ストレートアイロンに気化熱は関係なし!

どS美容師に質問

今から12〜3年前ぐらいかな〜
とある 美容薬剤メーカーの
知り合いの方から 相談があった・・・

韓国でアイロン式の縮毛矯正剤の販売を
始めたんですけど、韓国の美容師さんが
縮毛矯正しても うまくストレートにならない
らしいんです・・・
ちょっと相談に乗ってもらえませんか?

 

んで 話を聞いてみると・・・
根本付近だけ綺麗なストレートになって
中間〜毛先の癖がだんだん伸びないって事。。。

色々 状況を聞いていたら 薬剤には問題なし
ほぼ アイロンに原因があるって感じだね。

 

髪質に対してスライスが厚すぎるとか
アイロンスルーのスピードが速すぎる
とかの問題にプラスして・・・

ストレートアイロンが 安モンじゃないの!?

 

ストレートアイロンをあてても
髪の毛は 室温ぐらいだから
アイロンスルーすると温度は下がるんだ|

 

ここで 安モンのアイロンだとスルー中に温度が
下がっても 温度上昇に時間がかかってしまうので

髪に加わる温度が 毛先にいくと下がってしまう

 

極端にいうとこんな感じ

だから 根本付近はちゃんと加温されるので
癖が伸びるけど だんだん温度が下がるので
癖の伸びが悪くなってしまうんだよね〜

 

んで ぢ〜ぢの回答は・・・

 

スライスは薄め

アイロンスルーのスピードはゆっくり

そんで・・・

 

アドストのアイロンでも勧めてみたら?

 

これで無事 解決したらしいです(笑)

 

 

 

ぢ〜ぢの愛孫 ひまりちゃんです!
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んで オイル抜き縮毛矯正について

読者の方からこんなコメントを頂いた

・・・・・・・・・・

ぢーぢさんこんばんは。

記事に取り上げてもらいまして、
ありがとうございます。

 

>沸点が低いシリコーンオイルがついてるので
一度目の アイロンスルー時に
毛髪の温度があがらないのです!?

先ほど上記について毛束にて実験、確認してみました。
シクロペンタシロキサンをつけた毛束と、
つけていない毛束のアイロン直後の毛髪温度ですが
170度のアイロンでアイロンスルーを
1スルー後の体感ですが・・・・

両方ともに、とても熱かったです。
火傷するかと思いました。

 

シクロペンタシロキサン単体であれば
沸点以上の温度にはならないでしょうが、
毛髪についた状態ですものね。

ただシクロペンタシロキサンをつけた方の
毛束は温度の低下が早く感じました。
体感なのでたしかではありませんが、沸点の低い
シクロペンタシロキサンが急激に気化するため
熱をうばっているという事でしょうか。

 

早めのアイロンスルー速度の場合、
熱の重なりが少なくなるという意味合いであれば、
2スルー目の温度上昇は抑えられるということでしょうか。

お忙しいところ恐縮ですが、
またご意見うかがえましたらと思います。

・・・・・・・・・・

 

ふむふむ・・・

 

シリコーンオイルの沸点がどうたらとか
アイロン温度が上がらないとか なんとか
結構 ごちゃごちゃで 勘違いが
勘違いを呼んでるみたいだね・・・(汗)

 

そもそもなんだけど・・・

以前の記事で書いてた

オイル抜きアイロンでの縮毛矯正の仕組み

 

アイロン行程の時に シクロペンタシロキサン
という沸点の低い(60度くらい)揮発性の
シリコーンオイルを付けてからアイロン加温する縮毛矯正。

 

沸点が低いシリコーンオイルがついてるので

一度目の アイロンスルー時に

毛髪の温度があがらないのです!?

 

縮毛矯正施術は アイロン行程で

毛髪から 水分を抜かなければなりません。

 

ですが 毛髪が高温になりすぎますと
ダメージが強くで過ぎる場合があります。

毛髪に沸点が低いオイルがついた状態の
アイロン施術を行うと熱ダメージが抑えられ、
仕上がりが自然になります。

 

100℃で蒸発する 水抜きの代わりに
60℃で蒸発する オイル抜きすることで
加熱によるヘアダメージが少なく
ナチュラルな矯正が可能になるんです。 

 

この文章は オイル抜きアイロン技法のことを
書いてるサイトに記述してあったんだけどね・・・

そもそも この記述自体に 間違いや
勘違いが多いのが 問題なんだよね。。。

 

まず 最初の間違いは

シクロペンタシロキサンという
沸点の低い(60度くらい)揮発性の

シリコーンオイル・・・

 

これね・・・ えっとね・・・

 

シクロペンタシロキサンの沸点は

約 210℃ なんだよね(笑)

 

 

どっから 沸点が60℃などと
思ったのだろうか?

 

ま たぶん・・・

このシリコーンオイルは
揮発性がすごくて 体温程度でも
揮発してしまうからだろうね(汗)

 

そう シクロペンタシロキサンは
肌につけたぐらいでも
すぐに 揮発 してしまうから

さっぱりとした感じに仕上がるので
下地化粧品や 日焼け止めクリーム
なんかに使用されてるんだよね♪

 

あと この揮発するってのが
結構 クセもんでね・・・

すぐに蒸発してなくなるのが
髪や肌に浸透してる!!!
って勘違いしやすいんだよね〜

蒸発して無くなってるだけなのに
浸透してると思い込んじゃうんだね(笑)

 

 

 

多分だけどね・・・

 

オイル抜きアイロンを考えた人は

どうやら 揮発性と 沸点を

混同しちゃったみたいだね?(笑)

 

※ 君じゃないからね・・・

 

 

>シクロペンタシロキサン単体であれば
沸点以上の温度にはならないでしょうが、
毛髪についた状態ですものね。

ただシクロペンタシロキサンをつけた方の
毛束は温度の低下が早く感じました。
体感なのでたしかではありませんが、沸点の低い
シクロペンタシロキサンが急激に気化するため
熱をうばっているという事でしょうか。

 

君が ここで言いたいのは

気化熱(蒸発熱)の事だよね???

