最適なパーマ技法と薬剤とは? その1

DO-S的 パーマ解体新書

パーマ理論での反応を考えると
チオグリコール酸とシステアミンでは
ミックスジスルフィドの構造も違うし

リバースアクションさせやすくするのに
使用する 成分も全く違うもの・・・

そして 還元剤を追加した方がいいのか
しなくてもいいのかは
パーマ技法によって変わってくる

 

前回の記事

システアミンとリバースアクション

 

こいつの続きだね。。。

 

 

 

ぢ〜ぢの孫 キィちゃん と ヒマリちゃん
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システアミンとチオグリコール酸は
現在 主流とされる2つの還元剤だ。

この還元剤は 化学反応も違えば
リバースアクションも変わってくる。

そして

ミックスジスルフィド問題と
パーマのウェーブ特性の問題・・・

 

ちょいと 今回は DO-S的に
現場での施術で すぐ応用できるように
こいつらを分析していこう。

 

 

まず 還元剤は どちらにせよ

バックリアクションをさせる酸化法と
オキシを使用した ドッカン酸化法を比較すると

 

デジタルパーマや エアウェーブで

ドッカン酸化しないで バックリアクションさせると

髪が完全に濡れた状態で 酸化反応を起こすので

 

パーマの特性(ウェーブギャップ)は

コールドパーマと同じになる

 

これを しっかりと理解しとくといい。

 

 

 

だから パーマの酸化法での 質感の特性 はこうなるんだね。。。

 

☆バックリアクションを利用した ブロムでの酸化は

濡れてる時と乾いた時の ウェーブ誤差があるパーマ

 

☆乾燥した状態でオキシ使用の ドッカン酸化の場合は

濡れてる時と乾いた時の ウェーブ誤差が少ないパーマ

 

バックリアクションを利用した方が
ミックスジスルフィドが少なくなるので
ヘアダメージ的には有利なんだが

残念ながら ウェーブ誤差は
バックリアクションを起こすと
その時点で髪がウェットになってしまうので
コールドパーマ並みになってしまう

昔 乾燥までさせない デジタルクリープパーマや
低温デジタルパーマを めんどくさい工程の
単なるコールドパーマって言ってたのと同じね。

 

パーマの持ちに関しては
ドッカン酸化でも問題はないレベルだが
ダメージ的には ミックスが残りやすいという欠点もある。

 

ま 色々と試行錯誤しているんだが
現在は 両方をかなえるのは難しいんだね。

 

 

だから 今の場末のぢ〜ぢの考えでは

 

ドライ系パーマ(デジタル・エアウェーブ)は

オキシ使用の どっかん酸化

 

コールド系のパーマでは

リバースアクションを利用したブロム酸化

 

これが ベストだと考えている。

 

 

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目の前のお客さんに最適なパーマ技法を考える

 

モノ より コト が大切!

これは場末のぢ〜ぢの不滅のポリシー
パーマ技法を考える場合もこいつは普遍・・・

 

まず最初に考えるのは
目の前のお客さんを どのパーマ技法で行うか?

 

そいつは お客さんの希望の髪型であったり
担当美容師の欲しい質感のパーマであったりだね。

どのパーマ技法が その人がスタイリングしやすいのか?
扱いやすくて ヘアスタイルの再現性に優れているのか?

 

ここで まず最初に

ドライとウェットでの誤差の少ない デジタルやエアーか
ウェーブ誤差がある コールドパーマ系かを考える。

 

ブロースタイリングする髪型なら迷わずコールド系にするし
ウェーブやカールをそのまま生かすならデジかエアー系だね。

 

 

コールド系のパーマが適している場合は
後で記述するが ひとつの注意点だけでOKなんだが・・・

 

 

 

デジタルパーマやエアウェーブの場合は

 

そのお客さんの 髪質やヘアダメージ具合で

ドライとウェットの誤差の少ないパーマが

効果的に施術可能かどうかを考える。

 

 

この判断が 理美容師のパーマで大切なとこで

 

軟毛、細い毛、ネコ毛などの髪質や
ハイトーンで染めてたり ハイダメージ毛などでは
そもそも ウェーブギャップが少ないパーマを希望して
そいつを施術しても 効果が出にくい場合も多くある。

 

逆に 軽いクセ毛がある普通毛〜硬毛なら
コールド系の普通のパーマでも 十分に
ウェーブギャップは少なかったりする。

 

 

目の前のお客さんの髪の状態と

希望のヘアスタイルや再現性などを

よく キャッチボール(会話)して

 

ドライ系パーマ か

コールド系パーマ か

どちらが適切かを選択するんだ!

