デトックスのために天然ヘナをしてたらゴワゴワ、ガシガシの硬い髪になってしまいました(原因と解決策)

ハナ ヘナ

天然ヘナやインディゴによる白髪染めで髪が硬くゴワつく大きな原因は、「体内デトックス」を目的とした長時間の放置と、毛先までの頻繁な全体染めによる成分の過充満です。

まずは、読者の方から届いた実際のご相談を紹介します。

【読者さんからのご質問】

はじめまして。1年ほど前から「デトックス効果がある」と聞いて、ハナヘナのハーバルブラウンで染めています。

私は白髪がチラホラある程度なので染まり具合は気にしていないのですが、ここ半年ほどシャンプー後に櫛も通らないくらい、髪がギシギシ・ゴワゴワで硬くなってしまいました。

  • 髪質: 猫っ毛、軽い癖毛(パーマ・縮毛矯正履歴なし)
  • 染め方: 2〜3週間おきに全体にたっぷり塗布し、毎回3〜4時間放置
  • ホームケア: 2ヶ月前からハナヘナシャンプーとハナヘナオイルを使用中

ケアを変えてもゴワつきが改善されません。ハナヘナでデトックスするためには、このゴワゴワは我慢するしかないのでしょうか?改善方法があれば教えていただきたいです。

 

天然ヘナに体内デトックス・肝臓の解毒効果はあるのか?

結論から言えば、「ヘナで身体や肝臓の毒素をデトックスできる」という話は、科学的・医学的な根拠が一切ない完全な誤解です。

植物染料であるヘナの主成分が頭皮の角質層をすり抜け、毛細血管に入って内臓の毒素を排出することは人体の構造上あり得ません。ヘナを3〜4時間放置しようが、寝ヘナをしようが、体内毒素のデトックス効果はゼロです。

 

ヘナ・インディゴでゴワゴワ・ガシガシに硬くなるメカニズム

ヘナのオレンジ色素「ローソン」は、髪の主成分であるケラチンタンパク質に絡みついて定着する性質を持ちます。この現象自体は髪のハリやコシに繋がるメリットですが、過剰になると「やりすぎヘナ」というトラブルを引き起こします。

内部の過充満

2〜3週間おきに毎回毛先まで全体塗布を繰り返すと、髪の内部の空洞がヘナやインディゴで限界まで埋まり、トリートメント成分すら浸透する隙間がなくなります。

ローソンの過剰な引き締め(収斂)

髪の表面や内部にくっつきすぎたヘナ成分同士が引っ掛かり、クシ通りや指通りが著しく悪化してガシガシとした硬さが出ます。

猫っ毛・細毛特有の硬化

元の髪が細く柔らかい方ほど、成分が過剰に詰まったときの「髪の硬さ・ゴワつき」のギャップを強烈に感じやすくなります。

 

ゴワゴワ髪を防ぐ正しいヘナ染め・ヘアケアの基準

項目 正しいヘナ染めのやり方 避けるべきNG行動
塗布範囲 伸びてきた根元のみのリタッチ塗布 毎回毛先までたっぷり全体塗り
放置時間 1時間で十分染まる 3~4時間の長時間放置・寝ヘナ
染毛頻度 白髪が気になる根元を月1~2回 全体染めを月2~3回以上
日々のケア すっぴん髪に戻す洗顔発想のシャンプー 重いオイルや被膜トリートメントの重ね塗り

 

ゴワゴワ・ギシギシになった髪を元に戻す3つのステップ

すでにヘナのやりすぎで硬くなってしまった髪を柔らかい手触りに戻すには、オイルなどを付け足すのではなく「余分なヘナ成分を落とす引き算のケア」が必須です。

  • 毛先へのヘナ塗布をストップする: 次回からのヘナ染めは、新しく生えてきた根元の白髪部分(リタッチ)だけに限定します。セルフ塗布が難しい場合はサロンで根元塗布を依頼してください。
  • DO-Sシャンプー&トリートメントでしっかり洗う: 髪に余分な被膜を張らず、毛髪表面や内部に過剰に付着した余分なヘナ成分をすっきり洗い落とせるヘアケアへ切り替えます。
  • オイルの過剰使用を控える: 細毛や猫っ毛の方が重いオイルを重ねると、油分とヘナの硬さが混ざってベタつきとゴワつきが悪化します。まずは素髪の状態へリセットすることを最優先にします。

天然ヘナは適切な時間・頻度を守り、根元のリタッチを中心に付き合うことで、髪のハリやコシを自然に保ちながら美しい白髪染めを行えます。現在使用中のヘナの放置時間や塗布頻度を見直し、根本的なヘアケア方針を整えていきましょう。

 

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執筆者プロフィール:森下 秀彦(どS美容師)
美容メーカーでの薬剤研究やサロン経営を経て、全国のプロの理美容師を対象にパーマ・縮毛矯正・ヘアダメージ論のセミナー講師を務める毛髪専門家。群馬大学元教授との共同研究や特許成分の実用化など、科学的根拠に基づいた革新的な薬剤・技術プロセスの開発に長年携わってきました。
[筆者のより詳しい「研究実績・専門経歴」はこちら]

 

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コメント

  1. aaa より:

    ぢーぢさんこんばんは。
    do-s歴初期からの愛用での10年以上で何度も質問しご回答頂いている者です。

    7年ほど前に寝ヘナのやり過ぎでヘナショックを起こした事があってから、ぢーぢさんにもご忠告を受けたため、
    寝ヘナはやめ、月一熟ヘナW染めに留めています。

    ですが、歳を重ねて白髪が目立つ様になって来て、月一では白髪が目立ち気になっています。

    故にどうしてもキャップを被らない出かける予定がある時はインディゴだけを気になる根本に塗布していますが、やはりW染めではないので持ちが悪い印象もありますし、とにかくその時間的余裕がない時も多々あります。

    最近CMで、藤本美貴さんがやっているブローネのリタッチマジックなのですが、
    5日持つという事でコーティングの懸念や、
    初日はまだ良くても、シャンプー後数日バリバリになるとのコメントが9割でした。

    そこで質問です。
    ①なぜバリバリになるのか?
    ②髪への負担
    ③長期的に使い続けた場合考えられる懸念点
    ④コーティングはdo-sで落ちそう?故に5daysは持たなそう?

    上記いかがでしょうか?

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