 

気化熱(蒸発熱)とは
液体の物質が 気体になるときに
周囲から吸収する熱のこと。

子どもの時、お風呂あがりに
「はやく体拭かないと風邪引くよ。」と
言われた経験ないっすか?

確かに風呂上がりに濡れたままでいると、
どんどん体が冷えていきますよね〜

これは 体についたお水が蒸発するときに
周りの熱を吸収しちゃうからなんです!

これが 気化熱 ね♪

 

んで この気化熱なんだけど
風呂上がりで 皮膚についた
水分の気化熱で皮膚が少し
冷たくなるぐらいならわかるけど・・・

 

シクロペンタシロキサンの

気化熱(蒸発熱)程度で

高温のストレートアイロンの

毛髪温度を下げる事は

 

絶対に 不可能です!

 

 

もしも 気化熱だの 揮発とかで
ほんの一瞬 1〜2℃落ちたぐらいでは
何も変化しませんからね〜(笑)

 

水抜きアイロンで100℃が沸点の
水の気化熱であっても アイロン加熱の
毛髪温度は ほぼ落ちませんからね!

 

 

だから・・・

 

>先ほど上記について毛束にて実験、確認してみました。
シクロペンタシロキサンをつけた毛束と、
つけていない毛束のアイロン直後の毛髪温度ですが
170度のアイロンでアイロンスルーを
1スルー後の体感ですが・・・・

両方ともに、とても熱かったです。
火傷するかと思いました。

 

当然の結果です♪

 

シクロペンタシロキサンをつけたぐらいで

アイロンでの毛髪温度は 変わりません!

 

 

 

>ただシクロペンタシロキサンをつけた方の
毛束は温度の低下が早く感じました。

 

勘違い だね♪(笑)

 

 

 

結局ね 前回の記事で書いたけど・・・

 

オイル抜きアイロン技法

シクロペンタシロキサンっていう

シリコーンオイルを塗布してっていうのは

 

縮毛矯正でいえば 処理剤と同じで

薬剤反応や 物理的パワーには

 

一切関係ないからね(笑)

 

 

そう・・・

 

シクロペンタシロキサンは

縮毛矯正には 無関係 ね♪

 

 

 

温度の低いアイロンしたいなら

アイロンの温度設定ですれば

良いだけだからね(笑)

 

 

 

もうちょい アイロンのお話を続けよう・・・

 

コメント

  1. いな より:

    こんにちは 初コメ失礼致します
    レプロナイザー、ダイソンドライヤー、復元ドライヤー、リファドライヤー等の高級ドライヤーについてどう思われますか?
    それほど違いがあるのでしょうか?

  2. ゆきちゃん より:

    はじめまして。

    Do-sシャントリデビューして2週間ほど経ちました。
    シャンプーは基本2回目でもこもこに泡立つようになり、トリートメントSPは2プッシュ毛先中心につけて、少しぬめっとするところまで流しています。
    タオルドライ後、ほんの少しトリートメントSPを毛先になじませ、ヘアミストSPも全体にかけてドライヤーで乾かしています。
    パサパサではないのですが、なんとな~くうるおいが足りないような気がして気になっていたDo-sオイルを購入し、最後の最後(ストレートアイロン使用後)に1プッシュ使ってみたところ自分好みの仕上がりになりました!

    そこで一つお聞きしたいのですが、じ~じさんのブログでDo-sオイルをドライヤーの前に使わないように書いてあったと思うのですがなぜなのでしょうか?(答えを見落としていたらすみません…)
    濡れた髪にオイルをつけて乾かすと熱によるダメージから髪を守る…という商品が多く、Do-sシャントリに出会うまでは私もそのような使い方をしていました。

    あと、Do-s商品を扱っている美容師さんのブログに、ハイダメージの方はトリートメントSPにオイルを混ぜて塗布してからドライする方法が書いてあったのですが、この使い方は大丈夫でしょうか?

    既出でしたら申し訳ありません…。

  3. ヤマツミ より:

    ぢーぢさんこんにちは。
    ご意見、ブログに取り上げてもらいましてありがとうございます。

    まさかの沸点210度ですか!!
    私も調べました所、ウィキに書いてました・・・
    一瞬、鍋で煮てみようと考えました。思いとどまり良かったです(笑)

    気化熱も関係ないですか・・たしかにアイロンのような高温のものの温度を下げるには水分が凍結するほどの気化熱が必要な気がします。

    告白いたしますと、私もオイル抜き矯正を始めた当初は沸点が低いから毛髪が高温にならないと思っておりましたし、毛髪から水分を抜く事も重要と考えておりました。過去書いた自身のブログにもそういう記述がありました。ぢーぢさんのブログに書いている。沸点が低いシリコーンオイルがついてるので一度目のアイロンスルー時に~という言い回しも書いておりました。お恥ずかしい限りでございます。修正、削除いたします。
    オイル抜き矯正施術を重ねるごとに、スルー時に毛髪温度が高くなっておりますし、ならば水分を抜く事も関係ないのでは?と考えを改めていった次第です。
    ではシクロペンタシロキサンをつける事でどの様な効果が?気化熱?仕上がりが柔らかく感じるのはなぜ?と最近は考えておりました。処理剤としての効果しかないとは・・・・処理剤嫌いの私としては何とも言えない感じです(笑)

    ご意見本当にありがとうございました。また気になる事があればコメントさせて頂きましたらと思います。

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