酸のみを使用した チオローションシリーズ

システアミン4%とチオ2%のハイブリッドタイプの カールLシリーズがあり

それぞれに 薬剤の強さが ハード(H)、ミディアム(M)、ソフト(S)の3種類にわかれている。

 

 

 

んで このハード(H)、ミディアム(M)、ソフト(S)の分け方がかなり独特なんだね・・・

多くのパーマ液を作るメーカーでも だいたいハード、ミディアム、ソフトの3種類ぐらいは作ってる場合が多いけど DO-Sのようにチオやシステアミンの濃度は同じで pHを変えて強さ調整をしてるトコは珍しいんだね。

多くのメーカーは もっとpHの変化は少なくって チオやシステアミンの濃度を変えて強さを調整していたり、
pHもチオやシステアミンの濃度もほとんど変えてなくって かかりを妨害するようなトリートメントなどの成分を多く配合して かかりを弱くしたりの調整をしてるんだね♪

ここらの強さの設定の違いで DO-Sが何が違うかというと

まず 余分なトリートメント成分などを配合していないので かかりの計算がしやすいのと 2剤の時にこの1剤のトリートメント成分がSS再結合の邪魔をする事がないのでパーマの持ちが悪くなりにくい!

あと、還元剤の量を少なくしないのでかかりが悪い時など 水洗等で還元剤を流すことで追加で還元ができるなど(従来のクリープ理論ね)美容師さんがコントロールしやすいのと カールL7などは中性タイプのわりにパーマのかかりが良かったりする。

 

ま ここらの専門的な

お話になると 難しくなるので今回は

美容師がコントロールしやすい!

この程度に思ってくれたら良い。。。

詳しくは また今度の機会に詳しく説明するね。

 

 

んで DO-Sのチオローションシリーズと
カールLシリーズをどう使い分けるのか???

 

これは チオグリコール酸とシステアミンという還元剤の違いに関係してくる。

 

まず チオグリコール酸だけの チオローションシリーズだと・・・
こりゃ 昭和の時代から パーマの主流である還元剤のチオグリコール酸だからね! たぶん全ての美容師さんがパーマ液はこれって思ってるはずだ。

DO-Sのチオローションも たぶん みんなが思ってる通りの かかりをするパーマ液だと思ってくれたらいい。

 

 

そこで この二つのパーマ1剤がどんな髪型に向いてるとか どんな特徴があるのか 簡単に説明しとこう!

 

◎DO-S チオローション シリーズ

柔らかいカール、ウェーブが出やすいので ブロースタイリングするスタイルに向いている。

昔ながらのチオなので万人受けしやすく 美容師さんなら 誰でも すぐにでも 使用できる。

 

◎DO-S カールL シリーズ

プリンってしたしっかり目のカール、ウェーブが出やすいので 自然乾燥するスタイルに向いている

デジタルパーマやエアウェーブなど 濡れてる時と乾いた時のウェーブ誤差の少ないパーマに向いている。

チオと比べるとpHが低くても比較的かかりやすいので カラー毛やダメージ毛でも使いやすい傾向にある。

独特の臭いがあり 髪質によっては残留しやすく使いにくい場合もある。

 

 

 

 

DO-S チオローション シリーズは

ベーシックな コールドパーマや

昔ながらの ブロースタイルとか

あまりダメージしてない髪に向いてる。

 

DO-S カールL シリーズは

デジタルパーマ、エアウェーブや

ナチュラルドライで作る髪型や

ヘアカラー等でダメージしてる髪に

パーマをする場合に向いている。

 

 

 

基本的には こん感じで使用すると良いよ♪

 

 

 

美容室のパーマに最適な還元剤とは?
理美容室で行われている パーマ 中間水洗で還元剤(イオン化されてない)は そう簡単には 流れませんよ・・・ この 一言から 全てを 考え直さなければいけなくなった。 今まで 常識だとされていた事が 変化しなくちゃ 前に進めない...
パーマに最適な還元剤とは?(理美容師限定記事)
パーマに最適な還元剤とは?(理美容師限定記事) この記事の続きね ↓ 美容室のパーマに最適な還元剤とは? システアミンは チオグリコール酸と比較すると パーマの持ちが 若干悪い。。。 ちょいと理美容師限定記事なんで 少し...

 

 

コメント

  1. 加藤 より:

    いつも拝見させていただいて、勉強させていただいています。

    初めて質問させていただきます。

    矯正の場合
    普通毛 バージン毛 PH8.6
    普通毛 カラー毛で PH8.3

    大体こういう感じだと思うのですが、

    コールドパーマの場合も同じ様な考えでよろしいでしょうか?

    当方はLシリーズを使用させていただいておりました。

    お忙しいと思いますが

    ご返信の程よろしくお願いいたします。

  2. アキコ より:

    ぢ~ぢさん、こんばんは。

    DO-Sコントロールスプレーワックス購入しました!

    最近ブローも億劫になっていて、ぐちゃぐちゃな髪で出掛けたり・・・してました。

    でもこれじゃいかんと思い、髪をよーく濡らして、タオルドライ、そして髪を乾かしブロー。
    その後にスプレーワックスをシューとしてみたら、スゴく良い!!

    馴染むってこういうことなんだ~って思いました。
    自分の髪の適量が分からなくて恐る恐るスプレーにしたんですが、良い感じになってくれました(^^)

    嬉しい♪

    ベタベタすることもなく、ボワボワ広がらず落ち着いています♪

    香りも強くなくて、香水とも喧嘩しなさそうです!

    質問なのですが、今は重めのボブにしていますが、動きのあるボブにしたいなぁと思っています。

    あと、長さを短くしようかなとも思っています。
    美容師さんに相談しますが、パーマもゆる~くかけた方がいいのかな?って感じの髪型なんです。

    とにかくスタイリング剤に疎くて、動きのあるボブでもスプレーワックスで良い感じにスタイリングできるのかな?と思い質問しました。

    4月の終わりに美容室行ったきりなので、髪も長くなったし、もっさりした感じになってきたので美容室に行きたいんです。

    コロナは気になりますが・・・。

    動きのある感じの髪型で、もしかしたらゆる~くパーマもっていう髪型の場合のスプレーワックスの使い方教えていただきたいです。
    よろしくお願いいたします。

タイトルとURLをコピーしました