 

 

ドッカン酸化か リバースアクション酸化かは
このパーマ技法によって 自動的に決まるんだね。

 

こうして まず コト

どんな パーマ技法で行うかを決定するんだ。

 

 

そしたら お次は モノ

そ〜 還元剤を考えていくのだ。

 

 

続く・・・

 

 

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コメント

  1. バン より:

    緊急です。縮毛矯正gupで頭頂部全体に根元折れしています。
    10年通っていた個人美容院で、1剤を全体塗布後に50分置いて、2剤は後ろに向けてコーム付け10.5分位置いてました。
    当日、やたら根元からぴったりしたストレートになり後頭部のつむじがカツツと根元が折れていました。その位ならと数日過ごしていましたが、1週間位から頭頂部全体が根元が張り付いてジョリジョリしてきました。
    その事を店長に伝えるが「見ないとわからない、それは本人は心配ですよね」と、その週にみてもらいましたが、コームでチョロッと見て「これは縮毛かけたら当たり前ですよ、気になるのなら引っ張りながらドライヤーを当てその後冷風をすればいい。チョコレートと同じ原理ですよ」と言われました。
    その次の夜もやはりジョリジョリが増して、日に日に。どうしても気になるしアイロンを仕事の昼休みに帰ってやる始末ですと伝えましたが「気になってしょうがないんですね、ならうちで持ち運び用のアイロン取り置きしましょうか?」と言われ、私はこれは根元折れですと伝えても対応してくれませんでした。他に相談に行くようですと次の日に泣いて伝えると「私じゃないと切れてしまいますよ、この薬はうちともう一店舗しか使ってないから、他じゃ無理だよどうなってもしらないよ、私がやりますよ↘」と言われ、その日に(2週間半後)根元だけ1剤40分2剤10.5分で施術してもらいました。「こないだよりはふわっと仕上りましたよ、ほら」と言われましたが、私は心の中ではあまり変わらないようなピッタリした根元からのストレートだなと、不安に思いました。
    それから4日位から、戻ってしまったのか根元がまたジョリジョリしてきました。店長には伝えましたが、様子みようということになりましたが、その3.4日後に「やはり同じです、頭頂部全体がマジックテープのようにジョリジョリしてこめかみは酷くなってます。どうにかならないのでしょうか?」と伝えると「あなたの髪の癖か元々そうなんですよ」と言われました。

    10年通って私の髪質を言われ、髪質自体は後頭部にうねりが強く、そこの美容院でまともに伸びたことはあまりなくその他の部分は伸びます。伸びないことで一度も直して欲しいと言ったことはありません。私は20年矯正かけてきましたが、一度も根元がこんな折れた経験ないです。

    今後どうして行けばいいのか、私の頭上でジョリジョリして、切れてしまうのかと憂鬱で時を刻む1ヶ月を過ごしています。信頼していた店長にもそんな言われ方されましたし…ごめんね直していくからと対応してくれてたら…例え根折れがよくならなくてもそこに通っているのだろうにな…と思います。

    どSさんのブログ経由で、今日、違う美容師さんに見てもらいましたが「完全に美容師側の責任です根折れです。その対応は同業者として残念です。美容師側の責任であること証言できるならしてもいい位です」と言ってくれました。その美容師さんは、どSさんのブログを推奨されていたので、不安ながらもカウンセリングに行きました。少し不安は取れましたが、他の美容師さんの意見も仰ぐつもりです。

    店長の対応に今もなお精神的なショックが拭い取れないです。家族もそこに私経由で何度か行ってます。

    今後どの施術がよいのか…このような店長さんの言われ方はどうなんでしょうか…

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